私は「喪中欠礼」ですので、地味に、
新年のごあいさつを申し上げます
です。
さて、現在の家に住み始めてから初めて、っつうか、就職以来2度目となる首都圏での年越しです。
大した予定はなく、外出は年末年始の食料買いだしと実家の近所への手土産
を買いに近所に出かけたくらいで、もっぱら家の中でなんだかんだとたまった雑用をこなしていました。
一方で、夜のお楽しみは、30日は「輝く! 日本レコード大賞」、大晦日の昨夜は「NHK 紅白歌合戦」
なんたってMISIAがTVの地上波の生放送
で歌う
ってんですから…。
紅白歌合戦の方は事前に曲順・楽曲が公表されていましたから、MISIAの登場が終盤になることは想像できましたが、レコ大の方は17:30~23:00の5時間半
という長丁場にもかかわらずまったく判らない…
Blu-rayレコーダーのHDDを整理して空き容量を十分に確保した上で両番組とも録画予約しているとはいえ、やはりリアルタイムで視聴したい
というわけでレコ大は番組開始から待機。
とはいえ、風呂はどうする? 23:00以降にするか?
いやいや、新聞のラテ欄では最初にMISIAの「民放テレビ初歌唱!」が掲げられていることからすれば、番組の始めの方にMISIAを持ってくることはないだろう
と予想して、さっさとお湯を張ってお風呂
に入りました。
そそくさと入浴を済ましてTwitterを見ると、やはりMISIAは登場していない…
と一安心だったのですが、、、、ここからが長かった…
結局、MISIAタイムが始まったのは22:30
ここまで引っ張るかぁ~ です。
もっとも、音楽番組として充実していればお目当ての登場まで待たされても、それはそれで乙なモノだったのでしょうけれど、レコ大の過去の「泣き歌いシーン」と、知らないor興味を持てないアイドルとか、ホント知らない歌手
とがブツ切り状態で延々と続くのは、ホント、時間の無駄って感じでした。
そんな中でも見どころはちょっとだけありまして、ピンク・レディーのパフォーマンスは素晴らしかった
歌声こそ劣化が見受けられてものの、全盛期
と遜色ないようなキレッキレ
のダンスは、とてもお二人が還暦を回っているとは信じられない見事なものでした。
良いものを見させていただいたって感じです。
そして待ちに待ったMISIA
バックは、いつもの★Xバンドメンバー(コーラスはギラさん)
たっぷりと時間をとってVTRでMISIAのキャリアを紹介した上で、「逢いたくていま」と「アイノカタチ」の2曲
をフルバージョンで
この夜のMISIAは、見るからに緊張していて、「逢いたくていま」の歌い出しも固い感じ… そういえばWOWOWが生中継
したTTOM @横浜アリーナのときもこんな感じだったっけ
なんて考えているうちに、いつもの声のMISIAに戻り、その深く、豊かで、美しく、優しい歌声を新国立劇場に響かせていました。
なるほど、レコ大は翌日の紅白のリハーサル(MISIAの心の準備)も兼ねていたんだ…
ところで、このレコ大、大丈夫か?
TV番組としては冗長過ぎるし、大賞の結果なんて、巷間言われているように「出来レース
」としか思えない
レコ大が長い歴史を誇る(今年が第60回)のは知っているけれど、存在意義はほとんど失われているんじゃなかろうか?
一方の紅白、今回はとりわけデキが良かったという評判のようですけれど、見事な音楽番組
になっていました。
少なくとも日本人の出演者たちにとって「紅白ブランド」は健在だし、制作にかけるNHKのハンパなさが凄い
1曲ごとにステージの造りまで変えて、まるで違う会場ではないかと思わせるところなんか、どんだけ金
をかけてるんだ
ということ以上に、楽しい音楽番組を作ろうというNHKの熱意
が感じられます。その辺り、視聴率しか眼中にないようなTBSと姿勢がまったく違う
ネットを見ていると、今回の紅白は「近来稀なほど充実して楽しい紅白だった」という反応が多いようですが、私もまったく同感
です。
いかにも「昭和」な演出もありましたけれど、これも敢えてそうしたんでしょうし、「昭和の紅白」にありがちだった応援合戦とか、南極の昭和基地からの「外は真っ白です」という電報の披露のような、今だとまったくウケるはずもないネタ
は消えています。
その代わり、歌をしっかりと聴かせつつ、箸休めとして、しっかりと仕込んだ企画コーナーを交えてメリハリをつけているのは、その両者のバランスも含めてお見事でした。
「歌」についていえば、後半(ニュース中断後)の後半は、どの出演者も素晴らしかった ある程度長い間音楽を親しんできた年代にとっては、ユーミンが紅白に出場すること自体珍しいことだし、「スタジオで歌っている」と思わせながらも2曲目からNHKホールのステージに現れるという演出には唖然(良い意味)としました。
もう一つの唖然(サプライズ)は、我らがMISIAで起こりました。
レコ大のときよりは余計な力が抜けたMISIAは、前日のバンドメンバーに久美さんと弦一徹ストリングスを加えたお馴染みメンバーをバックに、いつもの「口からCD音源以上」で「アイノカタチ」を歌ってくれました。
ここまでは想定内だったのですが、「アイノカタチ」がこれまで聴いたことのないShort Ver.
で、しかも、歌い終わったMISIAは「ありがとう」と…。
あれっ? これだけ? 「ありがとうございました」じゃないの? と思う間もなく、シンバルのリズム打ち、、、、、
更に、ダンサーのSTEZO, TAKUYA, YOSHIEがステージ上に駆け込んできて「つつみ込むように…」のイントロが始まり、そして、MISIAのホイッスル炸裂
こちらとしてはまったく予期していなかったもので、ただただ、ぎゃぁ~~
でした。
なに、このサプライズは
ほんと、「つつみ込むように・・・」の間は、息も止まるか ってな感じでTV画面を見つめていました。
この曲はもちろん、バラード以外の曲を歌うMISIAが地上波放送で流れたのは初めてじゃなかろうか?
そして、シメは、お約束のロングトーン
画面で見ていると、当然ながら途中から苦しそうな表情になるMISIAですが、音だけを聴いていると最後まで声質が一定なんですよねぇ。
そしてそして、ロングトーンの最後にフェイクを入れてエンディング。
場内から歓声が上がり、司会者・審査員(紅白の審査員ほど結果に影響を与えられない審査員はいない)もみんな大興奮
調子の良いときのライヴに比べれば「八掛け」くらいのホイッスルとロングトーンでしたけれど、初めて生MISIAを聴く人にとっては、これだって「人間離れ」と思うだろうな…
そして、当然のように、MISIAのパフォーマンスに対する反響はかなりのもので、今年の紅白の成功の一端をMISIAが担ったのは確かなようです。
たいへんにうれしいことなのですが、気がかりなのは、4月末のライヴ「MISIA平成武道館 LIFE IS GOING ON AND ON」3 days のチケット
が取れるか? ということ。
少なくとも平日の4月26日のチケットは大丈夫だとは踏んでいますが、3日間ともとれるのだろうか?
ハズレまくった去年初めの悪夢が頭をよぎります
話を紅白に戻しますと、大トリのサザンが凄かった
楽しいし、面白いし、盛り上がるし、紅組白組関係なく出演者が一緒になって今年の紅白のフィナーレを楽しむ様子は最高でした。
多くの人がツイートしていましたが、サザン、ユーミン、サブちゃんといったレジェンド
たち(MISIAも入るかな?)が、同じステージの上で歌っているなんて、なんと贅沢で至福の絵面(えづら)
だったんでしょうか
紅白が終わったらすぐに寝るつもりだった私ですが、興奮冷めやらずで、しばらくネットを徘徊していました。
こんなHappyな年越しって、そうそうあるもんじゃない と思ったのでございました。
翌年も…:2020/01/04 2019年⇒2020年もMISIAのおかげで最高の年越し