新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

東京で正倉院のお宝を拝見

2019-10-30 22:13:08 | 美術館・博物館・アート

京都日帰り旅行翌日に控えた先週土曜日(10/26)約2カ月ぶり東京国立博物館(トーハク)に出かけてきました。

お目当ては、

10月14日~11月24日に開催の御即位記念特別展「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」でした。

正倉院お宝東下するのはめったにないことですから、このチャンスを逃すまいゾ という次第です。

ところが、私がトーハクに着いた11:00頃、トーハクの入口に掲げられていたのは、

 入場までの待ち時間 20分

という掲示

そして、会場の平成館前には、私の大嫌い行列が…

11:00AMのトーハク平成館前の行列

でも、こんなシチュエーションは「想定内(特別展が一番混むのは開館から数時間)でしたので、本館総合文化展(平常展)と、ミュージアムシアターのを観た後、どこかで昼食を摂った上で、「正倉院の世界」展にチャレンジしてみようと考えました。

結論から書きますと、この作戦は大成功 でした。

総合文化展(この日は1階のみ)では、特集展示「平家納経模本の世界―益田本と大倉本―」が、とにかく「あひゃぁ~で、

しかも、翌日に拝見した京博「佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」展ともつながっていた という展で興味深かったし、ミュージアムシアターVR作品「正倉院 時を超える想い」は、

外観しか観たことのない正倉院正倉の内部に、(バーチャルながら)入ってみる体験ができて、私としましては、「正倉院の世界」展を観る前から大興奮 状態でした。

とりわけ、屋根の瓦を除けば、ほぼ完全木造正倉院正倉が、1200年余りの時を経て、戦火自然災害を乗り越えて、お宝を現在に伝えたという「偉業」に、感動しまくりでした

   

13:00過ぎに入場した「正倉院の世界」展は、相変わらず混んではいたものの、じっくりと拝見することができました

前期展示の目玉の一つ、螺鈿紫檀五絃琵琶(下の写真は撮影可だったレプリカ)はもちろんのこと、

展示されている宝物の品々素晴らしさと、こんなお宝1250年の時を超えて存在していることに打ち震えました

この展覧会で、展示されていること自体が想定外で、また、思いがけないそのお姿に、目が点になったのは、

かの有名な香木「蘭奢待(らんじゃたい)こと「黄熟香(おうじゅくこう)でした
(上の写真はWikipediaから拝借)
「蘭奢待」って、こんなにデカかっ(全長1mくらい)んだ~

「蘭奢待」は、こちらで書いたように、2ヶ月前に、尾張徳川家のお宝として、

「マイクロSDカードくらいの大きさ」の現物を拝見したばかりなものですから、「本体」大きさには唖然とするばかりでした。

こんな感じで、正倉院のお宝を拝見していると、これらは、「日本の宝」というだけでなく、「人類の宝」ではなかろうかと思ったわけで…

月並みなお恥ずかしいのですが、後期展にも行くつもりですので、そちらの探訪記では、もっとマシなことを書きたいと思っています。

コメント
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