新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

薬師寺に行ってみたくなった

2009-09-25 22:40:11 | MISIA

先日(9月20日)、NHKハイビジョンで、「薬師寺~白鳳伽藍の一年~」を再放送していました。初回放送を見逃した(放送されたことすら知らなかった)私は、しっかと録画し、翌21日にじっくりと鑑賞

090925_1_1

(右の画像は、自作のブルーレイ・ディスク用ラベルです。)

薬師寺の白鳳伽藍といえば、西塔や金堂は、4月4日の記事「法隆寺からMISIAへと話は展開する」や4月18日の記事「『木のいのち木のこころ―天・地・人』読了」でも触れた宮大工・西岡常一棟梁が腕を奮って再建したものです。

番組を観て、改めて、実際に伽藍再建の作業にあたった西岡棟梁たち宮大工の方々の奮闘や、1300年もの時を経て今も残る東塔など白鳳伽藍を建築した1300年前の工人たちの技と工夫、そして、「タレント坊主」と揶揄されながらも、白鳳伽藍の再建に奔走した薬師寺の高田好胤管長(管主)の熱意が、美しい風景や映像とも相まって、心に響きました

   

私が「法隆寺からMISIAへと話は展開する」で、THE SINGER SHOWツアーでのMISIAのMC、

お寺のような大きな建物を建てる時は、山を一つ買え、というらしい。日なたに生えていた木は陽のあたるところへ、日陰に生えていた木は陽のあたらないところに使うと、建物は長持ちする

漢字の『工』の字は、天と地を結びつける人の営みを示している

の元ネタは、西岡棟梁や弟子の小川三夫さんらの共著「木のいのち木のこころ-天・地・人」ではないか、と書いたところ、たらさんから、「MCでした話の元ネタは、『宇宙樹』という本だったと思います」というコメントをいただきました。


THE SINGER SHOW~THE TOUR OF MISIA 2005 [DVD] THE SINGER SHOW~THE TOUR OF MISIA 2005 [DVD]
価格:¥ 5,040(税込)
発売日:2005-07-07


実は、その後、MISIAの「MISIAのエンタメデイズ」を読み返したところ、最後の最後に、MISIAは「宇宙樹」について書いていました。


MISIAのエンタメデイズ MISIAのエンタメデイズ
価格:¥ 1,600(税込)
発売日:2005-07-07


ちょっと引用します。

『宇宙樹』。それは、中目黒にある本屋さん(COW BOOKS)の松浦弥太郎さんがオススメしてくれた一冊。
<中略>
自然と人間の関係は、昔はバランスがちゃんととれていたのだと思います。
例えば、木で家を建てるということにしても、「家を建てるときは山を一つ買え」という言い回しがあるけれど、それは、木をたくさん使えということではなく、陽当たりのいい場所には、太陽によくあたっている木を使い、湿気の多い場所には湿気に強い木を使い…
<中略>
人工の「工」の字は天と地を結ぶ人の営みを表すもの。
<以下略>

たらさんがご指摘くださったとおり、元ネタは竹村真一さん著の「宇宙樹」だったと、MISIA自身が書いていたんですね。この「MISIAのエンタメデイズ」、買いはしたものの、ほとんど読んでいないことが暴露されてしまいました。

で、4月に本屋で見つけながらも、「ちょと高い」と、立ち読みするだけにとどめた「宇宙樹」、きょう、衝動買いしてしまいました。「薬師寺~白鳳伽藍の一年~」を観たのが影響したようです。


宇宙樹 宇宙樹
価格:¥ 2,520(税込)
発売日:2004-06


この「宇宙樹」、明日(夕方から後楽園に向けて出撃だけど・・・)から読み始めようと思っています。ペラペラとページをめくってみた感じでは、すらすら読めそうな感じです。

う~ん、薬師寺に行きたくなったぞ


「国宝 薬師寺展」の思ひ出:09/09/26 薬師寺からルーヴルへと思いを馳せる

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ちょっと筋肉痛。そのわけは…(その2)

2009-09-24 21:37:30 | 日記・エッセイ・コラム

9月21日の「ちょっと筋肉痛。そのわけは…(その1)」のつづきがなかなか書けずにいるうち(よりコンテンポラリーな記事を優先しておりました)、筋肉痛はすっかり消えてしまいました。
そんなわけで、あの痛みを思い出しながら書きます。

   

090924_1_1_2 2004年11月から約2年半使っていたEPSON PM-G820(右の写真)、スキャナ付きの多機能プリンタの価格がこなれてきたこともあって、2007年のゴールデンウイーク明けに多機能プリンターEPSON PM-A920(下の写真)に買い替えました。お値段は30,100円(+ 配送料630円)。先代のPM-G820は、廃プリンタパッドのことも説明の上で後輩にプレゼント(例によって運賃着払いの宅配便で送付)しました。

090924_1_2 このPM-A920は重宝しました 特に、スキャナ機能、CD/DVDレーベル機能は大活躍でした。ブログを始めてからは、カメラで撮影した写真と、このスキャナで取り込んだ画像を、対象物や見え方(見せ方)に応じて使い分けています。

また、フィルム・スキャナ機能は、昔のアメリカ東海岸旅行の時にコンパクトカメラ(もちろん銀塩カメラ)で撮った大事な写真をデジタル化するのに使いました。
ネガ・フィルムはまだまだあるのですが、アメリカ東海岸旅行のネガ・フィルムをデジタル化した時に、その退色の酷さにのけぞってしまい、手が先に伸びません。ちなみに、このブログに載せた写真(たとえば9月11日の記事に使った下の写真)は、画像編集ソフトで色調を補正しています。

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そんなPM-A920でしたが、以前、このブログでも書いたように(こちら)「廃インクパッド」の影が忍び寄ってきました。

ところで、「廃インクパッド」とはどのようなものなのか、プリンタの内部を覗いてみました。すると、インクヘッドのレールの左端にそれらしきものを発見。

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試しに、この「廃インクパッド」らしきモノに、ティッシュペーパーでぺたぺたしてみますと、

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おぉ~ 何色ものインクが染みています。ディッシュペーパーについたインクは、まるでロールシャッハテストのカードのようです。

   

この廃インクパッドに残された余命がどれだけあるのか、さっぱり判りませんが、プリンターの買い替えへの気持ちがどんどん高まってきました。

買い替えにあたっての懸案は、予備として購入済みのインクカートリッジ2セットをどうするか、ということです。2セットで約10,000円もの金がかかっているのですから、小さな問題ではありません。

そこで、EPSONの(その時点の)最新機種の使用インクを調べてみました。すると、複合プリンターのEP-901AとかEP-801Aとかの使用インクは、私が在庫として抱えている「フーセン印」ではありませんか これなら、在庫のインクを使える

EPSON インクカートリッジ(6色セット) IC6CL50 EPSON インクカートリッジ(6色セット) IC6CL50
価格:¥ 5,981(税込)
発売日:2006-10-05

ますます気持ちが買い替えに傾いてきた私の背中を押したのは、EPSONの新型プリンター発表のニュース。このニュースによると、新型の発売は9月末~10月初だそうで、型落ち一歩手前の機種を買うのは、このシルバー・ウィークがチャンス

ということで、一応、現行機種と新型機種との機能の違いを調べた上で、プリンターを買いに出かけました。

自宅近くの家電量販店では、既に私の「狙い目」機種は扱われておりませんで、新型機種の予約受付を開始していましたが、大宮のビックカメラに行くと、ちゃんと売られていました。

そして、31,800円で購入しました、EPSON EP-901A

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最初に買ったMJ-800Cとは、まるっきりデザインが違います。ぱっと見たらプリンターには見えません。

上にクリアファイルを乗っけた状態で写真に撮ってしまったのでよくわかりませんが、プリンタ上部のカーブもなかなかです。

で、ようやくこの記事のタイトルにつながるわけですが、お店のレジで「お持ち帰りですか?」と聞かれ、深く考えずに「はい」と答えたのがまずかった

10kg程度なら何とかなるだろう、と手に提げて大宮駅に向かったところ、想像以上に重い
左右の手で持ち替えるたびに、手提げフックに巻かれたプチプチが、それこそプチプチと潰れていきます。

あ”~クルマで来るんだったと後悔しきりです。

最寄り駅から自宅まで、何度持ち替え、休憩したことでしょうか。そのうち、試しに、両手で抱え込むように持ってみたところ、これが一番楽でした。始めからこの持ち方にしていればよかったです。

そして、翌日、両腕が筋肉痛・・・

PM-A920を購入したときは、630円払って配送してもらったのですが、こうして考えると、630円は高くありませんです。

   

こうして悪戦苦闘の末に自宅に持ち帰って据え付けたPM-A920、とりあえず順調に稼動しています。
順調に稼動させるまでのちょっとしたできごととか、使ってみての感想など、別の機会に書きたいと思っています。

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長澤英俊展は時間が経つにつれて染みてくる

2009-09-23 20:09:32 | 美術館・博物館・アート

昨日(9/22)、ブログ(こちら)をアップした後、埼玉県立近代美術館(MOMAS)へ出かけてきました。もちろん、会期末になってしまった「長澤英俊展 オーロラの向かう所」を観るためです。

090923_2_1 長澤さんという方、恥ずかしながら、初めてお名前と作品を拝見しました。展覧会のチラシから抜き書きして紹介に代えてしまいましょう。

長澤さんは1940年、旧満州に生まれ、母の故郷の埼玉県川島町で育ち、県立川越高校⇒多摩美術大を卒業。
1966年に日本を発って、東南アジア、中近東を自転車で横断。1年後に到着したミラノに住み着き、現在もミラノを拠点に活躍中。
長澤さんの作品では、形とイメージ、時間と空間、眼に見えるものと見えないものの関係が根本から見つめ直され、それらがある時は詩的に、ある時は明解にあらわされています。

だそうです。
ただのもの好きで美術館に出かけるド素人の私なら「凄い」「楽しい」「美しい」「う~む」で済ませられるところを、プロ(学芸員や研究者、評論家など)の方々は大変ですねぇ。

それはさておき、今回の「長澤英俊展」は、川越市立美術館とMOMASの二会場に分かれて開催されています(いました)。いやいや、埼玉県川島町(長澤さんの育った街)の遠山記念館でも「NAGASAWA IN KAWAJIMA 長澤英俊展-夢うつつの庭-」が同時開催ですので、作者ゆかりの街で同時多発的に開催される壮大な展覧会だったわけです

090923_2_2 それに気づいたのは、ついさっき… 川越市立美術館でも開催されていることは、前から知っていました。でも、その意味するところに気づいたのは、この記事を書き始めてからのことでした。
気づいた時は既に遅し…。最終入場時刻(16:00)までに川越市立美術館に行くことなんて到底無理です。ましてや、遠山記念館まで足を延ばすことなんて時間を巻き戻すことができない限り不可能です。
ちゃんとMOMASのDMに眼を通しておけば良かったとつくづく反省しています。また、せっかくNHKの日曜美術館 アートシーンでも9月6日に紹介されていたというのに…(録画していたのに見もせず消去してしまっていました)。

   

そんなわけで、「MOMAS + 川越市立美術館 + 遠山記念館」で得られたであろうものと、MOMASだけ観て得られたものとは、相当な違いがあると思います。

とは言え、MOMASでの長澤英俊展を観て感じたところをメモのつもりで書き残しておくことにします。

普通、展覧会では、作品名や制作年、場合によっては画材・素材などが書かれたプレートが作品の近くに備え付けられています。が、「長澤英俊展」ではそうしたプレートはまったくなく、作品が点々と展示されているだけです。その代わり、B4のわら半紙に両面印刷された会場図面&展示ガイドが配られました。

こちらが、会場図面。

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そしてこちらが「展示ガイド」。B5サイズで3ページの分量があります。

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展示ガイドの「さわるとバランスを崩す危険な作品があります」の注意書きがいい

これぞ、生の醍醐味。ライヴ感にあふれています。

   

さすがに巨大な作品がほとんどでしたので、いつもの「家に持って帰れるとしたらどれを選ぼうか」的な楽しみ方はできませんでしたが、かなり印象に残る作品が何点かありました。

ベッドの天蓋のようなシルクの薄布に囲まれて、かすかに透けて見える物体、あれは何だ?と好奇心が刺激される「ゼノビア」、無国籍な作品群の中で唯一日本を感じさせる「詩人の家」、砂漠の中に幻想のように現れたオアシスを連想する「バグダッドの葡萄の木」、蓑虫のような角材の束の中に白い大理石の玉が息を潜める「意識の構造」なんかも良かったですが、この展覧会で私にとって一番の作品は「空の井戸」でした。

空の井戸」について、「展示ガイド」にはこう書かれています。

J. 空の井戸 POZZO NEL CIELO
2003年/木、鉛、鉄、鋼鉄製ワイヤー
独特の質感を持つ鉛のシートによって形づくられた大きな立方体が、釣り鐘のように宙づりになっています。よく見ると、部屋の四隅から伸びた角材を互い違いに井桁状に組むだけで、全ての構造が支えられているのが分かります。軽やかに宙に浮かぶこの作品には、「空の井戸」という詩的な作品名が付されています。あなたはこの井戸からどんなイメージを読み取りますか?

この「部屋の四隅から伸びた角材を互い違いに井桁状に組むだけで、全ての構造が支えられている」が、判ったような判らないような…。

で、帰宅して、すぐに試してみました。

まず、コップを用意して、爪楊枝4本で井桁を組もうとしました。ところが、爪楊枝は断面が丸いので、何とも落ち着きがなく、全然言うことを聞いてくれません。

そこで、角材に近い形状である割りばしを使って再チャレンジです。一膳の割りばしを真ん中で切断して、それぞれを分断し、手頃な大きさの器(リモコン置き場に使っている壺を利用)にセット…。

何度かのチャレンジの末、ついに完成しました~

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なんだか面白くないですか?角材(割りばし)が互いに支えて、支えられて位置を保っている…。

実際の「空の井戸」のように、この井桁に重いモノを吊せば、もっと安定しそうな感じ。

   

正直、「長澤英俊展」を観ている最中は、ちょっとイマイチの感じがありました。
ですが、帰宅して、この記事を書くためにチラシを読み直したり、「展示ガイド」を読んだりするうちに、観てきて良かったぁ~じわじわ思っています。

長澤英俊展は、今回川越市立美術館で展示されたものと併せて、以下の美術館を巡回するようです。

国立国際美術館(大阪)   10月10日~12月13日
神奈川県立近代美術館(葉山) 2010年1月9日~3月22日
長崎県美術館(もちろん長崎) 2010年7月3日~8月29日

機会があったら、是非お出かけくださいな。

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ほぉ、ヂャイアンツがセ・リーグ優勝ですか

2009-09-23 18:50:14 | 阪神タイガース

Tigers、きょう勝っただろうな、と、ネット(いつもの日刊スポーツの速報サイト)を見ると、今日は勝ったかよしよし…、っつうか、なんで横浜なんぞに2連敗するんだよですヨ、まったく…

今シーズンはかなり早い時期からあきらめて、無視に近い状態に置いていたTigersでしたが、ここにきてクライマックス・シリーズ(CS)進出の可能性が高まって、わたしもテンションが上がっています

と、久しぶりのボロネーゼソースづくり(前にも書きましたナ⇒こちら)が一段落して、スポーツ新聞のサイトを見ると、

おや、読売がセ・リーグ優勝を決めましたか。ほぉ、そういう状況とは知りませんでした。いや、ホント、冗談やネタではなく、読売がリーグ優勝に王手をかけていたことを、私、まったく知りませんでした。読売ファンの皆様、関係者の皆様、申しわけございません。m(_ _)m

でも、読売 or ドラファン以外はこんな感覚じゃないでしょうか。

ちなみに、巷間、かなり偏向しているとあらぬ非難を浴びることもあるデイリースポーツのサイトなんて、こうですよ。(23日 18:30時点のトップ画面)

090923_2a_1

読売のリーグ3連覇なんぞより、Tigersの連敗ストップの方がニュース・ヴァリューが高い

私、仮に、Tigersがリーグ戦で3位になってCSに進出し、ひょいひょいとドラと読売を撃破して日本シリーズに進出したら、、、なんて、ここ数週間、考えていました。

これは当然うれしいのですが、なんだか、小選挙区で敗れて比例区で復活当選した議員みたいで肩身が狭い気がします。

まぁ、そんなつまらない危惧は放っておいて、Tigersを応援し続ける私です。

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IE6⇒IE8

2009-09-23 06:42:17 | 日記・エッセイ・コラム

結構長い間、私のPCは、メイン/モバイルとも、「Windows(Win) XP + Internet Explorer(IE) 6」の組み合わせでした。
WIn Vistaは、世評の低さっつうか評判の悪さに加えて、かなりの頻度で使っているアプリケーションのいくつかが対応していないという大問題を抱えていますし、IE 7 もまた、(WIn XPとの相性が悪かっただけかもしれませんが)評判が芳しくなかったことが、その理由です。
ちなみに、勤務先のPCも「Win XP + IE 6」の組み合わせですし、7月に購入したモバイルPC(Panasonic Let's note R8)も、Win XPバージョンを選んだ(ダウングレード)ら、IEは6が標準でした。

ところが、ちょっと前から、YouTubeのサイトを覗くと、「IE 6での視聴に対するサポートをそのうち止める」といった内容のメッセージが表示されるようになりました。YouTubeのサイトをみるたびにこのメッセージが眼に飛び込んでくるのは、どうも気分的によろしくありません。
じゃぁ、IE 6を使うのをやめるとして、何を使う? SafariFirefoxを使ってみたこともありましたが、私の使い方からすると、いまいち使い勝手が良くない。一方のIE 8は、IE 7と違って、悪い評判を聞くことがありません。

ということで、とりあえずIE 8をインストールして使ってみることにしました。

   

使ってみますと、とりたてて可もなく不可もなくといった感じ。「タグ」の利便性を実感できていない一方で、他のアプリケーションとの干渉もなさそうです。

ただ、妙な感覚に陥る点が一つ、かなり不便な点が一つありました。

妙な感覚に陥る点は、Webで「セキュリティに保護されていない項目」を表示させる手順が、IE 6とIE 8とでまったく逆なこと。
例えば、ブログで写真をアップロードして、それを自分のPCに表示させようとするときに、IE 6もIE8 も「セキュリティ情報」を表示します。

まず、IE 6の「セキュリティ情報」がこれ。

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「保護されていない項目=アップロードした画像」を表示させるためには「はい」を選択します。


一方、IE 8の「セキュリティ情報」はこんなのです。

090923_1_2

こちらは、「保護されていない項目=アップロードした画像」を表示させるためには「いいえ」を選択するのですよ。

Microsoft内でどのような議論が行われて、どのような意図でこんな正反対の結論に至ったのでしょうかね

ま、これはそのうち慣れるでしょうけれど、私のように、仕事ではIE6 を、プライベートではIE 8を使っているユーザーにとっては、かなりうっとうしい話です

   

「かなり不便な点」というのは、これまたブログを書いていて、web上のサイトにリンクを貼ろうとした時に現れる「情報バー」の表示です。

090923_1_3

このWebサイトはスクリプト化されたウィンドウを使用して情報を依頼しています。このWebサイトを信頼している場合、ここをクリックして、スクリプト化されたウィンドウを許可してください」 ですと。

なんですか、この文章?難しいことを難しくしか説明できない、あまりデキの良くないテクニカルライターが書いたようですな(デキが良ければ、難しいことも簡単に説明できるはず)。
でも、まぁ、OCNを信頼してリンクを貼りたいわけで、この指示通り、情報バーをクリックすると、今度はこんな表示が現れます。

090923_1_4

スクリプト化されたウィンドウを一時的に許可」をクリックすると、この情報バーは消えます。消えますが、それだけ。
リンクを貼るためには、もう一回、画面上の「リンクボタン」をクリックしなければなりません。
毎回、この繰り返しです。
情報バーのヘルプ」をクリックしても、Microsoftのアプリすべてがそうであるように、ほとんど役に立たないヘルプが表示されます。

そこで「ものは試し」で、「スクリプト化されたウィンドウを使用して情報を依頼しています」をキーワードにググってみますと、、、、あっさりと回答が見つかりました。

対処方法は、

  1. Internet Explorerの「ツール]-「インターネットオプション」ダイアログの「セキュリティ」タブを開きます。
  2. 使用しているゾーン(個人でお申込みの場合は「インターネット」を選択。組織内での利用では管理者にお問い合わせください)の「レベルのカスタマイズ」ボタンをクリックします。
  3. 「スクリプト化されたウィンドウを使って情報の入力を求めることをWebサイトに許可する」で「有効にする」を選択し、「OK」ボタンをクリックします。
  4. 「OK」ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

だそうです。実際、この作業を行った後は、情報バーは出現しなくなりました。
参考にしたのは、富士通エフ・オー・エムこちらのサイトです。富士通エフ・オー・エムさん、ありがとうございました。

それにしても、Microsoftときたら、ったくもう…、です。


つづき:09/10/24 ふ~、すっきりした

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MOMASの次の企画展はロシア・アヴァンギャルド

2009-09-22 11:07:20 | 美術館・博物館・アート

加藤健一事務所からのDMと一緒に、埼玉県立近代美術館(MOMAS)からのDMも届いていました。10月10日(土)に始まる次の企画展「ロシアの夢 1917-1937」のご案内です。

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ロシア・アヴァンギャルドというのは、1910年代から1930年代にかけてロシア(とソ連)で燃え上がった芸術運動の総称です。実際のロシア革命に先行して古い伝統を打ち壊す過激(アヴァンギャルド)な芸術活動として始まって、ロシア革命を経て、スターリニズムによってその炎が消されたとか…。

私の蔵書に、「Film Posters of the Russian Avant-Garde」という大型美術本があります。ほぼB4サイズで約300ページ、そのほとんどがカラーという、かなり高価そうなイメージですが、7年前に私が古本屋で買ったときのお値段は1,800円(税抜)。

重すぎる(クッキング・スケールでは計測不能、ヘルスメーターに乗っけてみたところ、2kg弱の模様)のが災いしたのでしょうか?

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こんな本を持っていたりする割には、私、1920年代の美術って、日本のものも含めてあんまり好きじゃありません。奇をてらいすぎというか、怪奇趣味というか、退廃的というか…。それでも、怖いもの見たさで展覧会に行ったりもしますけれど…。

あ、今、MOMASで開催中の企画展「長澤英俊展 オーロラの向かう所」は明日までだ!

行ってこようかな?

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キョンキョン、いいなぁ~

2009-09-22 09:21:52 | 映画

090922_2_1 昨日、買い物から帰ってくると、郵便物がいくつか届いていまして(月曜日だったんですよね)、その中に、加藤健一カトケン)さんからの「手紙」がありました。

もちろん私信ではございませんで、次回公演「高き彼者(たかきかのもの)」のご案内DMです。

毎回、加藤健一事務所から送られてくる公演案内、「今回は遅いなぁ」と、心待ちにしていました。

といいますのも、既に先週金曜日にe+から先行予約の案内メールが届いていたのですよ。

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カトケンの前作「パパ、I LOVE YOU!」を観てきたとき(その時の記事はこちら)に配布された次回の公演予告チラシで、カトケンキョンキョンと共演することを知っていましたので、「高き彼者」を絶対に観たいと思っていたのでした。

私がカトケンの芝居を観に行くときは、ほとんどの場合、直前にチケットを取るものですから、いつも左右の端っこか後の席ばかりです(本多劇場は後の席からも見やすいのですが…)。そこで、「高き彼者」は初めてチケットを「加藤健一事務所」から直接買ってみようか、と考えていたのです。

ところが、ここで疑問 加藤健一事務所での発売(電話申し込み or 窓口販売)は一般発売と同じ10月4日(日)で、e+のプレオーダー(サービス利用料:250円)は既に販売開始済みです。どちらの方が「良い席」を確保できる可能性が高いのでしょうか? 悩むところです。
でも、なんとなくe+を利用してしまいそうな気が…。

   

先日、WOWOWでキョンキョン主演の「グーグーだって猫である」を観ました。

グーグーだって猫である ニャンダフル・ディスク付き [DVD] グーグーだって猫である ニャンダフル・ディスク付き [DVD]
価格:¥ 4,935(税込)
発売日:2009-02-06

映画自体、淡々かつ まったりした雰囲気とファンタジー的な部分がわたし的には心地良かったのですが、何よりもキョンキョンが良かったぁ~。セリフがほとんど無い中で、分別ある、ちょっと疲れた、それでいてキュートな40歳過ぎの「大人の女」っぷりが見事でした。

いい年増(としま)になったなぁ~」と、しみじみ感服いたしました。

と、そんな私のしみじみを打ち破るものに遭遇しました。電車の中で見かけた明治ミルクチョコレートのポスターが、これまたハヤァ~なんです。

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なんですか、このキョンキョンのポーズいかにもアイドル」なポーズが何と似合うことでしょうか。

こうなったら(?)、2月20日の記事「キョンキョン」「MISIA」「仙台」の「三題噺」で書いたキョンキョンとMISIAのコラボを勝手に復活させてしまいましょうか

いつまでも いつぅまでも なんてったってア~イド~ル

失礼しましたぁ


「高き彼物」チケット獲得作戦の結果:09/10/07 キョンキョン、恐るべし…

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獅子身中の"亀"?

2009-09-22 00:01:56 | ニュース

キャスティング・ボート」という言葉があります。ときおり「キャスティング・ボー」と間違う人がいますが、英語表記では「casting vote」ですので、「キャスティング・ボー」が正解です。

本来の意味は、「議会で賛否同数になった場合に議長が投じる(casting)最後の一票(vote)」ですが、もっぱら互いに過半数の議席を持っていない第一党と第二党の意思が異なった場合、第三党以下の党がどちらの肩を持つかで議決が決まる、そんな決定権のことをキャスティング・ボートと呼んでいます。

先月末の総選挙前、衆議院では圧倒的多数でありながらも参議院では過半数の議席を持っていなかった自民党は、参議院の議決を覆すことができる衆議院の議席の2/3を獲得するため、公明党と連立を組みました。

その結果どうなったか。自民党の総理総裁の人徳の多寡によるところもあったと思いますが、「理念無き政権運営」に終始した、と私は思っています。

一時期、街角のあちこちで見られた公明党のポスター、「それ、総理にかけあってみます」というキャッチコピーがデカデカと書かれたポスターには、かなり怒りを覚えました

支持率がたかだか2%、衆議院での議席数が6%に過ぎない公明党が、その意思を国政に反映させていく…。議会制民主主義の下ではどうしようもないことと理解しつつも、私の心の奥底では「おかしい。変だ。」という声が響いていました。

   

民主党は、先日の総選挙での圧勝で、ついに政権を手に入れました。

ところが、衆議院で定数480議席に対して308議席と過半数を遙かに超える多数を確保したものの「定数の2/3以上」には12議席足りませんし、参議院では定数242議席に対して110議席と過半数にも12議席足りません(衆参両院とも12議席足りないのは偶然でしょう)。ですから、「何が何でも」思い通りの法案・予算を成立させるためには、どうしても少数議席を持っている他党を引き入れる必要があります。

そこまでは理解できます。ですが、連立与党として組む相手が、社民党国民新党だというのには、かなりのけぞりました。ましてや、社民党と国民新党を内閣に加えるとは…

案の上、金融・郵政担当大臣に就任した亀井静香国民新党代表は、常識外れの政策を打ち出すは、反論した民主党議員(っつうより大臣)に噛みつくはで、大暴れです。

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ありゃ。亀井大臣の写真を載っけるつもりが、ちょっと違う(けど、だいぶ似てる)写真も載っけてしまったような…

冗談はさておき、このままだと亀井大臣の言動で、閣内不一致との批判や世論の離反は必至だと思います。私としては、亀井大臣には早々にご退出いただきたい気分。

とりあえず、来年の参院選まではこのまま行くとしても、参院選の結果、参議院でも単独過半数を獲得できたら社民党・国民新党との連立は破棄するべきだし、仮に他党と連立を組むならば、みんなの党(名前はおちゃらけ系ですが、主張もメンバーもかなりまともだと思います)と連立を組むべきだと思います。

将来ある日本のためには、亀井大臣が民主党の「獅子身中の」になりませんように、と願っています。

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ちょっと筋肉痛。そのわけは…(その1)

2009-09-21 13:24:51 | 日記・エッセイ・コラム

私が最初にPCを買ったのは95年9月のこと。95年といえば、Windows 95が発売されて、それまで業務用か数寄者だけのものと考えられていたPCが、一挙に大衆に広まっていったエポック・メイキングな年です。が、私が買ったPCは、その一世代前のWin 3.1版(何せWin95の発売前)で、無料グレードアップキャンペーン対象品だったように記憶しています。

090921_1_1 私がPCを購入したきっかけは、仕事を家に持ち帰ってやるためでもなく、そろそろ世の中の関心を集めてきたインターネットをやるためでもなく競馬のためでした。

2年ほど前に申し込みしながら落選を続けていた「PAT方式電話投票」が、ようやく当たったのですよ。
それまで、通勤定期でWINS後楽園に行って100円単位で馬券を買えたといっても、大レースになるとWINSは凄い混雑だし、何より往復するだけで2時間弱もかかってしまうのが難点でした。
そこで、既に権利を持って行使していた友人に習って、PATを申し込んだ次第。ところが、当たらない。年に2~3回の抽選(JRAは設備の増強投資をケチったのか、じわじわと会員を増やしていった)がある度にがっかり

そして苦節2年のがっかりの後、95年夏、ついにJRAから朗報を受け取ったのでした。

090921_1_2 当時、PATを利用する手段としては、①ファミコン、②ホームマスター、③PC、④ディスプレイホンの4通りありました。いずれも電話回線でJRAのコンピュータと接続します。それにしても、「時の流れ」を感じます。ホームマスター(TVの文字放送を利用する端末らしい)とかディスプレイホン(液晶ディスプレイを装備した電話機で、i-modeの固定端末版的な使い方ができました)なんて、知っている人がどれだけいるんでしょ。ファミコンにしたって、初代のやつですよ。

私はファミコンを持っていましたので、追加投資が最も少なくて済む①ファミコン方式(通信ユニットを買う必要がありました)にしようと考えました。ところが、職場の先輩(競馬ファン)曰く、「今どき、ファミコンはないだろ。PCを買えば?」。

私も、ちょっと(ほんのちょっとだけ)は①ファミコン方式③PC方式かと悩んだ経緯もあって、あっさりと先輩のご託宣にしたがって、マイPCデビューを果たしたという次第です。

   

そして、秋葉原に出かけて、何店か回り、富士通のノートPCを購入(機種を調べてみましたが発見できず Intel i486搭載で、富士通らしくアプリ満載のモデルでした)。併せて、カードモデムも買いました(PCにモデムが標準搭載されるようになるのはもっと後のこと)。が、プリンターは買いませんでした

当時、「PCを買ったからプリンターも」という感覚がまったくありませんでした。そもそもPCを買ったのは馬券を買うためでしたし、その頃、文書の印刷やビデオテープのラベル作成は、もっぱらワープロ専用機「文豪」(NEC製)で済ませていましたので、PCから印刷する必要性が感じられなかったのです。

090921_1_3

   

それでも、PCを使い込んでいくうち、それまでワープロ専用機で済ませていた作業をPCでやるようになり(当然ながら圧倒的にPCの方が便利)、それと共に、プリンターが欲しくなってきました。

090921_1_4そうして、初めてプリンターを購入したのは、96年5月のことでした。今にして思えば、半年以上もプリンター無しで過ごしていたなんて、ちょっと驚きです。

で、最初に買ったプリンターはEPSONのMJ-800C、お値段は39,964円也(消費税3%込み)でした。

何の変哲もない、A4サイズ以下対応のインクジェット・カラープリンターですが、このお値段はちょっと…です。プリンター無しで半年以上PCを使い続けた気持ちが蘇ってくるようですな。

   

090921_1_5 MJ-800Cは、大過なく、5年弱にわたる活躍の後、引退。後を引き継いで2001年2月にデビュー(?)したのは、同じくEPSONのPM-900Cでした。
お値段は、何と、49,800円也(消費税5%込み)
高いです。現在の相場からすれば、信じられないほど高いです。
どうしてこんなに高かったのでしょうか? プリンター専用機ですよ。A4以下のサイズにしか印刷できないんですよ。

この機種は3年と9ヶ月間、使用しました。途中、使用開始から2年7ヶ月経った頃、「プリンタ内部の部品調整が必要」とのことで、プリンターをクルマに積み込んで、当時、神田にあったEPSONのサービスセンターに持ち込み、「部品調整」をしてもらいました。
この「部品調整」については、EPSONのサイト(こちら)をご参照ください。

「部品調整」後、PM-900Cは快調に稼働し続けたのですが、デジカメで撮った写真を印刷するようになると、それまで感じていなかった印刷スピードに不満が出てきました。そこで、次の「部品調整」の前に、新機種に買い替えることにしました。モバイルPCを下取りに出した際のSofmapのポイントがあったことも、買い替えの決断を後押ししてくれました。

   

090921_1_6 3代目のプリンターは、これまたEPSONのPM-G820。お値段は26,800円(税込)と、現在の感覚とほぼ同じですな。もちろん、Sofmapのポイントを使いましたので、現金の支出はありませんでした。
かなり印刷スピードの向上に期待したPM-G820でしたが、カタログ値ほど速くなった印象はありません。逆に、カチャカチャ、ギャー、グインと、いわゆる「低級音」が耳にさわります。でも、印刷機能や印刷の仕上がりには不満はほとんどありませんでしたよ。

こうして多少の不満とある程度の満足感のもと使っていたPM-G820でしたが、使い始めてから2年半が近づくと、またあの「部品調整」が忍び寄ってきているような気がし始めます。

また、スキャナーを装備したいわゆる多機能プリンターの価格がこなれてきている様子ですし…。

   

と、ダラダラと長い記事になってきましたので、この辺りで一休みすることにしましょう。
まだタイトルが意味するところまでたどり着いていませんけれど…

その前に、上に書いた「文豪」のこと。「まだ捨てていないはずだ」と押入をガサゴソすると、すぐに出てきました(それが上の写真)。

プラグをコンセントに差し込んで、電源を入れてみますと、、、モニターは明るくなりますが、ただそれだけ… キーを叩いても、モニターはただ明るいだけで、文字も線も何も表示しません 完全に逝ってしまったようです

このままコンセントに繋いでいて、ヘタに火を噴かれても困りますので、すぐに電源を切り、プラグを引っこ抜きました。

近いうちに、「燃えないゴミ」として処分することにします。


つづき:09/09/24 ちょっと筋肉痛。そのわけは…(その2)

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飛行機というよりも、ヒコーキ

2009-09-20 09:32:29 | MISIA

今朝、NHKのニュースを見ていると、ミャンマー難民で「無国籍状態」だったために、タイの国内大会で優勝しながら日本で開かれる紙飛行機大会への出場が危ぶまれていた小学生が、タイ政府が特例でパスポートを発行したことで、来日が実現、昨日開催された団体戦で優勝した、ということを報じていました。

このニュースは毎日新聞のサイトでも伝えられています。

リンクを貼っても、数日後には切れると思いますので、転載します。


ミャンマー難民:来日の喜び、紙飛行機に乗せ モン君、団体戦優勝

 無国籍のためタイ政府が特例発給した臨時旅券で来日した、タイに住むミャンマー少数民族の小学生、モン・トンジー君(12)が19日、千葉市美浜区の幕張メッセで開かれた「全日本折り紙ヒコーキ大会」に出場した。夢がかなったうれしさを乗せた折り紙飛行機を力いっぱい飛ばし、団体戦で見事に優勝した。
 モン君は黄色いポロシャツにジーンズ姿でタイ人男性2人と3人1組の団体戦に参加。右手に紙飛行機を持ち、いったんしゃがみこんだ後、天井目がけて思い切り投げ上げた。宙を舞った紙飛行機の滞空時間は11秒。総合時間でチームの優勝が決まると、対戦相手の小学生と笑顔で握手を交わした。
 モン君は「お世話になった人に感謝したい。両親にも優勝を伝えたい」とうれしそうに話した。20日は個人戦に出場する。大会に先立つ会見で、モン君は緊張した面持ちで「参加できてとてもうれしい。学校の友達に頑張ってと励まされた」と話した。


大会のサイトに載っている「ルール」によれば、紙飛行機は規定の用紙を折るだけで作るんだとか。切ったり貼ったりは禁止です。
大会の様子はTVで見ただけですが、思いっきり上に投げられた紙飛行機は、ゆっくりと旋回しながら、ホントゆっくりと下りてきます(屋内なので上昇はしません)。
紙を折り曲げただけの紙飛行機が、地上から人力で放り上げられてから10秒以上も漂っている…。いいですねぇ~

   

このニュースを見ていて思いだしたのは、小学生の頃に何度か作った竹ひごヒコーキです。

そ、MISIAの「陽のあたる場所」のPVの冒頭でMISIAが飛ばしているアレです。



藤城清治さんの「MISIAの幻想」にも、右上に描かれています(「陽のあたる場所」のPVからのイメージなんだろな)。

090920_1_a

「MISIAの幻想」を使っているCLUB MSAの会員証では、

090920_1_2

右のゴールド会員用にはヒコーキが入っていますが、左の通常会員用ではトリミングされています。

   

で、「竹ひごヒコーキ」の思い出。

上に、「小学生の頃に何度か作った」と書きましたが、そのうち一回は、小学校の授業で作りました。授業で竹ひごヒコーキ(市だか県だかの教育委員会推奨品)を作るのは、全国的に行われていたのでしょうか?また、今はどうなんでしょうか?

ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、竹ひごをローソクの炎であぶって説明書通りの形に折り曲げ、「ニューム管」という金属製のパイプで竹ひごを継ぎ合わせて、木片でできた「リブ」で翼の骨格を整えて、紙を貼って、巨大な割り箸のような本体に、翼とプロペラを取り付けて完成!

プラモデルのように、部品を切り離して、バリを取って、接着剤でくっつければできあがり、というものではなく(もちろんプラモデルも、色づけしたり、改造したり、ジオラマを作ったりと、上を目指せばキリがありませんぞ)、この竹ひごヒコーキ工作そのものです。

まず、竹ひごを説明書通り(原寸大の図が載っていた)に折り曲げるのが大変。ローソクの炎に近づけすぎると焦げたりぐんにゃり曲がるし、遠すぎると希望のカーブに固定できません。

また、ニューム管(アルミニュームの薄板を直径2mmほどの管にしたもの)を2cmくらいに切るのも難しかった…。ニューム管をコロコロ回転させながらカッターで切れ目を入れ、ポキッと折るのですが、力の入れ方を間違えるとニューム管はすぐにつぶれてしまいます。すると、切れ目の両側数mmが使い物になりません(竹ひごを差し込むことができません)。

そして、ハイライトの紙貼り。平面の紙で曲面の翼を作るわけで、どうしてもシワシワになってしまいます。とりあえず貼った後、霧吹きで翼を湿らせて、乾かせばピンとなりますが、「この方法は飛行に悪影響を与える」とか根拠不明の妙な理論が登場したりで…。

完成した竹ひごヒコーキを飛ばすのもまた、翼の位置を前後に調整したり、ゴムの巻数を増減したりと、試行錯誤の連続です。ゴムを巻きすぎて、ゴムがちぎれてしまった友人もいましたっけ…。

   

もしかしてAmazon辺りで竹ひごヒコーキのキットを売っていないかな?と思って、捜してみますと、あるある (キーワードは「竹ひご」「ライトプレーン」)

ライトプレーンB級シリーズ オリンピック ライトプレーンB級シリーズ オリンピック
価格:¥ 683(税込)
発売日:

上のモデルは「現在お取り扱いできません」になっていますが、入手可能のモデルもあります(写真がなかったもので、こちらで代用しました)。

竹ひご 曲げ加工済み」の商品が多いのは「時の流れ」でしょうか。もしかして、ニューム管もカット済みだったりして? それでは、竹ひごヒコーキの楽しみが半減以下だと思いますけど。

なんだか、超々久しぶりに竹ひごヒコーキを作って飛ばしたくなってきました。

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