ふくろう日記・別室

日々の備忘録です。

夏をゆく人々

2015-09-11 22:36:56 | Movie
『夏をゆく人々』予告編




監督はアリーチェ・ロルヴァケル、32歳の女性である。かなり美人です。

この映画にはロルヴァケル監督の実人生が反映されている。
舞台であるイタリアのトスカーナは、彼女の生まれ故郷であり、
彼女もドイツとイタリアの混血で、異文化の共存には慣れ、家は養蜂を営んでいて、
蜜蜂の扱いは子供の頃から慣れていた。
なるほど。ジェルソミーナが、口から蜂を出して顔を這わせるシーンには驚いたが。


家族の名前がすごい。
父:ヴォルフガング(ドイツ人)
母:アンジェリカ(イタリア人)

長女:ジェルソミーナ
次女:マリネッラ
三女:ルーナ
四女:カテリーナ


イタリア、トスカーナで養蜂を営む一家の物語である。
父は厳しく、強引にジェルソミーナに養蜂を教えこむ。
マスコミが支配する文明社会に立ち遅れている一家が
「ふしぎの国」というテレビ番組に応募する。ジェルソミーナの強い願いから。
その番組の趣旨は、その地に根付くエトルリア文化の紹介であって、
二家族の対抗であったが、負ける。

そこから父と娘との繋がりがほどけてゆく。
父親の養蜂のやり方は時代的にも、衛生面でも遅れていた。
広大な自然のなかで貧しく暮らす一家の変化が始まる。

娘は巣立つだろう。しかしどこへ?広大な夏の風景のなかから。
目的も見えないままに。

ジェルソミーナが幼い頃に、父にねだった駱駝が遅くなって届くのだが、
駱駝への興味はすでになかった。

台風一過

2015-09-11 16:25:22 | Stroll


9日の夜には、ぎりぎりの水位の調整池でしたが、今日はやっと晴れて水位はぐっと下がりました。
調整池の水面に晴れた空が写っています。

昨日は一日中「中川」の決壊を心配しましたが、どうやら大丈夫でした。

鬼怒川決壊に、苦しんでいらっしゃる方々に心よりお見舞い申し上げます。



水が引けば、調整池にはシオカラトンボがたくさん飛んでいました。



おたまじゃくしが泳いでいますが、調整池はやがて干上がります。どうするの?



韮の花にちょうちょ。