映画『あん』予告編
監督&脚本:河瀬直美
原作:ドリアン助川
キャスト
徳江:樹木季林
千太郎:永瀬正敏
ワカナ:内田伽羅(樹木季林のお孫さんらしい。)
佳子:市原悦子
舞台は東村山市、国立療養所多摩全生園に住む「徳江」と、
「どら春」というどら焼きしか売っていない小さなお店の「千太郎」が出会う。
桜満開の季節に。
「徳江」の作った「あん」のおいしさに店は一時的に繁盛するのだが、
驚いたことは、今だ「ハンセン病」への偏見と誤解が人々に残っているということだった。
店には客が来なくなる。
今までの日々のなかで、すでに充分に悲しみ、傷つきながら生きてきた人たちが、
出会い、尚も幸せになることが難しい人々の悲しみや苦しみを、
女性監督が丁寧にやさしく、細やかに映像化していた。
《追記》
ここに原作者のドリアン助川さんのお話があります。
それで家人の話から想像しながらですが・・・・・・
今だ「ハンセン病」への偏見と誤解が人々に残っているということだった――ここはやはり驚きますよね!
そんな偏見と誤解は少なくとも僕のまわりではありませんから。
ただ映画館のなかでは泣いている人が多かったとも言っていました。
それと館内、高齢者でいっぱいだった、とも言っていました。
平日の映画館の昼間は高齢者が多いですね。
それでも、家にこもっているよりよいのでは?と思います。そして泣いて下さる方が多いことを願っています。