エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#ブツブツ と  #真実

2020-05-14 07:01:28 | エリクソンの発達臨床心理
 
#聖書の言葉 #単独者の恵み #神宿る

 #聖書の言葉 #1人豊か #笑いを下さる エリクソンの叡智: 親子関係のやり直し    組織の空気や流れにおもねらない独立の在り方が必要だ!   真理はあなた達を......
 

 

「発達トラウマ障害 Enpedia」

をご参照ください。

 Identity :Youth and Crisis 『聖書の神様と一心同体に成ること : 若さと試練』

 p.176の,ブランクから。

 今朝は,p.177の24行目から。

 備忘録的に,p.168の第2パラグラフも残します。

 

 

 忘れてはならないのは,気持ちがピッタリと分かり合って腑に落ちることの反対は、人に馴染めず心がバラバラだ,ということです。つまり,1番親しい母親は,いまここにあると,母親には不都合な強さや不都合な人たちを,裏切り,見て見ぬふりをして,殺してしまいやすい、ということはね,忘れてはなりません。一纏まりの人や思いに馴染むことは,別のまとまりの人や思いを上手に裏切ることなしには,あり得ませんでしょ。このように,忖度と裏切り,それは,一番親しいはずの母親と一心同体に成ることできなかったために,最深欲求を満たすことができない人のいつもの心の態度になります。最深欲求が満足していない人って,自分の「良心」に確信を持てませんから,不正な誘いを断る賢さがありません

 

家族の中の特別な場 と 子どもの頃

 病気になりがちな患者さんのことを論じる時,患者さんに共通するものは何かな? と問うことになります。私どもが治療しているケースでは,お母さんに目立った飛び道具がいくつかあると言えると思います。その飛び道具は,ぜひ関わりたいと願って仲間になり心から自由になる場で,必ずしも飛び回る訳ではありません。第1に,目に見える立場理解,すなわち,自分が上り調子なのか,変わりないのか,「食い下がっている」のか は,いろいろでしょ。いろんな立場でも,お金のためだから,ポストのためだから,面子のためだから,「家族の幸せ」のためだからと言って,心から誠実な気持ちや賢い判断を生み出す源を,お母さんたちは,ほぼほぼいつでも進んで蔑ろにします。事実,お母さんたちは,自分の感受性の鋭い子ども達に,「自然に」,しかも,「喜んでよい子になる」のフリをするように無理強いします。第2に,お母さんには,いつもどこにでも付き纏うという特性があります。なぜならば,お母さんの普段の声や情に絆されたすすり泣きさえもが,尖っていて,悲しくて,イライラしたものになるからですし,そのお母さんの声やすすり泣きからは,どんなの頑張っても,逃げられませんから。ある患者さんは子どもの頃にずっと,チョキチョキきるハサミが部屋中に飛び回る夢を繰り返し見たそうです。夢に出て来たハサミは,切り刻み,バラバラにするお母さんの声を表していたことが分かりました。切り刻む声のお母さんたちの躾は,希望を見失っていているから,押しつけがましくもなるんです。お母さん自身が,誉めてほしい,認めてほしいと飢えていますから,複雑な不満,特にお父さんに対する不満を,自分の子どもに負わせているんです。すなわち,「『私には子どもがいるんだから』ということで子どもの母親である自分が生きている意味を与えて頂戴なぁ」,と我が子に懇願しているんです。お母さんは妬み深く,しかも,人の妬みにもとても敏感なんですから。2人が聖書の神様の結界を作る時に,特に大切なのは,お母さんが妬む子どものサインが,子どもが主にお父さんと一心同体に成るかもしれないというサインですし,最悪なのは,お父さんが一心同体に成っていることに,子どもが一心同体に成ることを土台にしているというサインです。付け加えなくてはならないことは,こういうお母さんがどんな人でも,いまここに踏みとどまるようにされる,ということです。そういうお母さんがいつもブツブツ「お父さんたら,私を女性として大切にしてくれない」と零す不平不満背後には,「いまここに踏みとどまっても,本当の自分を創造する母親に自分がなれない」という,母子が心の奥底で,なんとなく気付いている不満です。

 

 

 ブツブツ不平不満を並べ立てる事実の背後は,自分を生きられていない,という真実が隠れています。

 

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#口やかましいお母さん は 実は  #大人になり切れない甘えんぼ

2020-05-14 05:22:00 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの
 
 


 
#キラリィ

 #臨床は待てない #学者の皆さんはゆっくりやってください 切っても,なかなか切れない    翻訳出来たから、新たな道が見つかった! ルターと同じ   女の子の成長......
 

 

「発達トラウマ障害 Enpedia」    

をご参照ください。  

 ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『大切にされなかったら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』 は,翻訳が終わりましたが,印象的な言葉を適宜拾ってみようと思います。 

 p.119のブランクから。

 今朝は,p.122の5行目から。

 

 

心が途方に暮れていると

 

 良心的な両親でも不安になることが多いのは,アタッチメント研究によって,ときどき子どもに我慢ならないことや,うっかりしてこどもに調子を合わせることができない事が,一生残る傷を子どもに残すんじゃないか,と心配になるからです。実際の暮らしの中では,誤解や思い違いや分かり合えないこともありがちでしょ。お母さんやお父さんが赤ちゃんのサインを見落としたり,他のことにかまけたりしていますから,赤ちゃんは自分で自分を落ち着かせる方法を自分で編み出します。限度内であれば,問題はありません。子どもたちは,満足できなくても,ガッカリしても,何とか折り合うようになります。「善い」お母さんと一緒なら,子どもは,気まずいことがあっても,絆は直るということを覚えます。白黒が付くのは,子ども達がお母さんと一緒に居て安心,という気持ちに,腑に落ちることができるのか否か,ということです。

 「普通の」中流家庭の2000人以上の赤ちゃんの中でアタッチメント・パターンを調べた研究では,62%は安心してくっ付くパターン,15%が,お母さんを避けてくっ付けないパターン,9%が,お母さんに不安なまま(2つに引き裂かれながら、と言ってもいい)くっ付けないパターン,15%が,お母さんに途方に暮れてくっ付けないパターンでした。面白いのは,男女差や生まれ持った気質は,アタッチメント・スタイルには,ほとんど影響しなかった,ということです。たとえば,「難しい」気質の子どもでも,途方に暮れるスタイルになるとは限りません。低階層の子どもでは,お母さんに途方に暮れてくっ付けないパターンになりやすく,それは,両親が経済的に苦しく,また,家族がバタバタしてして,大変な苦労をしているからです。

 赤ちゃんの頃に安心できなかった子ども達は,大人になっても,自分の気分や気持ちの出し方を思い通りにするのが難しいんです。幼稚園までは,途方に暮れている赤ちゃんは,怒ってばかりいるか,あるいは,他の子から離れて関わらないようにするかで,その後,いろいろな心の病になります。途方に暮れている赤ちゃんは,また,生理的にも苦しんでいて,心拍数に現れるように,心拍数は大きく上下し,ストレスホルモンが大量に出て,免疫機能が落ちます。生理反応がうまくできない子ども達は,子どもが育つにつれて,正常になるんでしょうか? それとも,安心できる大人がいるところに引っ越せるのでしょうか? 私どもが知る限り,こういう子等は正常になることもなければ,引っ越しもできません。

 親から大事に育てられませんと,子どもが途方に暮れるだけじゃあありません。親自身が自身のトラウマを抱えていますから,自分の気持ちをコントロールできませんし,心豊かな慰めや見守りを,一貫して子どもにプレゼントすることもできません。親が抱えているトラウマとは,子どもの頃粗末に育てられたり,性的に弄ばれたり,あるいは,最近親兄弟がなくなったり,ということです。どんな患者さんでも,子どもを安心して育てるのに役立つ支援で,手に入る支援は全て必要ですが,特に粗末に育てられた(訳注:発達トラウマ障害の)患者さんは,特に,子どもが求めていることに,息を合わせるために支援が必要です。

 親が分かっていないことが多いのは,自分が(訳注:子どもに)息を合わせていない,ということです。ペトリア・べーベが見せてくれたビデオを今でも鮮やかに覚えています。そのビデオは,お母さんが生後3か月の赤ちゃんと遊んでいるものです。全てがうまくいっていても,赤ちゃんが尻込みして,頭をよそに逸らすことがあります。お休みが必要です,というサインです。でも,あ母さんはそのサインがくみ取れないので,赤ちゃんにもっと関わろうとますます頑張ることになります。お母さんは赤ちゃんに顔を近づけたり,もっと大きな声で話しかけたりして。赤ちゃんがさらに尻込みしても,お母さんは赤ちゃんを揺らしたり,つついたりし続けます。しまいには,赤ちゃんは大声で泣きだします。赤ちゃんが大泣きすると,お母さんは赤ちゃんを床に下して,ガッカリした顔をしてその場から立ち去ります。お母さんは「嫌だなぁ」と感じているのは明らかですが,お母さんができなかったのは,赤ちゃんのちょっとしたサインを見逃しただけなんですよ。このようなちょっとしたサインの見逃しでも,何度も何度も繰り返されたら,お母さんは「もう知らない」という気持ちにいつもなりやすい,と思いません? (夜泣きをする赤ちゃんや動きが激しい赤ちゃんを育てている人ならどなたでも,何をやっても上手くいかないことが,どんなにストレスになるか,を善くご存じです)。日々赤ちゃんを落ち着かせることができずに,陽気で楽しい歓びで赤ちゃんと向かい合うことができないため,そのお母さんは,「この子は私にダメだしする子だ」と感じてしまいます

 治療の中で,お母さんに途方に暮れてくっ付けないアタッチメント・パターンの結果が問題なのか,トラウマの結果が問題なのかを区別することができません。こと2つ結果は絡み合っているからです。私の仕事仲間のレイチェル・イェフダは,性的に弄ばれたり,レイプされたりした,大人のニューヨーク市民のPTSDの割合を調査研究しました。ホロコースト後にPTSDになったお母さんは,トラウマ体験の後に,重たい心の病になる割合が,優位に高いことが分かりました。これを説明する一番理に適った説明は,生い立ちのために,育ちが粗末になり,暴力を受けた後にバランスを取り戻すことが難しかった,ということでしょう。イェフダが気付いたことは,2001年に(訳注:マンハッタンの南部にあった)世界貿易センターの大惨事に妊婦さんのお子さんたちにも,育ちが粗末になる同じ脆さがある,ということでした。

 同様に,痛みのある出来事に子どもがどう応じるかは,その子の親がその子を落ち着かせるのか,それとも,ストレスを掛けるのかに大いに関わります。私の以前の学生で,いま若年者精神科部門の局長をしている,グレン・サックスによれば,重たい火傷で入院した子でも,PTSDになるか否かは,その子がお母さんと一緒にして安心できるかどうかで,予見できる,と言います。お母さんに安心してくっ付く安心は,たくさんのモルヒネに匹敵しますから,痛みをなくすことができます。お母さんに安心してくっ付く安心が豊かになればなるほど,鎮痛剤は無用になります

 もう一人の仲間,クラウデ・ケムトブは,ニューヨ~ク大学付属ランゴーン医療センターの家族トラウマ研究計画部長ですが,911のテロリストの攻撃を直接目撃した112人のニューヨ~ク市の子どもの調査研究をしました。調査中にPTSDやうつ病になっていたお母さんの子どもは,情緒障害になる子が6倍,自分の体験に対して過剰の攻撃的になる子は11倍になることが分かりました。お父さんがPTSDの子ども達は,問題行動をすることが分かりましたし,ケムトブが気付いたのは,これは直接的なものではなくて,お母さんを介してのものだ,ということでした(イライラした連れ合い,人を避ける連れ合い,心配性の連れ合いと一緒に暮らすってことは,うつ病はじめ,心に重たい重荷を負わすことになりますから)。

 もしも皆さんが心の底から安心できませんと,安心と危ないの違いが分からなくなります。皆さんが何をやっても,何の感慨もなくなりますと,危険な状況に晒されないと生きている,と実感できなくなっちゃいますから。悪い人にならなくっちゃ,ということになりましたら(だって,あんなに粗末に育てたんだから,悪い大人になる以外にないでしょ),他の人も自分を粗末にするはずだと思うようになります。皆さんが悪い大人になってもいいよ,ということになったら,何をやっても無駄ということに皆さん,なりますよ赤ちゃんの時にお母さんに途方にくれてる人って,何をやってもダメだという毎日ですから,その後の人生の中でも何をやってもトラウマ体験,ということに相場が決まってしまいます

 

 

赤ちゃんの時にお母さんに途方にくれてる人って

長期に悪影響がありますよ

 

 1980年代初め,私の仕事仲間のカレン・リオン・ルースは,ハーヴァード大学のアタッチメント研究者ですが,お母さんと赤ちゃんの,顔と顔のやり取りを,生後6か月,12か月,18か月の時に,ヴィデオに撮り始めました。また,子どもが5歳になった時点と7歳,ないしは,8歳の時点で,ヴィデオに母子の顔と顔のやり取りをヴィデオに撮りました。この母子全て,ハイリスクの家族でしたから,連邦政府が示す貧困家庭の基準に全ての母子が当てはまりましたし,おおむね半分の母親はひとり親でした。

 赤ちゃんが途方に暮れてお母さんにくっ付けませんと,2つの生き方になります。1つのグループの母親は,自分のことに感けて,赤ちゃんに注意を払うことができませんでした。この手の母親は,ああせい、こうせいと口うるさくて,親しみが持てません。子どもに口やかましく親しみが持てないお母さんは,自分の赤ちゃんの相手をしないか,あるいは,お母さん自身の望みに赤ちゃんが応える様にさせるか,の間をいつも行ったり来たりしています子どもに口やかましく親しみが持てないお母さんは,一見優しそうに見えますし,あるいは,一見気弱にみえますが,現実には,人と関わる時に大人はどうすべきなのかが分かりませんから,自分の子に自分を元気づけてほしいと思っているみたいです。

 

 

 口やかましいお母さん。実は,大人になり切れていない赤んぼ,甘えんぼです。

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#生きる張 #晴れ晴れ の源は #スピリット

2020-05-14 04:41:00 | エリクソンの発達臨床心理



 
 
#赤毛のアンも泣いている #あぁ日曜礼拝病

 #1人の赤ちゃんを育てること #本当の平和につながる道 現世考: 学校制度崩壊! 学級崩壊ではない    「発達トラウマ障害の子ども等に『正しいこと』を押し付......
 

 

「発達トラウマ障害 Enpedia」  

をご参照ください。 

 Ontogeny of ritualization in man. 「人の中にキリスト(生きている実感・本来の自己・本心と本音)を創造する毎日礼拝」

イギリスのThe Royal Societyが1966に出しています。

 

 p.346,ブランクから。

今朝は,その10行目途中から。

 

 

 5 思春期以降 :理想的,と 創造的

 

 私がこれまで心を合わせて来たのは,驚き感激する私を創造することですし,昔みたいに、子どもの中にある毎日礼拝が,善悪を超える源だ,ということです。ここから,私どもは2つの志があれば,腑に落ちることができますでしょ。1つは,「毎日礼拝」が,いつも驚く体験で,内側から打たれるくらい強く促される気高さがあるかどうか,を体験的に試してみることができるでしょう。毎日礼拝は,若者たちがお互いの関わり方を腑に落ちて,自分の創造性を,大人とも違うし,子どもにはできなかった形で生き方で示すことになります。もう1つは,成人式(訳注,日曜礼拝)に戻ってもいいかもしれません。と言いますのも,その成人式(訳注,日曜礼拝)が,堅信礼や入隊式になるやもしれないからです。全ての人にとって,すでにお話しして参りました本当の自分を育てる道筋の中にある様々な元気は,赤ちゃんの時に見付けた信頼を,理想の育ちをするイメージに結び付けると同時に,いろんな視点やいろんな理想が腑に落ちるものにしてくれる式(訳注:日曜礼拝)の推進になります。

 

 

 ご自分の生き方,働き方に,もし,納得できなかったり,あるいは,そういう問い自体を不問に付している方。なんか疲れる,だとか,なんか不安になる時がある,だとかがありませんか?

 それは,元気スピリットが死んでいる証拠かもしれませんよ。

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#聖書の言葉 #単独者の恵み #事実を超える真実

2020-05-14 03:56:21 | 聖書の言葉から
 
 
#宮嶋眞一郎先生
#自由な心  #割り当て

 #1人の赤ちゃん こそ #内的促し #本物の回心し直し #家族を育てる存在  #復活の人生を歩めるようになる 聖書の言葉: 切っても切れない    インターメッツォ : 考えない......
 

「発達トラウマ障害 Enpedia
をご参照ください。



生きているのに
死んでいるあなたへ



今朝も,ヘンリー・ナウエンさんの言葉から。

問いの続き

 

 

聖書の神様

 

が…思い上がりを取り去る暮らし

 

の肝心要になれば

 

 

気高く

 

勇気があり

 

直向きに真実を求める点が顕著な

 

生き方になります

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