発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.147、最後のパラグラフから。
つまり、フェリッチとそのチームが解かったのは、むごい育ちのいろんな経験は、お互いに絡み合っているということです。ただし、その一つ一つはバラバラに研究されがちです。兄弟の1人が刑務所に入っていて、他の人はみんな元気、というような家で育つ人などいないのです。母親が毎日のようにひっぱたかれていて、他の人は人生「サイコー」という家庭に育つ人もいませんでしょ。虐待されるという出来事は、それだけが独立しているはずがありません。そして、他のむごい経験も報告されますから、その後のダメージの犠牲も増えるばかりです。
ですから、エース得点(ACE score)が1点ということは、少ないのかもしれませんね。虐待やネグレクトは、さまざまなむごい育ちをもたらしますから、エース得点(ACE score)2点、3点と複数の点数がつく方が当たり前なんでしょう。
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