ルターにとって、悪魔は安全に投影できる相手でした。
Young Man Luther 『青年ルター』p.232の第2パラグラフの、下から6行目途中から。
ルターは、ヴァルドブルグでは、拘禁反応のようなものに、時々苦しんでいたのは、明らかです。この拘禁反応のようなものは、ハッキリした形で、赤ちゃんの頃の未解決な課題を明らかにしましたね。ルターは「悪魔」に触れると言って、牢獄の壁に難癖をつけられなくなったときに、何度も、血塗りの憂鬱の時期を過ごすことになりました。
ルターでさえ、赤ちゃんの時の課題が、未解決だったんですね。つまり、修道士になっても、民族の指導者になった後も、ルターの魂は赤ちゃんだった、ということですね。それは信頼の課題です。
信頼の課題が、未解決だったからこそ、ルターは宗教改革を導くことになった、と私は考えますね。
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