エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

役立たずと役立つ者

2016-06-07 02:36:25 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 
「怒り+不安」の風
  やり取りができない人、それはプライベートな人、すなわち、それは、「何かか奪われている」、「何かが足りない」人なんですね。ピーンときますもんね。そういう人を前に...
 

 

 発達トラウマ障害(DTD)≒愛着障害の子どもには、その子どもを生活の中で、1人の子どもとしてトータルに見る視点と、継続的に関わる支援が必要不可欠です。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.129、第3パラグラフ、下から7行目途中から。

 

 

 

 

 

この手の医者たちは、ジャスティンの「静的脳症」は、未知ですから治療もできない、何か出産時の手違いによるものだと思っていました。このような重度の脳障害を示す子ども達と無言で諍うなら、医者たちが治療関係に応えていない、ということでしょう。要は、この医者たちがアーサーに言ったことは、「お子さんは、脳障害は治りませんし、自立もできません。」と。ですから、アーサーはさらに援けを求める気にならなかったわけです。

 

 

 

 

 ヴァン・デ・コーク教授が、トラウマ・ドラマをボストンの公立学校でやろうとするのを邪魔したバカ役人も、ジャスティンを誤診した医者達も、発達トラウマ障害(DTD)の子ども達のためにはならない。

 どういう人が、発達トラウマ障害(DTD)の子どものためになるのでしょうか? それは、ルーティーン・ワークも、組織も、超えるものを大事にできる人でしょう。

 

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