発達トラウマ障害=愛着障害の子どもとの達と関わる時には、待つことが大事です。ところが、精神科医や大学の教員でさえ、発達トラウマ障害≒愛着障害のことが、チンプンカンプン。ニッポンの精神医療と大学のレベルが、いかに低いかがお分かりだろうと思います。
ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第11章、「癒しのやり取り」のp.246の、最後のパラグラフから。今晩の部分も再録ですが、改めて訳しています。
もちろん、私どもの世界を子ども達にとって、もっと安全にするのは、容易なことではありません。世界を子ども達にとって、もっと安全にしようと努力することは、現代の最大の政治的議論に対処することです。グローバリゼーション、「働くのが良いのか、専業主婦が良いのかという母親戦争」、経済的不平等、など、政治的議論で名付けられているものは2~3ににすぎません。それに、アメリカでは、子どもたちの問題は、これまで歴史的に見て、リップサービス以上のことは、ほとんど何も行動に移されたことがありません。民主党も共和党も、「家族は大事」という旗印を掲げていても、現実には、ほとんどの親と子ども達に影響を及ぼす、日々の課題については、ほとんど何もしてないに等しい状況です。私がすべての解決法を知っている、などと申し上げているんじゃぁ、ありませんからね。しかしながら、私が強く思うことは、我々人類は社会的な種であり、しかも、人間らしい能力と弱さを兼ね備えながら発展する脳を持ち、しかも、脳が実現したことに脳が適応することを理解するならば、正しい問いを問うことになるのだろう、ということです。そして、もう1つ、強く思うのは、いまこそ、人を大事にする社会を作る時だ、ということです。
私も、ブルース・ペリー教授のご意見に大賛成です。
しかし、そのためには、裏取引に長けて、公私混同をする輩にはご退場いただいて【懲戒免職】、誠実な話し合いと、その話し合いを誠実に実行する、日々の民主化運動が欠かせませんね。
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