エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

近親相姦の悪影響,その研究の始まり

2017-02-25 09:11:22 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 

 
今のニッポンの小学生は、たいてい「出来ないっ」の方に大きく傾いてしまって末世?
   スピリチュアルな人になるには   自分が勝つことばかりを考え、実行する、エゴマニア。管理教育や虐殺をやる諜報人。 Young Man Luther......
 

   発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.163の,ブランクから。

 

 

 

 

 

近親相姦が子どもにもたらす長期の悪影響

 

 1986年,パットナムとペネローブ・トリケットと国立メンタルヘルス研究所の仲間達は,女性の発達に対して性的虐待が及ぼす悪影響に関して,初めて縦断研究を始めました。その研究結果が公になるまでは,近親相姦に関する私どもの知識たるや,私は犯されました,と最近告白した子どもたちからの報告かから得たものか,近親相姦がいかに悪影響なのかを,何年も,あるいは,何十年も経ってから,だけですから,思い出した話から得た知識だけでしたね。

 

 

 

 近親相姦の悪影響は,このパットナムとペネローブ・トリケットの研究から始まったものですから,せいぜい30年ほどのものです。本人の報告,しかも,何十年たった後の報告は,それはそれとして貴重なものですけれども,学問研究の基礎データにするには,正確性に欠ける場合がままありますね。昨日の夕飯も忘れがちな私ですけれども,何十年も前のことは,どなたでも正確に記憶しているのは難しいでしょ。脚色や割愛がありがちです。

 まさか,近親相姦されたら,免疫システムが歪められて,免疫病になるなどということは,誰も想像だにしなかったでしょうね。

 

 

 

 

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