小学校の校則が厳罰主義だと、刑法も厳罰主義になる不思議今の日本の学校は、金森俊朗さんの実践やら、上手な教員もいないではないいのです。そこに確かに希望はあります。でもいかんせん、大多数派が、「いいよ」と「だめよ」の境目をハッ......
発達トラウマ障害(DTD)≒愛着障害の子どものジャスティン。犬として育てられたジャスティン。ブルース・ペリー教授のアプローチは実に見事ですね。ジャスティンが見通しを持てるような賢慮で満ちてますでしょ。
ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.131の第4パラグラフから。
ジャスティンは、小屋の中をうろつきまわるのを止めました。私はジャスティンの息吹が聴こえました。ゼーゼー、ウーウーという早い呼吸でした。ジャスティンはお腹を減らしているに違いありませんでした。お昼のトレーに、マフィンがあるのに気付きました。そのマフィンは、ジャスティンの手には届かないけれども、見えるところにありました。私はそのマフィンを近づきました。ジャスティンの鼻息は一層大きく、しかも、早くなりました。私はマフィンを細かくして、ゆっくりと自分の口に入れると、ゆっくりゆっくり噛みました。「うれしい」、「美味しいなぁ」って気持ちを示そうとしたわけです。
このときには、ブルース・ペリー教授は、一言も言葉を発していません。ジャスティンの視覚の妨げにならないようにしていることが分かります。ブルース・ペリー教授がマフィンを食べている様子をよく見てもらってから、ジャスティンが「それ、ちょうだい」と自分の気持ちを表すのを、待ちたいからです。
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