高齢者もイキイキ、ピチピチ私どもも、「死ぬのが愉しみ」と言える老賢者になりたいものですね。 The life cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』、p63の第2パラグ......
2年前(2014年)、心理臨床学会の招聘講演で、発達トラウマ障害(DTD)について講演した、Ruth Lanius ルース・ラニウスさんらが昨年出した本、Paul Frewen , Ruth Lanius (2015) , Healing the Traumatized Self consciousness, neuroscience, treatmet 『トラウマを負わされた自分に対する囚われから自由になること 意識、脳科学、治療』の翻訳。 発達トラウマ障害(DTD)のセラピーだけでなく、発達トラウマ障害(DTD)の元になってる、家庭、学校、職場などでの、ネグレクトや虐待を止めなくてはなりません。
最終章の第7章、p.279の、3行目途中から。
さらには、失敗するんじゃないかという恐れ、セラピーがうまくいったときに人生はどうなるんだろう(「このセラピストは、私を見捨てるのかしら?」「普通の暮らしができるのかしら?」)、ということに関する恐れによって、トラウマを負わされた人たちは、非常に怖れを覚えます。結果として、セラピストの関係が繰り返し試されて、その関係が何度も、躓きと修復を繰り返すことは、セラピストと共に治療していくことを信頼する上で、避けられません。このような経験をすればこそ、クライアントは、関係がうまくいかなくても、安全に解決し、結局はうまくいくようになるということを学べるものだ、と言っていいのです。
安心して失敗できる関係が、信頼を育むのです。失敗しても責められず、また、修復可能だということを体験できるからです。セラピストとの関係も、そうありたいですね。
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