エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

毎日出合う大釜 お料理コーナーではありません

2015-12-07 07:58:20 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
歪になったサルたちの「心」
  「ならず者、偽善者、オベンチャラ」が口にする、耳に響きが「良いこと」、それは100%「ウソとゴマカシ」です。たとえば、「女性が輝く社会」という、一見耳にやさし...
 

 いまどきのニッポンに大流行りの「ウソとゴマカシ」だらけの、「ウソとゴマカシ」病は、昔からある、親譲りの「≪いまここ≫のご利益、我利我利」依存症です。

 The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の第4章、「自我と人品 : 結びの覚書」p97の、第2パラグラフから。

 

 

 

 

 

 同じくらい、フロイトは人間の意識に、無意識の端っこの端っこ、すなわち、大釜がグラグラいうくらいに、人を駆り立てる気持ち、の端っこの端っこ、を宛がったことを誇ったくらいです。 人を駆り立てる気持ちのエネルギー(今世紀に、自然にあるエネルギーを変形したものとして一番知られているものです)にも、フロイトは、「同じくらいの重たい価値」があると主張しました。

 

 

 

 

 

 フロイトの1番の業績は、単に無意識を「発見」したことではなくて、無意識にある、大釜がグラグラするほどの、人が簡単にはコントロールすることなどできないエネルギーがあることと、下手をすると「大やけど」を追う大なる危険性を見出した点にこそあります。それは、発達トラウマを抱えた愛着障害の子どもと毎日会う中で、毎日毎日出合う、大釜なんですね。

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