エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

飛び込むときに、確かに必要な、とてつもないほどの確信と共感

2015-12-07 07:21:55 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
不信と不安のスイッチ
  比較できない価値を忘れると、人間も心無い機械仕掛けのモノになる。その典型は、お役人です。 p85の第2パラグラフ。  &n...
 

 

 ボディーワークのトレイナーのリシアさんは、相手のパーソナルスペースを確認して、そのパーソナルスペースを大事にすることから始めるみたい。 

 ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第13章 Healing from trauma : Owing your self 「トラウマから癒されること :本当の自分を生きること」p.218の、第4パラグラフから。リシアさんの言葉は、まだまだ続きです。

 

 

 

 

 

 「相手が『いやだなぁ』と思うところに触れなくっちゃね。ここが、一番緊張するところなんですね。そこを同じ力で触れなくちゃいけません。そこに触れると、凝り固まっていた緊張がほぐれます。一瞬ためらってなどいられません。一瞬ためらうのは、自分自身を信頼できないことなのですから。ユッタリと動くこと、注意深く、相手の心に響くようにすることは、一瞬ためらうこととは、ぜんぜん違います。相手に合わせるには、とてつもないほどの確信と共感がなくちゃできませんからね。触れ、触れられる悦びを、相手の人が自分の体に感じている緊張に、ぶつけてやるんです。」

 

 

 

 

 実にお見事ですね。私など足元にも及びませんね。私は、まだまだためらってしまいますからね。他の方法を考えてしまいますしね。でも、結局は、他に方法はないんですね。自分自身が飛び込む以外ないのです。

 リシアさんが言うように、飛び込むんで、自分の悦びを、相手の緊張にぶつけ為には、それ相当の、とてつもないほどの確信と共感が、確かに必要ですね。

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