免罪符なんて、ばかばかしいと思う方もあるでしょ? でも、おみくじを大事にしたり、占いを気にする人、居ませんか? その手の人は、免罪符を売り買いした人と同じです。
Young Man Luther 『青年ルター』のp188の第5パラグラフの9行目から。
(その資本主義的解釈を公認した)法王クレメンス6世が確立した教義は、天に積んだその宝を広く広めれば広めるほど、価値が高くなり、さらに宝を天に積むことにもなる、ということです。この教義では、実在論は、1つの型をなしました。ルターが結局ぶつかったのも、この現金払い店頭売りの免罪符という型でした。この免罪符は、苦しんでいる魂にすぐに効く、と見なされていました。それは、お金が賽銭箱にチャリーンと落っこちる音がすると、苦しんでいる魂にすぐに効く、という訳ですね。
中世ヨーロッパって、今の日本とそっくりですね。免罪符は、おみくじ、占い、パワースポットめぐりなどと、どこか重なりますもんね。本物の信頼が衰えてているからですね。
今日は、オウム真理教が地下鉄サリン事件を起こして20年目ですが、これも、本物の信頼がないから、若者たちが付け込まれたんですね。偽物の信頼は、ウソとゴマカシ、それから、コソコソとした秘密と親戚です。
心からの悦びと手応えと結びつた「本物の信頼」=根源的信頼感の再生が求められる時代だ、といえます。
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