エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ:既存の秩序を強く否定してみる

2016-08-10 08:31:07 | 間奏曲

 

 

 
ユングの示す、3つの教育から、新しい教育を考える
   権力の手先には、陽気で楽しく「良し」と言おうよ。陽気で楽しいヴィジョン 約束という声の光2013-08-08 01:30:33 | エリクソンの発......
 

 今朝は、大江健三郎さんの言葉をご用意しましたよ。『新しい文学のために』から。「新しい書き手へ(一)」というタイトルの章です。自分も書いてみたい、と願う新しい書き手に向けて書いた、パウロの手紙の様な 手紙です。

 

 

 

 

 

 既存の秩序に対して、できるかぎり強い否定から出発する。…秩序━━反・秩序━━新しい秩序という段階を、想像力においていかに振幅の大きいものにしうるか? そこにはかかっている。

 

 

 

 

 

 日常生活を送っていると、自動思考、自動操縦になっていて、立ち止まって、自分の頭で考える、ということはおろそかになりがちです。

 しかし、何かを書きたい、と願っている人は、深く考えることなしに、何かを書くことは、本質的にできません。その時、日常の秩序とは相いれない矛盾をあえて考える。既存の秩序と矛盾することをあえて考えること自体に、異化効果がありますね。日常生活そのものを新鮮にしてくれますね。

 

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