エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

赤ちゃんの「お仕事」

2016-11-09 05:02:57 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
宮沢りえさんのマインドフルネス
   市場取引 誰も損をしないようで、みんなが損する?  資本主義社会では、「してもらった分をして差し上げる」、ギブ・アンド・テイク、「公平の原理」が物......
 

  Chilhood and Socirty から。p.249から。

 

 

 

 

 

 「生かされていることを根源的に信頼する」のか? それとも、「生かされているなんてことは、根源的に信頼できない」のか? この中心になる葛藤を解決するために、永遠に続くパターンを確かにすることは、自我の最初の仕事ですし、母親のあらゆる世話の最初の課題です。

 

 

 

 

 

 いったんこのパターンが決まってしまうと、殆どの人は、死ぬまでそのパターンを変えることができません。参禅したり、サイコセラピーを受けたり、お御堂で修練でもしない限り、このパターンを変えることはできませんが、参禅する人、サイコセラピーをする人、修練する人は、ほとんどいませんでしょ?

 ですから、0、1、2歳の時の赤ちゃんの世話は、信頼が豊かな母親が、ゆとりと遊びをもって、楽しみながらしていただきたいものだ、と思う訳ですね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 群れと、信頼できる仲間 の違い | トップ | 子どもの気持ちが分かるコツ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿