エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

お友達とうまく関われない子どもが増えたのはなぜか?

2017-01-11 05:51:59 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 
ニッポンの教育の最大の課題
   曲がり角の先  臨床心理士の先輩から、年賀状をいただきました。そこには、朝ドラ「花子とアン」で繰り返し出て来た言葉が出てきました。それは、「曲がり......
 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.155の第2パラグラフから。

 

 

 

 

 

 アカゲザルも人間みたいに、アタッチメント、愛着のパターンがあります。アカゲザルの赤ちゃんも、母親のアカゲザルとどれだけ親しい触れ合い次第でして、ボールビーが人間において観察した時と同様、アカゲザルの赤ちゃんは、身の回りの世界を探索したり、怖くなったり、迷子になったりした時には、母さんアカゲザルのところに逃げ帰ることによって、発達します。アカゲザルの赤ちゃんは、さらに母さんアカゲザルから離れて1人でいられるようになると、仲間と遊ぶことが、どのように生きればいいのかを学ぶ一番の方法になります

 

 

 

 

 

 アカゲザルの赤ちゃんも、全く人間と同じですね。

 今のニッポンの子ども等は、アカゲザルにも及ばないのかもしれませんよ。発達トラウマ障害(DTD)のために、お友達とうまく関われない子どもが増えているのです。母親の長時間労働のために、赤ちゃんが母親との愛着関係が上手に育っていないからです

 

 

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