エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

「希望がない」と感じる日の希望 と 開かれた心

2016-11-09 03:34:55 | 間奏曲

 

 

 
やり取りがあると当時に、イキイキ・ピチピチ生きる現実
   セルゲイ・ナルイシキン さん  セルゲイ・ナルイシキン さん 。ご存じですか? 私は知りませんでしたね。 昨日の「クローズアップ現代」で、国谷裕子......
 

 現代の礼拝 ドキャメンタリ―wave 黄昏のニューヨーク」で、終末期によりそう、1人のスピリチュアル・カウンセラーの働きを紹介する番組。

 スピリチュアル・カウンセラーの岡田圭さんの言葉。その続き。

 「希望がないよう感じる日があって、そんな希望がないように見える中に希望を見つける、そのプロセス。それは分析によってサポートするものではなくて、その人の、その方の世界に、本当に一緒に入っていけるだけの、開かれた心と理解(によってサポートするの)ですね。気にかかっていることが、訪問で出てきたら、そこの中にあるシコリを解きほごせるような仕方を、ご本人がご自分で見つけるようなプロセスを、私たちが励ます

 「カウンセラーは、答えを言ってくれるものだ」と誤解している人が時々います。でも、それは間違い。答えは、相談に来た本人、クライアント自身が応えるものです。私どもサイコセラピストは、クライアントが内省・自己内対話をするのを、傍らに立って、「共に居る」ことによって、励ますだけ。あるいは、その場に「共に居る」ことを通して、祈るだけ…

 「共に居る」ことが出来て、初めて「共に見る」ことが可能になります

 岡田圭さんの言葉からは、

 「共に見る」ことがどれだけ大事か分かります。「共に見る」とはどういうことかが、分かります

 私どもも、子どもの世界に、一緒に入っていけるだけの、開かれた心と理解をもって、生きて生きたいものですね。

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