エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: エリクソンの叡智 : 精神分析の役割

2017-02-20 07:18:52 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 

 
悩みやケンカは、飛躍の源
   自分を確かにする恵み アウグスティヌスは、絶対的な破滅も、実在が神に限ったことだとも認めませんでした。 Young Man Luther 『青年ル......
 

 Toys and reasons. p.117から。

 

 

 

 

 

 精神分析をする人だけができることは,人生や歴史で過去にあったことを,いま現在のことに組み入れる,その道を辿るのを手助けすることです。

 

 

 

 

 

  今のニッポンのように,発達トラウマ障害(DTD)がパンデミックなのに,捨て置かれていて,歴史も時の政治屋の気分で書き換えられ,個人のレベルでも,社会のレベルでも,過去が蔑ろにされていては,このエリクソンの輝く一文の価値が,なかなかわからない御仁も少なくないかもしれませんね。

 しかし,過去は背後にあるものではなく,目の前に置くべきものです。

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 教室に入れない子…子どもの脳 | トップ | 現世考: トランプ以下 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿