人生の危機をどのように生きてますか?豊穣なる土壌 感じることがあらゆる叡智の源です。カーソンさんとエリクソンは、この点で完全に一致しています。 p56の2行目途中から。 .........
人と自然。
私は、早稲田の頃はワンダーフォーゲル部だったので、日本各地、韓国まで足を伸ばして、山登り、ロフティング、里歩きをしてきました。7~10人くらいのグルーブで行動することがほとんどですが、時に1人で山に行くこともありました。本当の闇夜を知ったのも、そんな単独行の時だったと思います。明かりが全くない状況に、言うに言えない恐怖感を覚えました。他方、新緑の山、奥只見で見た、上は真っ白、下は錦に錦、の風景に、自然の限りなさを感じたものです。
他方、サイコセラピストになって20年近く、人の自然にも触れる毎日。人の中にもネイチャー、ヒューマン・ネイチャーがちゃんとあることを実感します。しかし、公害や放射能で自然が破壊されているように、人間の中にある自然も、破壊されていることを日々感じています。
それを知ってか知らずか、人は山や川や海やせせらぎにいざなわれるのかもしれませんね。
サイコセラピーで出会う子ども等は、例外なく、自分の中にある自然を生きたい、と叫んでいます。ただ、その叫び声が、声になっていないんです。ですから、こちらが代わりに、ハッキリと言葉にすることが、時々ありますね。
自分の中にある自然を、自然体で生きられるようになりたいものですね。
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