本当の自分を待つこと、言葉にならない気持ちを大事にすること、≪約束≫に基づいて一貫した関わりに高い高い、性のエートス 女が弱みにつけ込まれるのは、文化状況の故ですね。その際には、女は男に頼らざるを得ない社会状況が背景をなします。 The......
人は1人では生きていけない,と言われることがありますね。確かに,夕べ食べたご飯は,私が田植えをして刈り取ったものではありません。それをお店まで運んだのも私ではありません。久慈市から国立市に運んだのだけ,そして,それを炊いたのたけは,私がやりました。と言っても,運んだのは車ですし,炊いたのは炊飯器ですから,あまりエラそうなことも言えません。ことほど左様に,人は1人では生きていけませんね。
もう一方で,自立が大事,と言われます。たしかに自立してないと,いけませんでしょ。そうでないと,依存的になりますね。その形はいろいろで,依存症や共依存になる場合が少なくありません。アルコールやギャンブル,あるいは人を支配・コントロールすることに依存する人は,このニッポンでも,非常たくさんいますでしょ。メディアでさえ,記者クラブという大本営発表を聞かないと,記事が書きにくいので,権力を批判するのが本務なのに,いつの間にか,その本務を忘れているメディアが大多数になってしまいました。自立していることがとても大事。スタンド・アローンです。
じゃあ,どっちなの?
私は,この2つは実は根底では繋がっている,1つのことを言っていると考えますね。ウィニコットと言うイギリスの小児科医が,「1人でいられる能力」ということを言いますけれども,それは,お母さんと2人になれると信頼しているからこそ,「1人でいられる」のだ,そして,この「1人でいられる」ことを赤ちゃんの課題だ,と言っています。人が1人でいられるのは,根源的な紐帯,深い絆があるからです。
逆に,一人でいられず,群れるのは,「1人でいられないから」,深い絆を信頼できないから,です。
人は,根源的紐帯,深い絆を信頼して1人でいることが基本形です。
深い絆を信頼して1人でいることは,「本当の自分」にウソを言わずに,自分自身でいられることと,全く同じです。
それを,マハトマ・まど・みちおさんは,このように言いますね。
いわずに おれなくなる
ひとりでしか いきられないからだ
みなさん,平安でいてくださいね。
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