エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#悪い良心の塊となる日々 #大人の分別 #一番正しい? #ニッポンに恥知らずが多い訳

2018-06-21 04:58:47 | エリクソンの発達臨床心理
 
聖書の言葉: #共働  と #心の泉
     インターメッツォ : 確信のある悦びの伝染   共働学舎という生き方   テンプル・グランディンさんと宝物  今日、久しぶりにテンプル・グ......
 

 

 Toys and Reasons『おもちゃ と 賢慮』 P.96,第2パラグラフから。

 

 

 生涯を通して,日常生活は,善と悪,淨と不浄を区別する境界線を不動にします。これらの善悪などの分別の境界線が,大人の世界の中にある善悪などの分別を言葉にする暮らしの中で,あらゆる日々の礼拝に当てはまる善悪などの分別の判断基準を,一番正しいもの(訳注:であるかのように)にします


 

 かくして,悪い良心は,日々の生活全てを支配することになります

 子ども達は,まいにち,その悪い良心に基づく判断を,裁判所の裁判官の判決みたいに,押し付けられることになります。一歳前後に受けた,永遠に消え去ることにない心の傷に,毎日塩を塗られて,こうして,恥と迷いが,人生の心の習慣になってしまいます。人間は恥といっても,恥をかかせすぎますと,今のニッポンみたいに,開き直って,恥知らずが大量に生まれることになります

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