エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

ドナ・ウィリアムズさんの、豊かでみずみずしい感性世界!

2016-02-04 08:17:52 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
マザー・テレサのアイデンティティの根源
  今日のエリクソンは、初期キリスト教徒たちがいかに自分を確かにする道を得たのかについて、記していましたね。それは、自分以上、組織以上の存在を知っているということ...
 

 ドナ・ウィリアムズさん

 

 感性の鋭さが、叡智になる、ということをエリクソンが言ってますよね。感性の鋭さと言って思い出すのが、ドナ・ウィリアムズさんですね。ドナさんの本は、6~7冊くらいは読みましたでしょうね。ただ、日本語訳は、もう滅茶苦茶と言っていいほど、「別格」なものですから、ドナさんが英語で書いた本と、あの女性「本益家」(本を自分の利益のために活用する人)が書いたものとは全くの別物です。すぐに横道に入る癖が出ましたね。

 ドナさんが来日したときに、1時間程の講演をliveで、私も聴きました。また、イギリスでのドナさんの生活をドキュメントした、家の中でブランコに乗るドナさんが出てくる映像も何度も見ています。その感性の鋭さに驚かされますね。ドナは基本が詩人です。ただ、あまりにも感性が鋭すぎて、自分も傷つけてしまうほど。感性と言うのは、鋭くなればなるほど、両刃の剣だからです。

 でも、この人がいなかったら、自閉症の内的世界が、本当に豊かで、こんなにも、みずみずしいものであることは分からなかっただろうと思います。ドナさんは天才と言っていい、と私は確信しますね。

 あなたの中にも本来はある、豊かでみずみずしい世界を、ドナさんの本を英語で読んで、味わったらいかがですか?

 

 


 

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