発達トラウマ障害≒愛着障害の子ども達は、暴力のために攻撃的になった場合、劇的な力がありそうな演劇トラウマ療法も通用しないらしい、ですね。
The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.341の、第2パラグラフから。
(訳注:ヴァン・デ・コーク教授が運営している、ボストンの)トラウマ・センターのチームが調査しようと決心したことは、この状況を変えていこう、それも、仲間を作り、感情をコントロール出来るようにする練習に集中するような、長期の集中プログラムによって、この子どもたちが実際に経験しているような暴力を直接扱った脚本を使って、やろう、という訳ですね。数か月の間、私どものスタッフたちは、ジョセフ・スピナッツォラをリーダーに、演劇集団「街の即興劇」の役者たちと、毎週の様に会って、脚本づくりをやりました。その役者たちは、私ども心理学者たちに、即興劇、ミラーリング、正確な身体の響き合いを教えてくれたので、怒り狂い、対決し、縮こまり、落ち込む様子をキッチリと描き出すことが出来ました。私どもが役者の皆さんの教えて差し上げたことと言えば、発達トラウマ障害の症状の引き金になるトリッガーのことと、発達トラウマ障害の症状がくりかえされてしまうことを、どうやったら理解し、治療できるか、ということですね。
”演劇集団「都市開発」”としていたのは、”演劇集団「街の即興劇」”の間違いでした。お詫びして訂正します。おいおい訂正していくつもりです。
さて、心のことは心理学者が、身体のことは役者が、それそれ教え合う、見事ななチームプレーですね。
本物の発達トラウマ障害(DTD)のセラピーは、様々な職種が民主主義的に話し合い、お互いに認め合う中で、高められていくものなんですね。
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