エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

耐え難い気持ちの対処法は

2015-10-29 03:26:34 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
アインシュタインは≪私の時間≫を、かく語りき
  私どもは、はたして≪私の時間≫を持てているでしょうか? 自分が生かされている意味を再確認する時間です。イキイキ、ピチピチ、生きるためには≪私の時間≫です。...
 

 

 日本の武道も、愛着障害の子どもの助けになるかもしれない、と言うのは意外な情報でしたね。

 ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第13章 Healing from trauma : Owing your self 「トラウマから癒されること :本当の自分を生きること」p.210の 2節から。

 

 

 

 

 

2 マインドフルネス(深ーい気付き)がなければ、心もない

 

 発達トラウマからの快復の核に、気付きがあります。トラウマの快復で一番大事な側面は、「それに気付いて」と「次は何があるのかなぁ?」です。トラウマを負わされた人たちは、耐え難いいろんな気持ちと共に暮らしています。トラウマを負わされた人たちは、胸が張り裂けるような思いを感じていますし、腹の底の我慢ならない感じ、胸が締め付けられる思い、に苦しんでいます。でもね、身体が感じる、こんな気持ちから逃げてたら、気持ちに圧倒される脆さが増すばかりですよ。

 

 

 

 先ほどブログで記しましたように、発達トラウマのある愛着障害の人は、自分の感情をコントロールすることがなかなかできません。耐え難い気持ちになることが多いからですね。そんな気持ちは嫌だから、逃げたくなるのも、ある意味、仕方がありません。でもね、我慢ならない気持ちに立ち向かい、受け止めていくことが、何よりも大事になります。

 

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