The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の第4章、「自我と人品 : 結びの覚書」p85の第3パラグラフから。
アンナ・フロイトは、彼女自身の教師としての経験も、クリニックでの長期にわたる話し合いも、そのいくつかを思い出しました。それは、強迫的な両親から生まれた、強迫的な子どもたちが、強迫的な防衛機制を使うのは、親譲りのためなのか、それとも、親に頼って自分を確かにさせるためなのか? あるいは、子どもたちが、猛烈に悲観的になりやすくなることからくる危険を、親と共有しているのか、それとも、両親とは別に、適切な防衛機制を用いているのか? ということに関しての議論です(フィラデルフィア精神分析家協会誌、1974)。
防衛機制は、親の影響から子どもが受け継ぐものなのか、それとも、子どもが独自に防衛機制を選んでいるのか、議論になったのが分かります。アンナ・フロイトは、この問いに対して、何と答えているのでしょうかね。
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