ネガをポジにするには、話し言葉という光が必要です。
ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第14章 Languare : Miracle and Tyranny「言葉 :奇跡も残虐も(、もたらすもの)」p.236の、下から2行目から。
物の名前を覚えれば、その子どもは、身の回りにある、眼には見えない現実や耳には聞こえない現実を、心の中でイメージすることが出来るようになるばかりではなく、自分自身を見つけることが出来ますね。6か月後、ヘレン・ケラーは、一人称の≪私≫を使いだしましたからね。
ヴァン・デ・コーク教授は、一流の精神科医だけのことはありますね。名づけが、≪私≫の始めだと、よくよく知っていますからね。『旧約聖書』の始めにある「創世記」。最初の1週間の記述が出てきます。神様が世界を創造する1週間のお話です。その時、神様は世界を創造するだけではありませんでした。世界を創造しながら、必ず2つのことをされたのです。それは、≪名づけ≫ることと、≪善いと認める≫ことでした。
私ども人間も、神様の被造物だとすれば、自分の世界である≪私≫を創造するためには、≪話し言葉≫によって物事を≪名づけ≫ることと、≪私≫を≪善いと認める≫ことが欠かせません。
≪名づけ≫こそ、≪私≫の始めです
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