精神分析の場は、いつでも何度でも、クライアントが、≪いいまここ≫を心豊かに、マインドフルに、生きられることを願っているんですよね。
The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の第4章、「自我と人品 : 結びの覚書」p97の、第3パラグラフの、下から5行目から。
しかし、こういったことすべてがハッキリするのは、クライアントが、空想や思いを語る中で、精神分析のセラピストに、何度でも蘇ってくる、大なり小なり、理屈では解決できない、幼い頃や赤ちゃんの時期の、いろんなイメージやいろんな気持ちを「ぶつけてくる」時なんですね。
理屈では解決できない、いろんなイメージ、いろんな気持ちをぶつけることを、「転移」だとか「感情転移」だとか呼んで、良くないことのように言う人もいるかもしれません。でも、そんなことを言ってたら、私どもサイコ・セラピストは仕事になんないですよ。
実際は、いろんなイメージ、いろんな感情をぶつけられたら、日常生活では大変ですけれども、しかも、これも、よくあることですけれどもね、精神分析の場、非日常の場であれば、比較的安全です。ですから、「自由にして守られた空間」と呼ばれる、セラピーの場は、セラピストも守ってくれる時空なんですね。
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