エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#消防士の役割  #症状の解離として現れる日本人の特質

2017-09-27 02:23:42 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの
 
最悪な事態は、発達トラウマ障害(DTD)の場合も、満たされない悪い"良心"の持ち主の仕業ですから!
 発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog 「犬として育てられた少年」。p157 の......
 

 

 

 ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?

 第17章。「バラバラな自分をまとめる:決めるのは自分」です。p.290,ブランクの後の第3パラグラフから。

 

 

 

 

 

 発達トラウマ体験の負う人たちを治療した人は誰でも,こういった消防士達に出会います。私が出会った消防士達は,買い物をする,酒を飲む,コンピューター・ゲームをやる,ということが病みつきになっている人たちで,衝動的に何かをしたり,強迫的に運動をする人たちでしたね。こういった下劣な連中は一人として,虐待された子どもの恐怖心や恥ずかしい思いには鈍感ですから,何時間しか持ちません

 

 

 

 

 

 人格が解離していなくても,症状としては,消防士たちがやることが,出てきますね。強迫性と衝動性のあることをするんです。無性に食べたくなって,食べたい衝動を抑えられない,とか,ゲームをいつまでも,やめられない,とか。

 人格が解離していないまま,症状が解離している,というのが,日本人の解離の特色です。

 

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