エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

眼のキラキラも うつる!

2015-06-26 07:18:23 | アイデンティティの根源

 

 

 人間にとって、一番の悦びは、与える悦びです。大事なところのオンパレードのつづきです。

 今日のブログは「うつる」繋がり、不思議です。

 Young Man Luther 『青年ルター』p208の第3パラグラフ、下から12行目途中から。

 

 

 

 

 

聖書の中にルターがようやく見つけ出したのは、ルターが、「あっ、いるなぁっ」て気付いた、1人のお母さんだと思います。ルターは「人が気前良く出来る」のは聖書のおかげだとしました。気前よさにルターは心開くこともできましたし、ルターは、気前の良さを他の人達にもうつしていくこともできました。少なくとも、お母さんが気前良くしていると、そのお母さんの息子も気前良くなりますもんね。

 

 

 

 

 気前の良さって、与える人ってことですね。プレゼントする人です。プレゼントするのは、与える悦びを深く知っているからでしょう。

 「気前の良さ」、って、ヘブライ語では「眼が澄んでいる」って言うらしい(山浦玄嗣さん『イチジクの木の下で  上』p170)。素敵な表現ですね。でも、確かに気前が良い人って、眼がキラキラしていますからね。プレゼントをもらった人も、眼が自然にキラキラしますもんね。ですから、

 

 眼のキラキラも、うつる

 

ってわけですね。

 

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