人の痛みを自分の痛みにできる、大きな優しさ内省しているから、すなわち、自分自身と対話が出来るから、いろんな人とも対話ができる訳ですね。逆も真なりで、内省してないと、自分自身と対話がありませんから、いろんな立場の......
発達トラウマ障害(DTD)≒愛着障害の子ども。友達関係やパートナーとの関係がうまくいかないのは、対人関係の基本形たる親子関係がうまくいかないからです。ですから、親子関係を内面化した良心を手当てすることが大事になります。
ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.147の第3パラグラフから。
私はコナーには慎重に関わらなければなりませんでしたが、それは、第1に、コナーが私を信頼していなかったからです。「精神科医」に相談しても、コナーはさほど良くなりませんでしたし、コナーは人と関わることが概して苦手だと思ってたんですね。ですから、私はコナーに直には関わろうとはしませんでした。私は、コナーが自分で自分をコントロール出来るようにしたんです。つまり、コナーが私に話したければ、私がコナーに話をしますし、コナーが私とは話したくなければ、コナーをそのままにしておきます。コナーがセラピーをしに来て、私の部屋に座っても、私は机仕事を続けました。私とコナーは、同じ部屋にいただけです。私はコナーにアーしろ、コ~しろ、とは一言も言いませんでしたし、何かを頼むことも1つもありませんでした。
ブルース・ペリー教授も流石。発達トラウマ障害(DTD)の子どもとの間合いをよくよくご存じ。自閉症の子どもとの関わり方と、その間合いのとり方と同じです。パーソナルスペースを犯さないように、関わる訳ですね。
発達トラウマ障害(DTD)の子どもも、自閉症の子どもも、周りの大人は、土足でパーソナルスペースの入ってくる人ばかりでしたから、そうしない大人がいることに、子どもが「あれっ?」と思う時を待つわけですね。
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