エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

遊びと微笑み 自分を取り戻す時

2016-08-16 03:02:32 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
拡大版の自己中が、「狂気の無責任」を生み出します 改訂版
   透明の絵 本物の見通し2013-08-14 04:06:48 | エリクソンの発達臨床心理 ...>続きを読む  ユングも、エ......
 

 

 発達トラウマ障害(DTD)の子ども自分の気持ちの面倒を看るやり方を知りませんから、それを丁寧に教えていくことが必要です。

 The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.356の最後のパラグラフから。

 

 

 

 

 

 やり取りをするために、私どもは他にも、鏡になる練習もしますよ。鏡になる練習って、安心感のあるやり取りの基本形です。子ども達は、お互いの、いろんな表情の真似っ子をします。その次は身振り手振り、音の真似っ子に進んで、それから、息を合わせて動くことに至ります。上手に遊ぶためには、お互いに相手をよく見て、相手に耳を澄ませなくっちゃ。「サイモンさんが言いました」みたいな遊びをすれば、みんなは、クスクス、ウフフフ、笑います。この笑いが出れば、みんなが、安心して、打ち解けている証拠です。10代の子ども達が、「おバカな遊び」にしり込みしてたら、「そうだよね」って頷いてから、「小さな子たちに、この遊びを教えてよ、あなた達の手助けが要るんだつて」って、協力してもらいます。

 

 

 

 

 

 鮮やかですね。ヴァン・デ・コーク教授も遊びと微笑みの効用をよくよくご存じですね。

 子どもが心から笑っている時に、その子は“自分“を、取り戻してしているのです。

 子どもが心から遊んでいる時に、その子は“自分“を、取り戻してしているのです。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 倫理と権力 エバっているけ... | トップ | 発達トラウマ障害(DTD)の子... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿