エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

舞台7「発見」!

2016-01-15 07:22:49 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
「三高」でも、幸せにはなれません!改訂版
  自由恋愛は、人を大事にすることについて学ぶことに繋がらないことが多いらしい。 p3の3行目からる   &nb...
 

 シェークスピアの人生の地図の詩は、ようやく訳了。

 The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の始めに戻って、「完成版の前書き」、p.3の、詩の後から。

 

 

 

 

 

 エリックが運転する間、人生の巡り合わせの図表を膝に乗せて座りながら、私は不安を覚え出しました。シェークスピアは7つの舞台を示し、私ども2人も7つの舞台を考えて、大切な舞台を1つ、省略してしまいました。私どもも、舞台を1つ、省略してきたんじゃぁ、ないの? 物事がハッキリした瞬間、何が間違いなのかもわかりました。「私ども2人」と子どもたちとエリックの新しい本『子ども等と社会』が、見落としていたものです。7つの図表の舞台は、「intimacy インティマシー 《異性や異世代や異なる立場の人たちと、やり取りのある関係ができること》」(舞台6)から「老年期」(舞台7)へと飛んでいました。私ども2人は、舞台6と舞台7の間に、もう1つの舞台が必要だね、と確信したけれども、時間がありませんでした。私ども2人は、新たに舞台7を作ろうと決めて、その舞台のタイトルを「generativity ジェネラティヴィティ《次世代の人や事を、自分が損しても、育むこと》vs stagnation スタグネイション 《異性や異世代と対話が出来ず、支配したり、ホッタラカシにしたりすること》」と名付けて、その次に「老年期」置きました。この老年期は、叡智とまとまりを付ける力があるものですが、舞台8に上げました。

 

 

 

 

 

 エリクソンのライフサイクルの地図は、はじめは7つの舞台だったんですね。成人期を若い時期(若い成人期)と熟年期(成人期)に分けたのは賢明でしたね。特に、世代と世代の繋がりの点で、成人期の役割が大きいことを考えたら、分けたことの賢明さが、いっそう際立ってくる感じです。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« EMDR > プロザック(SSRI) | トップ | エリクソンの謙虚な物言い »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿