以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

御依頼分完成の巻。。。

2016-11-08 16:24:16 | 日記
W124 300TE 4MATICのA/CリレーのO/H。。。



リレー部分は弊社独自の無接点仕様に変更してリレー故障知らず仕様に改造。。。




経年劣化した電子部品については交換をして故障のリスクを軽減。。。

コレでこの先何十年も不安無く使用出来ますね。。。


最近、この様な純正ベース品を解体部品の素性の不明なモノからO/Hしてくれとの依頼がありますが 、ベース品が解体部品の場合は水没品等の修理不能品だったりすることもあるので注意が必要です。

基本は現車で使用していて故障を抱えていても故障の症状が明らかなモノをベースに修理、改造を行う方が安全です。

ユーザーが入手してから一度も使用されていない解体部品ベースの場合は机上では不明な故障を抱えている場合が多いので現車無しの修理相談は御断りしております。

万が一、ベース品が不良の場合において修復が困難と判断された場合には修理を御断りする場合も御座居ます。

解体業者の中には悪意をもって産廃ゴミを某オク等で販売しているケースが多いので中古で手に入れた部品が完動品かどうかを確認せぬままの修理依頼は避けるべきだと考えます。

騙されたお鉢をウチに持って来る様な話もありますがそんな話は無駄な時間を過ごすだけなので全て毅然と対処の上で御断りしております。御了承下さいませ。

酷いのになるとエアコンリレー単品の修理の後でエアコンの冷媒漏れが発生して、エバポレータやらコンプレッサー等の交換となった事を弊社に対してエアコンリレー修理が原因だと食い下がり、修理代金を弊社に負担させようとした人が居ましたが根拠の無いクレーマーのたかりには一切応じておりませんし、貧乏だの何だのと宣わって金銭負担を要求する方々は一発出入禁止の刑とさせて戴いております。。。

分相応を知りましょう。。。(笑)

ボーッと点くんです。。。

2016-11-08 09:35:42 | 日記
行灯じゃないですよ。

長~い首の女が行灯の油をピチャピチャと。。。

怪談話でもありましぇん!

メーターの警告灯がエンジン始動後にボワーッと薄暗く点灯してるって問い合わせが結構多いって話。。。

コレね。。。メーターの不良じゃないですね。ほぼ100%の確率で。。。

ウチでメーターをO/Hしたお客様から「メーターの修理ミスじゃないのか?」と問い合わせがあった事もありましたが、、、

話を聴くと、、、ほぼ100%の確率で社外の有名なオルタネータに換装しているんですよ。。。

で、、、現車を検査すると、、、

オルタネータのL端子のHi↔Lo切り替わりの電圧がおかしい。。。

イグニッションONでL端子はLoに落ちてアース。
セルモーターONでオルタネータが回転するとL端子はHiに切り替わりプラス極性に入れ替わるのだが。。。

オルタネータが回転しているにも拘わらず、、、L端子が数十Ωの抵抗をもって地絡、、、つまりアースに落ちている為にメーターの警告灯が薄暗く点灯してしまうって話。。。

つまり、、、オルタネータのICレギュレータの不良。。。

オルタネータは新品からまだ半年だとお客様が言うケースも多くありますが、、、この某有名な社外のオルタネータの販売元は安い価格で利益獲得と言う企業の本来の理念で回っていますから、、、当然に安いコストで製品を製造する必要があります。。。

故に生産は大陸。材料も¥安い大陸製でコスト低減優先の製品。。。
当然にレギュレータに用いられる半導体も大陸コピーの品質に一定性の無いって具合ですから動作不良も普通に発生しても何の不思議もナイ。。。

安いからユーザーは飛びつく。
雑誌やネットで資金力をフルに使ってガンガン派手に宣伝。
更に一般のパーツ商社にも超格安仕切りで卸売り。。。
金看板も一台あたりの利益が出るからガンガンユーザーに奨める。

老舗の金看板が言ってるコトだからユーザーは当然、、、信用して相応の価格で購入。。。
大容量オルタネータとの触れ込みでオルタネータを交換。。。

ユーザーはまさか大陸製のバクチ商品だなんて思わないわな。。。

何せ信頼出来る筈の金看板様の推奨品ですからね。。。


ウチは特定の仲間の業者以外の依頼で業者依頼のメーター修理も請けない。

だからどうしてもメーターO/Hを希望する殆どの客はウチに直に依頼するしかない。

で、、、オルタネータは金看板様の取扱品を信用して交換。

で、、、数ヵ月でメーターの警告灯が薄暗く。。。
で、、、ウチにメーターが原因ではないかと問い合わせ~。。。

結果、現在のところ100%の確率でオルタネータのICレギュレータ不良。。。

あまりに納得しない客には実演して見せてあげる!

オルタネータケーブルのL端子線をオルタネータから外してイグニッションON状態でボディアース。➡警告灯点灯。

ボディアースを外す。➡警告灯完全消灯。

更にエンジンをスタートしてL端子にテスターのマイナス端子、バッテリープラス側端子にテスターのプラス端子を着けた時に0Vであるべき電圧が6Vだの不思議な中途半端電圧があったらオルタネータのレギュレータ不良だと説明して実演してあげる。。。

コレで中途半端な電圧を確認してお客様は御納得。。。

で、、、オルタネータ交換となるワケですがまだそれでも同じメーカーの社外品に交換するユーザーや純正リビルトに戻すユーザー、、、気合の入ったユーザーさんはウチのDENSO製に信頼を求め、安全性を買うか。。。

まあ、大体は三通りの選択肢になりますね。。。

安けりゃ安いなりでしかない。。。

でも、ユーザーは使ってみなきゃ納得しないですから格安社外オルタネータは相変わらず魅力な商品として流通してるみたいですなぁ。。。

ウチのは価格だけみたら高価かもですが、純国産のブランド品ですからギャランティ面も含めてユーザーに損はさせないってスタンスなので理解出来るユーザーさんに使って貰えれば宜しいかと。。。
ウチのは代理店販売もしてないのでウチでしか購入出来ませんので悪しからず。。。

と、、、まあ安い社外品は何においてもリスクを踏まえた上での交換だと認識すべきですなぁ。。。
特に電気の絡んだ格安社外品の販売側は製品の技術的評価や、構成部品の品質評価何か出来る人は皆無なので販売窓口の営業さんの営業トークを信じるしか無いのが現実ですからね。。。

まあ、場合によっては¥高い授業料ってトコですかな。。。(笑)