以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

秋の大収穫祭⁉️

2019-10-06 15:30:52 | 日記
ここのところ日々内職業務に勤しんでいる寅です。。。

内輪だけで提案、施工したW124 500E/E500向けのモジュール改良プロジェクトも一段落し、、、

リレー類の無接点化の御依頼に対応すべくひたすら製作に取り組む日々で御座居ます。。。(笑)



↑コレはポルシェの911用DMEリレーの無接点化改良中の画像です。

ポルシェ乗りの人ってDMEリレーが故障してエンストしたら交換すれば良い位の考えの方も多い様で、、、ウチでは10年以上も前から依頼があれば無接点化を施工する位であまりメインにはしていない商品ですが、、、ここのところチョコチョコと御依頼を戴く様になりました。。。(笑)

ポルシェのDMEリレーって、、、コレがインジェクション電源のスイッチングやF/Pリレーを兼ねているらしく大電流をスイッチングする回路で故障が起こり易い様ですね。。。

過去に故障品の解析を行なってみましたが、使用上の熱と湿気による半田の劣化、割れを筆頭に内蔵されている電磁式コイルリレーのコイルの断線。リレー接点部分の酸化による導通不良などが多いですね。。。丁度、W124の過電圧防止リレー(OVPリレー)の故障と原因はよく似ています。。。

まあ、使用されているエコ半田も車載用としての耐久性にも乏しく長年に渡っての耐用は正直あまり考慮されていないって感じですね。
日本🇯🇵製品の様な緻密さも殆ど感じられないし、将来的に発生すると考えられる故障についてはお世辞にも考慮されているとは言い難い製品ですな。。。



長期に渡って使用中に突然壊れたリレー類を検査の為に分解すると大きな電流を流す要になる部分の半田溶着部分の酸化による割れや剥がれ落ちが見受けられます。

電磁接点式リレーも日本製🇯🇵のモノと比較すると工作精度も遥かに低い設計であるが為に弊社ではFET(電界効果トランジスタ)による無接点リレーへと置換を行い接点故障のリスクを皆無にします。

又、使用する半田も日本製🇯🇵の車載条件に見合った半田にする事で半田による接続部分の信頼性を向上させております。

と、、、まあ弊社の技術の入った製品ですのでそれなりの高級品として相応の価格にはなっておりますがDMEリレーの突然の故障から解放されると言うメリットを感じて下さるユーザー様向けに施工販売致しております。。。

格安品を頻繁に交換するか、故障知らずの「高級品」にして安心を買うか。。。
まあ、ユーザーさん次第ですよね。。。(笑)