弊社を御厚意にして下さるお客様よりユニット修理の依頼。。。

























先ず一発目。。。

W124の外気温度計。
今回はオーナーさん御自身で液晶表示部分のバックライトをLED化しようとして失敗しちゃったので其れも修復の上で白色発光LEDをセットと言う御依頼も。。。
先ずは液晶表示部分の表示テスト。

温度表示自体は正常に表示されているので復活可能の域にあると判断。
修理可否の判断は可と出たのでとっとと分解して基盤を取り出す。


先ずはユーザーさん御自身のDIYによるLEDを徹去します。
仮にこの砲弾型LEDが点灯しても液晶表示部分のバックライトはムラだらけになります。確実に。。。

外気温度計機能部分のコントロール回路の目視検査。。。
酸化して白い粉吹きが見られます。
オマケに電解コンデンサーの電解液も漏れが始まっていて電解コンデンサーの基盤取付部分まで浸潤しているので電解コンデンサーとその横のモールドコンデンサーも徹去します。

基盤のケミカル洗浄を行い基盤の腐食を修正します。
洗浄完了後にコンデンサー類を新調してLED照明の製作をします。



後はLEDの角度を調整して外気温度計ユニットの組立。。。


外気温度計のケースを装着して、、、

動作確認が出来たので梱包して発送です。。。
お次はW126 300SE用のF/PリレーユニットのO/H&無接点化。。。

机上にて模擬電流を流し、動作確認を行い故障の有無を把握。。。
次にケースを剥がして基盤の目視検査。。。




各部で半田の分離や浮きが始まってますな。。。
この部分の要補修箇所を洗い出しながら実装部品の消耗品や電磁式リレーを摘出して行きます。。。


実装部品の要交換部品を交換後、無接点基盤を製作。。。


完成した無接点基盤を搭載します。。。

コレにて無接点化は完了。。。
後は半田劣化箇所の半田の打ち替え。。。


酸化した半田を一旦吸引して新しく車載対応半田を流し込みます。

最終通電動作試験を机上にて行い問題のない事を確認の上でケースを装着。。。


以上で完成。明日の出荷です。。。