只今ウチに入庫中のW124 500E君。。。
A市の某業者様からのトラブル修理のヘルプコール。。。
エンジンのアイドル音を聞いているだけで何か重苦しい。。。
燃料リッチ状態で排気ガスがメチャメチャ生ガス臭い。。。
オマケに時折ASR警告灯が点灯してフェイルセーフにもなる。。。
診断機による検査ではフロントホイールセンサーの不良と出ているので此方は要交換。。。
燃料リッチ状態は確実にモジュール類のコントロールがラフになっている事が事の大元凶となっているのでモジュール類はO/Hにて対応。。。
後はモジュールO/H後にO2センサーもきっと未燃焼ガスで逝っていると思われるので同時交換。
ATシフトもポジションスイッチの節度が疑わしいのでリンケージブッシュと共に同時交換。
ってなトコで修理方針が見えたところでモジュールBOXの蓋をOPEN‼️
で、、、とんでもないモノを発見してもーた。。。
GMモジュールがW140のV12の600用。。。
コレでもエンジンは掛かるがW140の600にはモジュールのクーリングファンモーターが装着されていないので600用の001 545 9032にはクーリングファンモーターのコントロール機能が御座居ません❗️
よってモジュールのクーリングファンモーターが永遠に回転しないので真夏に乗ったらモジュール類の温度上昇を抑える事が出来ず、、、モジュール類が熱害を受けて崩御する事も有る。。。
よって今回はこのモデル対応のGMモジュール(品番001 545 9132)の当社リビルト無接点化品に交換対応と言うお話に決まった。。。
で、、、LHモジュールの分解。。。
カムアジャスター回路も全滅。。。
コレじゃ加速も遅かったべさ。。。
電源回路も不安定になって制御基礎信号もバラバラ。。。😱
インジェクターの断続も結構ラフだったね。。。
電解コンデンサーは全滅。基盤に漏れた液体の痕跡が。。。
基盤洗浄の上で新品車載用電解コンデンサーに交換。
フューエルポンプコントロールも不良症状勃発寸前秒読み段階。。。
コントロール基盤の分解清掃の上、コントロール半導体を再び装着。
LHモジュールのリペア完成〜。。。
お次はE-GASモジュールのO/H。。。
見るからに電解コンデンサーが膨らんだり漏れた液体の臭いが充満してたりしてヤバそうな雰囲気。。。😱
漏れた電解コンデンサーの液体滲みを洗浄しながらの電解コンデンサー交換作業。。。
オレンジ色のタンタルコンデンサーも風化が始まっているので現代仕様のチップタンタルコンデンサーに置換。。。
後は基盤裏のエゴ半田の割れ補修。。。コレが一番時間掛かるんだわ。。。😅
基盤裏のエゴ半田の割れ補修完成後はモジュールを組み立てて完成。。。
お次はASR/ABSモジュールだけど今日はココまで‼️
To Be Continued…….