今日は、冷たい雨になりましたね。
また、寒くなります。
みなさん、風邪などひかないようにお気をつけ下さいね。
昨日お昼、素敵な時間を持ちました
火曜の会の主催のタカコさん宅に、ランチに呼んでいただきました。
自家製ブイヨンでつくるタカコさん特製シチュー
これは、絶品です
前の日からねかせてあるそうです。
まろやかでコクがあってすごく美味しいです
以前にも作っていただき、レシピも教えていただいているのですが、
作りたいとは思っても、とにかく時間がかかるものでなかなか作れてません。
しかし、私では、この味はだせないのではないでしょうか。
このスペシャルシチューは、宝物の一品として、ここだけで食べられる特別なシチューにしよう!と思いました。
美味しいお料理の数々をゆっくりいただきながら、
いろ~んな話をしました。
このブログに何度も書いていますが、
タカコさんは、大正生まれのご婦人。
文学も、音楽も、お能にも奥深く精通していて、毎回新鮮な素敵なお話をしてくれます。
時には、分厚い本を読んだり、DVDを鑑賞したり、古典の話になったりします。
そして、私がさらに尊敬するところは、
家事の達人であり、ご主人を亡くされて、もう20年もおひとりでいらっしゃるのに、
温かい家庭の雰囲気が、家中から醸し出され、
ものが大事にされ、とてもきれいで、家が喜んでいるのがわかるようなのです。
そこここに置いてあるいろいろな品々からも、
心を和ませてくれるほど、大事にされている温かいものが伝わってくるので、
なんとも居心地がよく、本当に時を忘れてしまうようなのです。
いつも豊かなお話、勉強になるお話が聞けるのが楽しみですが、
私が毎度、感心することは、家のきれいさ、常備菜などいつでもおいしいものがいっぱいな冷蔵庫!
この日も、お菓子用、煮物用にと紅玉の甘煮、お肉やお魚の漬け、栗の甘煮、つくだ煮、お漬物、と自家製のものばかり!
味見させていただき、感激!
なので、衣食住についてのことや、日々の過ごし方などたくさん質問してしまいます。
毎回同じこと言っているような気がします。
「どうして、いつも、こんなに広くて、こんなにたくさん色々なものがあるのに、空気まで透き通るほどきれいなんですか?」
タカコさんの答えはこうです。
「私ね、この家が大好きなの!」と、かわいい笑顔でおっしゃいます。
そして、昨日は、初めて聞いたお話がありました。
南向き、北向きと、和室の居間と奥座敷二間続きの部屋で、いつも楽しく過ごさせていただいているのですが(語りの時は洋間)、
それは、開業医だったご主人が引退し、新しく家をリフォームした時、
自分のお葬式をここでするために、そのように設計したというのです。
家を新しくして、3年目にご主人はお亡くなりになったそうなのですが、
しばらくたって、タカコさんは、絹襖に、少しのへこみがあるのに気付いたそうです。
丈夫で、切れにくく、傷がつきにくいとのことで、絹ふすまにしたのに・・・
また、まだ3年ほどで新しいのにと思ったところ、
ふと、「あぁ、主人の棺を送った時についたんだわ、主人が残していったのね」と思ったそうです。
続けて「だから、この家には、主人との思い出がいっぱいなの!きれいにしておきたいわよね。」とやはり、可愛らしい笑顔でおっしゃいました。
私は、胸いっぱいになりました。感動しました。
ご夫婦がとても仲良く、そして、タカコさんがご主人をいつまでも心に大事にし、愛していらっしゃることにです。
そんなタカコさんですから、お孫さんも、曾孫さんもよく訪ねていらっしゃいます。
先日は、高校生の曾孫さんが、タカコさんのところにプチ家出してきたんですって。
何でも受け止めてくれて、美味しいもの食べて、すっきりしたんでしょうね。
すぐに、元気回復ですって。
お孫さんの結婚式、息子さん、娘さんたちとのご旅行のお写真、趣味のコーラス、謡の活動の様子、
そして、火曜の会。
本当に素敵なタカコさんです。
あと、ひとつ、「いつも、はたきをかけてるの」とおっしゃっていました。
掃除には、はたきが一番だそうです。
タカコさん愛用のはたきは、40年前に金物屋さんで買ったそうです。
ほしいけど、あんな丈夫そうないいはたき、あるのかなぁ・・・。
家事力のないいいわけですが、イベントが続き、本だ紙だ布だ箱だ籠だテープだなんだと家が大変なことになってる。
冬の準備をしながら、年末の大掃除を、始めていかなくちゃ
タカコさんのことば
『夫婦仲良くしすぎて、悪いこと言われること、な~にもない』