~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

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★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

文学サロン火曜の会 vol.8

2010年09月29日 | おはなし会・語りの会
第4火曜日は火曜の会です。
夏休みが入って、久しぶりに皆さんと語らうひと時です

最初に一服。
女子会ならではの近況報告会。

一口まんじゅう。白は、みそあん美味

暑い夏、お変わりなく元気に過ごされ、私の伝授した??美容体操も日課に入れてくださったお話も聞けまして嬉しい限り


今月の語りは、太宰治作『お伽草紙』より「浦島さん」。

以前、『お伽草紙』から「カチカチ山」を語りましたので、第2弾です。

この『浦島さん』。伝説として、昔話として、とても有名なおはなしです。
聞き覚えのある方も多いでしょう。
♪「むかしむかし 浦島は助けた亀につれられて~」と歌にもなっています。

乙姫のいる竜宮城へ行き、もてなされ楽しく日を過ごすが、故郷が恋しくなり、故郷の浜に帰る。
渡されたお土産は、玉手箱。
「開けてはいけない」と言われた玉手箱。
開けたところが・・白い煙が立ち上り、浦島太郎はたちまち白髪のおじいさんに。

この民話をもとにした、太宰仕立ての「浦島さん」。
浦島さんもたじたじの、亀の毒舌。
亀との風流論は人間洞察に面白い。
批評のない反現代的な世界、乙姫のいる海底の世界、竜宮城は、うっとりするほど幻想的に描かれています。

私も然りですが、中年期にこうして読み返すと、納得して、面白く読めます。
最初の浦島さんのため息などは、わかるなぁと、思わず一緒にため息がでるところです。
いつの世も、湧いて出てくる批評家はつきものですが、
それぞれ流儀があっても、尊敬し合わず、批評ばかり。
浦島さんも憂い、
「~なんのかのと人は言う。うるさいものだ」ため息・・・。

竜宮城の世界は、私もうっとりです。
忙しい時を忘れさせて癒してくれるようなおっとりとした美しさがある文章です。
私も、海の桜桃の花びらを口に含んで、幻想に酔いしれていたいような美しい世界。


とにかくも、この作品が書かれたのは、日本が敗戦へ向かう異常な状況下。
太宰の、この頃の作品は、なんて元気があって、美しいのでしょう


会の皆さんとは、玉手箱論議に花が咲きました!
最後は、太宰のことばを借りて
  
  年月は、人間の救いである。
  忘却は、人間の救いである。

日本のお伽噺は慈悲深い。
声に出すと、またさらにそう思うのです。



増田書店おはなし会 vol.33

2010年09月26日 | おはなし会・語りの会
良いお天気になりました

国立では、谷保天神の秋祭りで、大学通りには出店が並び、お囃子の音も鳴り響いて青い空が笑っているようでした

今日は、小学校の運動会が多く、増田書店は、小さい組さんが大集合!
みんなで一緒に、ゆっくり進めながらの、ほのぼのとしたおはなし会になりました
お父さんの参加も多くて嬉しいです

増田書店は、6年目に突入しただけあって、おはなし会も随分育ち、お母さん達もこの会に馴染んで、わらべ歌や手遊びも、上手に素敵に歌ってくれるので、2,3歳の子どもたちも、落ち着いて会に参加できています

ご挨拶の後の♪『虫のこえ』も、私がリコーダーを吹きはじめると、お母さん達がきれいに声を揃えてくれたので、子ども達は、その響きにとても心地良さそうでした

絵本ひーらいた『おおきなかぶ』は、「うんとこしょ どっこいしょ」をみんなで読みながら進めました。

絵本『わゴムはどのくらいのびるかしら?』

 大型絵本で読みました。

わらべ歌は、おはなしの中に繋げて、5曲のメドレーにしました。
「おせんべやけたかな~かれっこやいて~こどもとこどもがけんかして~だるまさんにらめっこ~らかんさん」

絵本三冊目は、『すてきな三人ぐみ』
素話は、新バージョンの『とりのみじい』

お誕生会は、9.10月生れの3,4歳5人のお祝いでした!
「ハッピーハッピーハッピーバースデー!」
みんな元気で幸せでありますように


最後にお土産をもらう時、ちょっと大きい子たちは、小さい子が先ねというように、待ってくれています。



いつも会場作りやお土産を用意してくれている、増田書店の上野さんと平野さん。

 手描きのかわいいポスターも作ってくれています

みんなで作る、優しいおはなし会。
ぜひ、お出かけくださいね。


さて、夕飯に・・・。

 小ぶりの真かれいを見つけまして。。

「かれっこやいて とっくらきゃあしてやいて~ しょうゆつけて~♪」

焼いてお醤油もいいですが、から揚げにしました!

 ポキンと折れるほどじっくり揚げました。香ばしさプラス!

わらべ歌で食育
揚げている間中、私は、鼻歌まじり。これも楽しい時間


次回の増田書店おはなし会は、

11月28日(日)11:00~です!
元気に会いましょう










お知らせです!

2010年09月24日 | お知らせ
すっごく風が冷たいです。
肌寒いですね~~~

朝から、お芋を揚げました。
上の娘のお弁当のおかず、妹のおやつ。

 お月見団子のみたらしのたれが残っていたのでからめました。

それにしても、この重い空模様。
明日は、娘の運動会ですが、お天気が心配です。


おはなし会のお知らせです!

今度の日曜日、9月26日は、

増田書店おはなし会
    時間は、11:00~です!

運動会も多いかな?
それにお天気はどうかしら?

2ヶ月に1度の楽しみのおはなし会。
ぜひ、みんなでお出かけくださいね。

お誕生会は、9,10月のお友達です


そして、来週、10月3日の日曜日は、

第2回若葉ケヤキモールおはなし会です!
    時間は、13:00~と15:00~。

午後のひと時、楽しいおはなしの世界を旅しましょう

急に、風が冷たくなりましたから、
体調崩さないようにしてくださいね。

それでは、おはなし会で皆さんにお会いできるのを楽しみにしています


地域の方々のための子育て支援講座

2010年09月23日 | 講座・研修会(保育士研修等)
府中市の子育て支援事業の一環として、ひまわり幼稚園で行われる
『おはなしとわらべうたの講座』(9、10、11月の3回シリーズ)に行って参りました。

今日は、第1回目
3歳までの親子がたくさん参加してくれました。

 

今日のテーマは、『世界で1番きれいな声はお母さんの声』

お母さんが呼びかけるようなわらべ歌、お母さんと遊ぶわらべ歌をたくさん歌いました

   

小さな子ども達の世界、美しいものをたくさん味合わせてあげたいですね。
美しいものというのは、五感に触れる、素朴で優しい響きのあるもの。
子ども達が最初に出会う、美しいものは、お母さんの声です。

わらべ歌は、心のつぶやきにメロディとリズムがついたようなもの。
メロディと言っても、ミ、ソ、ラの3音で大概歌えてしまいます。
知らないうちに、鼻歌で歌えてしまうものです。

それでも、わらべ歌は、歴史や風土に根付いてきたもの、自然を愛でるもの、
人、動物を愛しむものなど、口承で伝えられてきた文化遺産のような面もあります。

お母さんの、優しい眼差しを受けて、歌われたわらべ歌は、子ども達にとって、
幸福で安らかな美しい世界になります。

生れたあの日を思い出してください。
ほわほわの赤ちゃんに、優しく語りかけましたでしょ。
どのお母さんにも、お母さんだけが持っている、優しい声があります

赤ちゃん抱っこができるのは、本当に僅かな時です。
お膝にのって遊ぶのも本当に僅かです。
お母さんが一番最初に、美しい世界を味合わせてあげてください。

3回シリーズで講座ができるのは、本当に嬉しいです。
次回は、四季を歌うもの、叙情的なものを織り交ぜて、進めていきます。
楽しみです
今日は、すっごく暑かったですが、来月はきっと涼しくなりますね。
元気でお会いしましょう




十五夜。お月見でしたね。
6時過ぎに空を見上げたら、きれいなお月様が輝いていました。
お団子作って、外に飾った時は、見えなくなってしまいましたが・・・。



お姉ちゃんが、丸めてくれました

 「お月見ってなんか好きっ」とつぶやいていました。

今日はあんこ。明日は、蒸かし直して、みたらし団子でいただきます





少しゆっくりできました

2010年09月20日 | 故郷便り
昨日は、病院の後、実家に帰りました。
父が、1ヶ月ぶりに外の空気を吸う事ができて、
母とも、少しだけほっとしたくなりました。

これは、8時頃の月です
東京でも同じように見えたでしょうね。

 十五夜までもう少し。

実家の周りをぐるっとひとまわり、妹と、姪っ子たちを誘ってお散歩しました
田んぼと畑ばかりの道、家は、ポツンポツンと。
圧倒的な虫の声、それにフクロウも声をかけてくれました。
街灯全然なし。でも、ぜ~んぜん怖くない

真っ暗で何も見えないかなと思っていたのですが、
月明かりが道を浮かび上がらせて、木々のシルエットがきれいに映り、とても美しい絵の中を歩きました

お散歩の間中、人影もなく、自動車の音も、遠くから響くサイレンの音も聞えずに、
ただ虫の音だけ。
丘を上り、青白い夜空を見上げると、空はドーム型に広がっていて、澄んだいい気持ちになりました



今朝は、久しぶりに、遠くに響く、日光線の音で目が覚め、
窓にかかる木の枝で囀る小鳥の声に目覚めはとても良かったのです

台所で母が、何かごとごと煮ているので、
「何煮てるの?」と聞くと、
「のりちゃんの好きなもの」と。

今朝、山栗を拾ってきてくれたのです!
「お母さん、ありがと~」
今年初めての栗

 茹で栗にして食べました。

甘くてほくほくしてほっぺたが落ちそうでした
虫食いも多かったけれど・・・。

台所に立つ、母の背中は変わらないです。
台所の湯気が似合います。

どんな時も、私たちのごはんを大事にしてくれます。
大豆のおこわが優しい味で美味しかった

宇都宮は、朝は、ひどい雨が降っていましたが、お昼近くになってお日様が輝きだし、
お墓参りもできて、ほっとした感が増しました。

少しゆっくり時間が流れました







八重洲ブックセンターおはなし会 vol.2

2010年09月18日 | おはなし会・語りの会
昨日も今日も良いお天気ですね
お出かけ日和

恵比寿ガーデンプレイスでは、恵比寿ビール麦酒祭(16~20日)が開催されていて、とても賑わっていました
みんなおいしそ~にビール飲んでいてご機嫌そうでした



土曜日は、八重洲ブックセンターおはなし会の2回目

  

最初は、2歳、3歳の小さな子たちが多かったので、始まりの歌の前に、わらべうたを歌いながら、少しずつ私に慣れてもらいました。

家族でお買い物に来て、たまたま本屋さんに寄って、床のマットを見て、「何が始まるのかな?」と来たところに、見たこともないおばさんが一人、
「お話し会始めま~す。座ってくださいね」って言われても、とまどっちゃうものね

絵本ひ~らいた1冊目の、『おおきなかぶ』で、「うんとこしょ どっこいしょ」と掛け声をかけるように読んでいると、だんだん足を止めてくれる人が多くなってきました。

*絵本『とりかえっこ』『カエルくんのみずたまり』『かいじゅうたちのいるところ』
*語り『とりのみじい』
*わらべうた「たてよこひよこ」「ちゃつぼ」「かれっこやいて」「あがりめさがりめ」

お誕生会は、1歳と6歳の女のこのお祝いをしました
もちろん歌は、「ハッピーハッピー」でね。

1歳の女の子は、1回目に来てくれた女の子。
お父さんお母さんとみんなで参加してくれました!

6歳の女の子は、さよならの時「とりのおはなし楽しかった」と嬉しい言葉を残してくれました

マットに座ってくれた、きれいなワンピースのお母さん方、ありがとうございます。
持参しているマイマットですが、年季入っていますし、恐縮です。。
でも、親子で、ゆっくり楽しんでもらいたいので、座ってくださるのが一番です。
すわり心地が少しでもよくなるよう工夫しますね。

次回は、10月16日(土)14:00~です。
皆さんにお会いできるのを楽しみにしております


リクエストで『おだんごぱん』語りました。

遠くからきてくれた、白いお帽子さんどうもありがとう。
いつも、優しい眼差しの素敵な笑顔に励まされています。感謝です




わらべ

2010年09月17日 | 絵本とわらべうたの会
お月様きれいですね。
今、ひとまわり散歩してきましたよ
秋の虫がちろちろ鳴いて、さやさや風が吹いていていい気持ちです。

今日のわらべの会は、2ヶ月、4ヶ月の本当に小さい赤ちゃんが、初めて参加してくれました。

マットの上にタオルを敷いて、ごろん。
私や、お母さんの声を宙で聴きながら、歌に合わせて足をばたばたさせていました。

 

遊び歌の「なべなべそっこぬけ」では、私が両手を広げると、2歳になった女の子達が、お母さんを振り返り振り返り、じわじわと歩み寄ってきてくれました。
手をつないで一緒に遊ぶことが出来ました
これだけでも、勇気いるんですよね。
お友達同士でも、だんだんにできるようになってくるでしょうね。
楽しみです。

新しい曲は、手遊び歌で「ねずみねずみ」「かれっこやいて」

お母さんと向き合って、手を合わせたり、こしょこしょしたり。
赤ちゃんは、お母さんと遊ぶのが大好き。
まだ、泣くほどには、大きな声はでないけど、
にこっと本当に嬉しそうに笑います。
赤ちゃん達の微笑みは、ほんとうにかわいい

次回は、10月6日(水)11:15~です。


お知らせです

明日、18日土曜日は、恵比寿のおはなし会です

恵比寿三越2階の八重洲ブックセンターおはなし会(2)

時間は、14:00~になります。

絵本・おはなし・わらべうた

楽しいひと時を過ごしましょう
み~んなで遊びにきてくださいね。
お天気だといいな



おはなし会便り

2010年09月16日 | おはなし会・語りの会
ここ何日か、大粒の雨も降り、急激に秋がやってきましたね。

今日明日と、生きがいセンターでおはなし会。
水曜クラスは、年に数回だけなので、今日は、ロングで2時間たっぷりでした。
季節の歌、わらべ歌、おはなしとゆっくり楽しみました

 

民話を二つ語った後、『かちかち山』の話のあらすじを語りながら、「さて、そのかちかち山、太宰にかかったらこんなお話になりました!」と、
太宰治作『お伽草紙~カチカチ山』を語りました。
語ると、ちょうど1時間です。

あの名ぜりふは、キメたつもりです!
   曰く、「惚れたが悪いか。」





さて、今週から、学校訪問始まりました!
二学期は、小学校、3,4年生を中心に回っています。

みんな日焼けして、元気元気!
それに、体が大きくなってる。声もね
運動会を前に、一生懸命練習していて、窓から見える良い景色になっています。


秋の語りプログラム(3,4年生)は、
*日本民話『やまなしもぎ』『あたまにかきのき』『かにむかし』
*グリム童話『ブレーメンの音楽隊』『眠り姫』
*新見南吉『ごんぎつね』
*宮沢賢治『どんぐりと山ねこ』『かしわばやしの夜』
お月見の頃には、『月のうさぎ』を語ります


学校訪問は、教室だけでなく、音楽室を使うことも多いのですが、音楽室は、入るたびに、なぜか胸がきゅんとなります。
小学生の頃、学校の中で、すごく好きな場所でした。
中学でも、高校でも、音楽室は居心地良い場所でした

大概は、3階か4階の隅っこにあります。それもいい。
窓からの眺めもいい。
作曲家の絵が飾ってあったり、棚に、アコーディオンや小太鼓が並んであったり、少し黄ばんだ音階の書いてある五線譜が貼られていたり、鉄琴木琴が隅に置いてあったりがいいんです。
楽器たちも、ちゃんと耳を澄ましているように見えてきたりします。

小学校の音楽室での、忘れられない6年生の秋の日の想い出があります。
音楽の先生は、教頭先生でした。
そのやわらかく太く響く先生の声は今でもこの耳から離れません。

先生の推薦で私は、ピアノコンクール(これ一回限りです)にでることになりました。
放課後、音楽室に陽が長く差し込める中、ベートーベンのソナタを練習しました。
横で、先生がずっと歌ってくれていました。
練習の合間に、先生が笑みを浮かべながら、フォーレやシューベルトの歌を歌ってくれた時の、ブレスも忘れていません。
とても温かい歌声でした。

私は、コーラス部にいて、その顧問が先生でしたので、あの秋は、音楽室で、随分長いこと先生と一緒に歌ったり、ピアノを弾いたりしました。

私が中学に入学してまもなく、先生が亡くなられたと知らされました。
私の横で、ピアノのレッスンをしてくれていた時は、すでに余命6ヶ月の宣告をされていたそうです。
先生の声だけ残りました。

秋の日の音楽室で語る時、時折、風や匂いが肌を通り、優しい懐かしさと切なさが、胸に込みあげてくる時があります。
場所はどこでも、優しく心を撫でられた跡は、時が経っても消えないものですね。

音楽室で語るの好きだなぁ



千羽鶴

2010年09月12日 | 日々徒然
昨日から千羽鶴を折っています。



娘達が「おじいちゃんに千羽鶴折りたい!」と言い出して、折り紙を買いました。
千羽鶴用の20色千枚入りの折り紙です。

「おじいちゃんの病気が良くなりますようにって祈ってから折るんだよ。1日50羽目標ね」と姉がリードしています。

   二人ともお口をとんがらせて折ってます。 

妹の方は、小さい折り紙に最初、なかなか苦労していましたが、だんだん上手になって、早くきれいに折れるようになってきました。

今日までで100羽。
計画通り折れるといいね




久しぶりにケーキ作り。
姉からのリクエスト、メロンのショートケーキを作りました
メロンのせただけ。薄緑でじみ~なケーキ。

 クリームはライトで少なめ、メロンはたっぷりに。

 間には、私の中の王道、黄桃をはさんでます。

さっぱり甘さで美味しい

フレッシュケーキも恋しくなってくる頃ですね。
オーブンから、ケーキの焼ける甘い香りもやっぱりいいものです


千羽鶴を折るのは初めてです。
娘達と、父の病気の、少しでも回復を願って毎日折っていく日も大切にしたいです。



9月の和の家おはなし会

2010年09月11日 | 高齢者の会
風がさやさやと吹いて、秋の輝きが和の家をつつんでいました。

 金曜日のクラスを訪問。

今月から、和の家のお話し会は、他の曜日のクラスの方にも楽しんでいただけるように、毎月、曜日を変えて訪問することになりました。

初めてお顔を合わせた方がほとんどでしたが、明るくて陽気なおじいさん達が盛り上げてくれました
リコーダーで「虫のこえ」を吹くと、まるでよさこいのように、手をひねり、楽しそうに
「チンチロ チンチロ チンチロリン♪」

私が話し始めると、私の前に座っていたおじいさんが、「耳があんまり聞こえんからようわからん」と微笑みながら「聞こえんとこまるなぁ~」と。

私との距離は、一番近くでしたが、もっともっと近づいて、「どうですか?聞こえますか?」と言うと、手を横に。

お膝があたるほどに、もっともっと近づいて、そして、どんな会場よりもゆっくりと大きな声で語り始めました。
すると、首をうんうんというように頷いてくれました。

最初のおはなしは『やまなしもぎ』秋の初めに語ります。
今年初語りでした

もう、それは、全身の力を込めて語りました。
本当に腹の底から声を振るいだしました。
ひとつ語り終わると、汗が首筋から流れ落ちました。
身振りも大きく語りましたのでね


いつもより、ゆっくり、大音量で語りましたので、息をはく量も多く、いつもと同じように節を作れず、力が入ってしまいました。
もっと鍛えなくちゃいけませんね。

間にわらべ歌を歌って、リラックス。

二つめのおはなしは『あたまにかきのき』。
おかしな呑気な男のお話です。

次は、歌うように語ろうと思い、
体で波を作るように、節をつけて語ってみました。
すると、力が抜け、声が響いてきました
なにかちょっと、開けるものがありました。
新しい語り口が生れたかな。
おじいさんが大きく拍手をしてくれ、良かった!

来月は、月曜日のクラスに訪問です。
『あたまにかきのき』新バージョンで語りたいと思います







阪田寛夫さんの詩

2010年09月09日 | 日々徒然
童謡『さっちゃん』といえばすぐ歌詞が思い浮かびますよね
それから、娘達がピアノの練習の合間に一息つくように楽しく弾く『ねこふんじゃった』。
私も、幼稚園のおはなし会でよく歌う『おなかのへるうた』など、
やさしくて、ユーモアたっぷりの歌詞の数々を書いた阪田寛夫さん。

二学期が始まり、中学生の姉は、国語で文法を勉強してる様子。
ちょっと覗いてみると、単語の分け方、自立語、付属語・・・。
わら半紙に、たくさん練習問題。
大変ね。
阪田さんの『練習問題』はこんなです。

阪田寛夫『てんとうむし』より

   
    練習問題

  「ぼく」は主語です
  「つよい」は述語です
  ぼくは つよい
  ぼくは すばらしい
  そうじゃないからつらい

  「ぼく」は主語です
  「好き」は述語です
  「だれそれ」は補語です
  ぼくは だれそれが 好き
  ぼくは だれそれを 好き
  どの言い方でもかまいません
  でもそのひとの名は
  言えない


阪田さんは、童謡詩人、児童文学者としてとても有名ですけれど、
芥川賞受賞されてます(1974年下半期「土の器」)



だんだん、日暮れも早くなって、夜が長くなってきましたね。
秋は人を詩人にすると言いますが、確かに、黄昏時の空の色も、夜の虫の声も、しみじみしてきました。
詩を紡ぐことばは書けずとも、耳を澄ますと、虫の音も、素敵なメロディに聴こえてきます。

季節の変わり目です。
みなさんも、体、お気をつけくださいね


ぷるるんコーヒーゼリー

2010年09月08日 | クッキング
ぷるるんとしたゼリーは、子供たちの大好きおやつ
手軽に作れるので、毎日のように作っています。
この夏は、参ってしまうほどの暑さでしたから、オーブンはパスしてました

オレンジや、グレープフルーツなど果汁ゼリーを日替わりで作っていましたが、今日は、久しぶりの雨。秋めく涼しさ。
ほろ苦いコーヒーゼリーにしました。

  バニラアイスクリームのせ。

下の娘が最初「え~、コーヒー苦いでしょ、食べられないよ~」なんて言っていましたが、
あっという間に食べてしまうと、
「もう1回時間をもどして、最初から食べた~い」と美味しいお顔。
コーヒー味、なかなかでしょ。
アイスクリームとなら間違いなし!ですけどね




朝、子供達を送り出し、細々した事を片付け、ふっと間が空いた時です。
外は雨で、久しぶりに窓を閉め、その向こうの雨の音を聞いていました。
お友達から電話がありました。
「のりちゃん、大丈夫?」って。
ちょっと長電話しました。
普段、メールばかりのやりとりが多くなっていましたが、
やっぱり、声ってあったかいなと思いました。

電話を切った後、大好きな絵本の中の『おはなし』が読みたくなって、ひっぱりだしました。

ご存知の方も多いでしょう。
がまくんとかえるくんの、
 『ふたりはともだち』

顔見てたら読まなかったかも。
声の余韻って優しい。


父の誕生日に

2010年09月07日 | 日々徒然
今日は、父の67歳の誕生日。
悲しいことに、今日の誕生日を病院で迎える事になってしまいました。
幾つも病気を抱えながらも、ずっと、家で誕生日が祝えていたのですが・・・。

持病を持ちながら、癌の手術も乗り越え、体力も戻り、土の仕事もできるようになってきた頃、別の内蔵疾患で、新薬投与。
強い副作用にも耐えてきたのですが、足の異常な痛みと痺れ、感覚麻痺などで8月末に入院し、10万人に1人という聞いたこともない、長い病名の特定疾患の告知を受けたのが1週間前でした。

私の中で、父は、どんな病気になっても、頑固な生き方を貫き、畑や庭を造りながら、体力をもどし、回復していくものだと思っていました。
大丈夫良くなる。いつもそう思っていました。

今、精神も肉体も、絶望の闇にいる父を見ると、私も言葉を失い、傍に付きそっても、ただ辛い父の言葉を受け止め、手や足をさすって上げる事しか出来ないでいます。
まだ、治療法は有効と認められるものがありません。


草刈りをしていたあの日、父は横で土を耕していました。
帰りは、野菜畑で、「無駄にしないでちゃんと食べてくれよ。」と言っていました。
土の上に立つ父を見るのはあれが最後になってしまうのかと思うと悲しくて辛いです。
私も、何がどうなってしまったのかわからないくらいです。

それでも、孫達は、明るい手紙を書き、それをじっと読んでいた父がいました。
「どんな病気も乗り越えられる。じいちゃんなら絶対大丈夫」
みんな同じように書いていました。

祖母の四十九日も前にして、いろいろな想いがある中、母も大変です。
これから起こる様々なことにしっかり向き合っていけるよう、母を支えながら、私たち三姉妹、それぞれできることをよく考え、心を掛けていきたいです。

この猛暑続きの異常な夏、いろいろなことがありすぎます。
この夏と言わずとも、人生には色々なことがあります。
40歳も超えると、本当にそう思うことがいっぱいです。
毎日毎日が大事です。
時間がいくらあっても足りない毎日になってきました。
どんな日々でも、私にもやらなくちゃいけないことがあります。

明るい方へ歩みを踏んで、嘆きや不平をとっぱらって、希望を願い、そして、奇跡を信じて生きていきたい。

心をもっともっとたくましく鍛えなくちゃいけません。
病院に通うだけでなく、父の畑や庭も、荒らすわけにはいきません。
これからは、私の生活の中に土仕事も加え、野菜作りも覚えなくちゃと思っています。
父がいないからといって、父が愛情をかけて作っていた畑を全滅させるわけにはいきません。
新たに挑戦することが増えそうです。


父が、一番癒されると言っていた父の庭に早く帰ってこられますように。




冷やしトマト

2010年09月04日 | 日々徒然
夏のお手伝いのご褒美にもらった父の作ったトマト。
大きな完熟のトマトも最後の1個。

皮がしっかりして、味は濃厚。
冷やしトマトは、夏の最高のご馳走!

 塩まぶし、赤冴える!冷や冷やあま~いトマト

父の作るトマトは、こうして、皮をむいて、塩をまぶし、包丁を十字に入れて、大きく一切れずつバクッバクッと食べる。
これが一番美味しい

まだまだ酷暑は続きそう。
やっぱりおすすめ一番は冷やしトマト

わらべの会便り

2010年09月02日 | 絵本とわらべうたの会
今日も、随分気温が上がりましたが、体も暑さに強くなってきました
残暑も、もう少しというところでしょう。まだかな?

わらべの会は、幼稚園組さんが夏休み最後に参加してくれて、大勢になりました。
3歳さんが多いと、やはり、違います。
言葉の掛け合いができますから、子ども達の声を聞くことが出来ます
今日は、参加型の紙芝居、絵本、素話、手遊びわらべうたで、楽しみました
 


お母さんの胸の中にすぽっと抱かれてる、まだごろんの時期の赤ちゃんにしたら、わらべ歌にしても、おはなしにしても、言葉が、宙に舞っている不思議な音に聞えるでしょうね。
赤ちゃんが、言葉を追うときは、何か、その音の姿を見つめているような目をしています。
目を見開いて、言葉を凝視しているように。

わらべ歌の音律やリズムは、きっとやさしい音に聴こえているでしょうね。
その上、歌にあわせて、体を撫でたり、さすったり、ぽんぽんつまんだり、とんとん叩いたりしたら、手や指先の温かい刺激が伝わり、それはそれは、心地良く楽しいですよね。

赤ちゃんと向かい合って、たくさん目を合わせて、触れて遊ぶ。
赤ちゃんが大好きなこと

赤ちゃんは、無理に聞かせようとしなくても、存分に聞いています。
まずは、お母さんがどんどん歌って、リズムをとってくださいね。
お母さんの声は、魔法のように体に吸収されていきますよ


次回(9月17日(金))は、秋を感じるわらべ歌を多く歌います。
また、元気なお顔見せてくださいね