~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

オープン参加!!イベント・おはなし会・ワークショップ情報!!

★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

大晦日です

2008年12月31日 | 日々徒然
大晦日です。
2008年もあと僅かです。
この最終日まで、色々やらなくてはならないことに追われているのは、皆さんもきっと同じでしょう。

バタバタさを押さえて、作業を進めたり、考えるにはやはり音楽です。
今年はなぜか、第九という気になりません。
お節を作りながらずっと繰り返し聴いていたのはこのCDでした。
交響曲でなく、弦ではなくピアノだけの曲。

 ヴィルヘルム・バックハウス

ベートーベンのピアノソナタ第8,14,21、23番収録。
『悲愴』『月光』『ワルトシュタイン』『熱情』です。

それぞれの曲に私なりのテーマや感情がありますが、特に『悲愴』は心の節目に必ず聴きたくなります。
この4曲を聴いていると、感情が高ぶり、また冷静になり、想い、また力が沸いてくるような構成です。
ぐるぐる今年一年のことが思い出され、一人で、苦しくなったり、嬉しくなったり、悲しくなったり、喜びにあふれたり、忙しく心が動きます。

でも最後に残るのは感謝の気持ちです。
今日ここで、落ち着いて今年を見つめなおし、もう一度、様々な出会いに感謝です。
心からありがとうございました。

いま、静かに来年の心の準備をしている自分がいます。
語るまでは、様々な思いの中に、悩み思い巡らす自分がいますが、
いざ皆さんの前で語るときには、何ものにもとらわれない、何ものでもない私のまま、
ただただ、まっすぐ、小さな光を灯すように語っていきたいです。

煩悩だらけの私ですが、年越しそばを食べ、年が明ければ新しく踏み出す私がいるでしょう。
今しばらく今年の反省をしようと思います。

最後は、やっぱり今年一番聴いた
メンデルスゾーン無言歌集より『信頼』。
愛娘に弾いてもらいます。

11月の生きがいセンターのおはなし会で、初めて、娘と共演しました。
温かい拍手をありがとうございました。
来年も少し、可愛らしいおはなし会を開きます時には、
娘と一緒にお話を届けられたらいいなと思います。
呼吸を合わせて、温かい時間を皆様と共に過ごせることを願っています。

皆様、本当にたくさんの励ましと応援どうもありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎えください。

                    2008.大晦日  八重幡 典子 


網戸掃除はこれ!

2008年12月30日 | 日々徒然
みなさん、お掃除はもう終わりましたか?
今日は、お天気で陽射しが気持ちよいです。
風もなく、網戸掃除にはベスト日。
一日予定よりずれてしまいましたが、今日のほうが暖かいからです。

父は、網戸なんて高圧洗浄で一発だといっていましたが、やはり私は「手」派。
大好きホームセンターで、様々なお掃除グッズの中で購入したのは、網戸ブラシ。

 決め手は、この持ち手と回転するところです。

去年の亀の子だわしより、いい感じ

さて、本番。
なるほど良いです!
隅のほうもブラシがしっかり入り込み、手にフィットして加減もでき、回転するので広範囲に磨けます。
ホースのジェット噴射であっという間にピッカピカです

1枚10分足らずで終わってしまいます。

どんどん進みます

窓拭きもミクロパワー繊維のふきんで、洗剤なしでOKなのです。
雑巾も日々進化していますね~~。

私は、ゴム手袋が苦手なので、掃除は、いつも素手。
手には悪いと思いつつも、ネイルなどにも全く興味がないので、感覚がしっかり分る素手が一番なのです。
洗剤を使わないできれいになるなら、いいですよね。
食器洗いは、アクリルたわしを使っている人も多いでしょう。
でも、隅々お掃除するなら、やっぱり雑巾でないといけません。

あとは、家電磨き!

 でも、このミクロのふきんで大丈夫

宣伝するわけでもないですが、空ぶき、水ぶきOKで、何回も洗って使えて、柔らかくて形が用途に合わせて変えられ、5枚入り。お値段も300円台です。
お掃除は明日にかける!と思っている方。おすすめで~す

私も、家中磨きながら、今年の埃を落としてしまうつもりです・・・。
明日は、ゆっくり紅白を見るのだ


いざ、もちつき!②

2008年12月29日 | 故郷便り
28日、今年の餅つきは朝から快晴でも、風が強~い。

餅つきの始めは、まず、紅白幕を張るところからです

  もち米を蒸しあげたら準備完了です。

餅つきは、分業かつ流れ作業で順序良くやらなければなりません。
火担当、蒸し担当、つき担当、こね取り担当、成型担当・・・。
みんな、父の指示で動きます。
去年は、父が病気で餅つきができませんでした。
父がいないと何も行事ごとはできなくなってしまいます。

でも、今年の餅つきは、今までとはちょっと違ってました。
みんなが、父から手順や見極めを学びとろうという気構えがあるようでした。
私も、然り。

餅つきというのは、この辺りの田舎では、受け継がなくてはいけない行事で、お祝い事やお祭りには欠かせない大切なものなのです。
家族が力を合わせる行事のひとつです

妹たちから、「お姉ちゃんはこね取りできるようにならなきゃ。長女なんだから」・・・
きれいなお餅ををつくのに重大な、しかも、かなり重労働の任務をいいつかりました
こね取りって本当に難しいのです。
お餅が熱いうちにベストな状態でつきあがるのに、工夫が必要です。
今回も何度かやってみましたが、やはり、父にバトンタッチになります。
父から丸をもらえるこね取りは、まだまだ先のようです・・・。

  餅の弾力にまけてしまうのです 中腰もつっつっ辛い

  のし餅は均一に伸ばすのが難しいです。
どんどん冷めてしまうのでスピーディにしなければばりません。 

 お供え用。きれいに作ってね。おしゃべりしすぎ

  途中のお楽しみ。

つきたてお餅は飛び上がるほど美味しい
あんころもち、大根おろしもち、きなこもち、納豆もち。あっという間にペロリ。
 
午前中四臼、午後四臼合計八臼。
これで、お正月が迎えられます~~

寒い中、楽しかったけど、やっぱり大変で、最後の三本締めで結ぶ時は、もう暗くなっちゃいました
火加減が悪くて、蒸かしのタイミングが合わず、一臼一臼のインターバルが長くなり、時間がかかってしまいました。
でも、火を囲みながら、父母と姉妹たちと今年を振り返る色々な話ができ、こうして、みんなで餅つきができるのは、やはり健康だからと、日頃の心得のやはり父の話が説得力がありました。
私も来年の目標に、今更ながらも、『健康第一。早寝早起き、腹八分目』をしっかり掲げたいと思います。

さあ、次はおせち作りです。
でも、その前にまだまだ大掃除。
窓拭きも床拭きに、ピカピカぞうきんというのを先ほど買ってきましたが、
本当にピカピカになるのかな?

皆さんも今頃は大掃除真っ只中でしょうか?
寒いですから、風邪などひかないようにほどほどにしてくださいね

おまけ。

 悔しいけど重すぎる~~ 

腰が入ってないぞ~~と掛け声が。

腕が筋肉痛です。まさか、四十肩まさかまさか。
窓拭きに支障が





いざ、もちつき!①

2008年12月28日 | 故郷便り
田舎の年越しの準備は力仕事の連続です
しかも、寒ーい北風吹く中を、ほぼ一日中外、冷たい水を使いながらの作業ばかりです
手は、感覚がなくなるほど冷たくなり、膨れ上がってしまいます。
コートもマフラーも帽子も外せなくて、もこもこ状態です。
もっともっと寒い北国の方には、なんのなんのそれしきと言われそうですが、
栃木の冬は関東の中ではピカイチ寒いのです

さて、メインイベントの「餅つき」。
今年は28日、数は8臼つきます
毎度のことですが、お正月のお供え用、のしもち、豆餅、のり餅、それらを実家と姉妹分、お世話になった方への配布分。
1臼は、三升なので、なんと、24升分です
この、もち米とぎがなんといっても大変です。
前日に三姉妹が集まり、担当ですが・・・。
8臼分かぁ・・・

でもでも、やるしかない

 一回三升ずつ。姉妹技!二人とぎ。

しっかりとがないと、美味しいお餅にならないので責任重大。
大事なのはほんと気合です
最後はもう腕が腕が腕が・・・折れそ~~でした

冷たい水が手につきささるようで、体もしびれるほど寒いと思っているところへ、
父が畑の倉庫から薪ストーブを持ってきてくれ、火を入れてくれました
足の先が凍りそうで、ガチガチ震えてくると、時々火に当たりに行きます。
手がじんじんとなり、かえって痛さもひびいてくるようでしたが、顔がほっこりなるのでやっぱり火があると嬉しいです
ゆらゆら燃える炎の色に、火ってありがたいなぁとしみじみと思いました。

母は、ここで炊き出しのけんちん汁を作ってくれていて、いい匂いやぐつぐつ煮ている音にも励まされてがんばりました!

準備OK!

 水に一晩ひたして明日へつづく・・・。


余韻

2008年12月27日 | 日々徒然
クリスマスが今日の寒さの中に
鈴の音の余韻をかすかに残して、さーっといってしまいました。

お昼間にいつものスーパーへ買い物に行ったら、お豆腐のとなりには、何種類ものお正月用かまぼこ、伊達巻、なるとなどが、色とりどりに並べられていました。
お正月の買い物はしなければなりませんが、まだもう少し先にしたい。
クリスマス終わったばかりだもの・・・。

夕べに向かってどんどん寒さが増し、風も吹いてきました。
白い息をわざとはいて、寒さを確認。
マフラーを鼻まで巻いてお出かけしたのは、ジュンマツさんこと松村潤乃輔さんの
今年最後26日のライブです。

 会場は、上板橋のグリーンドア。

オーナーが自ら設計建築を手がけたお店は、ライブを聴きながら食事を楽しめる、心地良いレストラン。
ライトも楽器も充分で、素敵なライブが繰りひろげられている様子

ジュンマツさんとは、6月の朗読劇『パーテルさん』で共演しましたが、来年1月の天草ディナーショーで再び共演します!
天草の歴史、伝説を調べ、掘り起こしの民話を作っている青木賢治さんの民話を語ります。
青木さんは、パーテルさん原案者です。

生まれたての民話を語ることは、ストーリーテラーとして本当に喜びであります。
語り継がれている話は、その土地を愛し、人を愛するところから生れます。
民話を語るということは、その心を語ることになります。
日本に生れた私が、日本で生れた民話を語れることは私の存在の意味もまた考える機会となります。

グリーンドアのオーナーが、今年最後になるかしら・・・。
ドキッとする、しかしとても心に突き刺さる言葉をくださいました。

「語りは(言)ごんべんに(吾)と書くでしょう。吾は何たるかをしっかり見つめながら、自分探しをしっかりできる人でないと本当の語りはできない。話すはごんべんに(舌)でしょ。話すにならないようにがんばりなさい」

インドの詩人タゴールの詩集を紹介してくださりながらこう言葉を添えてくださったのです。
実は、タゴールは語りたい、語るべきだと思いながら、難しく今はなかなか取り組めないと思っていたものです。
心の隅に置いていた大事な置物になっていました。
いよいよページをめくる時がきたようです。
背中を押されました。
自分と向き合いながら、一つずつ心に刻んでいきます。
2009年に皆様に届けたいと思います。

私の目標課題目的そして存在意義、ルーツすべてを見直し心にとめて、2009年に臨みます。

さあ、大掃除と餅つきです。
がんばるぞ




クリスマス!

2008年12月25日 | クッキング
みなさん、良いクリスマス過ごされましたか?
今年は、とても暖かなクリスマスでしたね。
街を彩るイルミネーションも星空の下でキラキラきれいでした

今年のクリスマスケーキは、ココアのロールケーキにデコーレーション

 ホワイトチョコを削って雪のようにふらせたつもりです


おはなし会に参加されているお母さん方は、お菓子作りが趣味の方も多いですね。
どんなケーキ作られましたか?
今度、教えてくださいね。

 シーフードたっぷりのメニューにしました

はまぐり、えび、いか、たら、サーモン、たこといっぱいです

TVで言うことには、今年は、おうちでゆっくりクリスマスディナーされた方が多いそうです。
いいことですねぇ。
幸福の食卓は心にも体にも良いものです


しっかし
18日の子どもクリスマスから、愛依の風クリスマス、姉妹クリスマス、友達クリスマス、家族クリスマスと毎日美味しいものが続き、ややポテッと
これからしっかり大掃除して、体をもとにもどさなくちゃいけません。

でも、27日から宇都宮行き。
28日のお餅つきのために帰ります。
とすると、またまた食べ過ぎちゃう予感です・・・
27日は父から「網戸掃除と窓拭きを担当!」と仰せつかったので、一生懸命動いて脂肪を燃焼させようと思います

みなさんも年末のお掃除がんばってくださいね




にじいろ文庫で

2008年12月23日 | おはなし会・語りの会
今年最後の小学校文庫「にじいろ文庫おはなし会」がありました。
お休みに入る前は、低学年と中高学年の2回公演になります。

 絵の上手なお母さんがたくさんいます!

1年生も、毎月のこのおはなし会にすっかり慣れて、廊下にランドセルをきれいに並べ、出席のはんこを押してもらい、絵本を読みながら始まるのを静かに待っています。

私は久しぶりの参加でした。
もちろんクリスマスプログラム「くるみ割り人形」を語りました。
絵本はもう、みんな素敵に読んでくれますから、私は大体語りでの参加になります。

毎回1、2年生は80~90人くらい参加者がいます。
教室はいっぱいになります。
まだ小さな体をお隣とぎゅーっとくっつけて、みんな体育座りです。
もうその様子が可愛いくてたまりません
表現があまりよくないかなぁ・・雀の子や燕の子みたいに見えてきます。
ニコニコ顔でこちらを真っ直ぐ見るのです。

語っていると、子どもたちの顔がよーく見えます。
アイコンタクトで語りながら私もにっこりしちゃいます

子どもたちには、どこまでもどこまでも夢のあるお話や、勇敢なヒーローがでてくるお話や、優しさに溢れたお話を伝えたいです。
この時期に聴くお話はずーっと記憶の中に宿るはずです。
語る私たちは、喜びの時間を子どもたちと共有し、お話の世界にゆったり羽を伸ばせる空間を作ってあげることが大切です。
絵本で心の旅をするように。ゆっくりゆっくり。

クリスマスおめでとう
世界中の子どもたちが愛で満たされますように。


クリスマスメニュー①

2008年12月22日 | クッキング
素敵なクリスマスプレゼントをいただきました
玄関がクラシカルな感じになりました。

 ポインセチアの深い赤が素敵です。


愛依の風クリスマスパーティに妹が助っ人に来てくれました。
やっぱり、お姉ちゃんのそばは居心地良いのか・・・なんて。
予定よりも長居になり、3日間一緒に過ごしました。
あちこち散歩に行ったり、夜中までおしゃべりしたり。
3日目の夜は、助っ人のお礼もあって、ひと足早いクリスマスディナーにしました

 一応、赤と緑のクリスマス色を意識してみました。

妹とこうして、クリスマスをお祝いするのは、実に妹が小学校6年生以来です。
随分月日は経ったものです。
10才も歳が離れているし、東京に出てからは、クリスマスに実家に帰ることはなかったですからねぇ・・・。

妹がとても嬉しそうで、そのニコニコしている顔を見ていると、小さい頃のことが思い出されました。
妹に離乳食を食べさせてあげたことや、絵本を読んであげたり、おままごとをしたりしたことまで思い出されました。
でも、記憶は小学生までの妹の姿で、中高生のころは制服姿だけ。
東京に来てからは本当に、ゆっくり話したり、相談にのってあげることもほとんどなかったです。
冷たい姉ですね。反省です

でも、こうして大人になって、ゆっくり時間を過ごしてみると、
気がずるーっと緩み、空気感が懐かしい時間を取り戻させてくれます。
妹がいてよかったな。と思います

以前ブログに書いた事のある、「もみじの手」の詩の妹です。
私は妹ができて本当に嬉しかった。妹の誕生をとても喜んだのです。
あの時の感覚が甦り、少しだけ良いお姉ちゃんしてしまいました

来てくれてどうもありがとう。





愛依の風の輪

2008年12月21日 | おはなし会・語りの会
19日金曜日は、
「storytelling愛依の風」クリスマスパーティ(忘年会)でした。



この1年分の感謝の気持ちを込めて、その気持ちを伝えたく企画しました

振り返りますと、様々な想いがめぐります。
こうして、2008年の最後まで、おはなし会を開くことができましたこと、本当に感謝です。

会場は、国立の小林亭。
私の活動を応援してくださっている小林シェフのイタリアンのお店です。
美味しいお料理と愛依の風つながりの方々と温かいアットホームな雰囲気で楽しい会になりました
参加者25名で貸切でしたので、楽器を持ち込んでたくさんの余興で盛り上がりました。
しかも、心を奪われるほど素敵なものばかり

 

プログラムが進むにつれ、胸がいっぱいになって涙してしまったり、大笑いしたり
たくさんの友情と、温かいお心に本当に感謝です。

愛依の風の輪が少しずつ広がっているのを感じます。
ひとつひとつの出会いは、偶然だったかもしれません。
でも、その出会いが、私に生の声で語る意味を見つめさせ、また一歩踏み出す力を与えてくれました。
どんなに時代が変わっても想いは変わらずしっかり取り組んでまいります。
愛依の風の信念「いかに時代は変わっても 魂の流行はない」と。


    「Storytelling愛依の風」

      私は生まれた
      小さな光の粒

      風が吹いてふわっと空へ舞った
      私は野の小鳥になった

      小さくても羽をもった
      だからどこへでも飛んでいく
      小さくても声をもった
      だから誰のところでも歌う

      愛依の風にのって
      どこまでもいつまでも
      心と心をつないでいこう
      土になり命の種になるまで


                (2008.12.19 典子)

「想い」がすべてだと思います。
なぜ、私は、ストーリーテリングするのか。
「想い」の火は決して消しません。

心と心をつなぐおはなしの世界 ストーリーテリング愛依の風。
作家さんの想いがいっぱい詰まった作品や、語り継がれている民話を私は、心を込めて語っていくのみです。
愛依の風にのって。










小さなクリスマス会

2008年12月18日 | 日々徒然
自宅にて小さなクリスマス会を開きました。
子どもたちの笑い声でいっぱいになりました。

 玄関は、小さなクリスマスの森っぽく飾ってみました。

ツリーはホワイトです。

 毎年飾りが少しずつ増えていきます。

いただいたマスコットやおまけまで飾って、ツリー遊園地みたいに賑やかです。

今年初めて作ったクリスマスケーキは、いちごショートケーキに星をいっぱい散りばめさせました!

 子どもは星が大好きです。とっても好評でした!!

今年も書店や学校で、たくさんのスターさんのお誕生のお祝いができました。
キラキラ元気な命。
今を生きているエネルギーでいっぱいです。

世界中の子どもたちが健康で幸せに生きてほしい。
それが本当に私の願いです。

子どもたちの願いがきっと叶いますように。

囲炉裏端/冬の夜ばなし

2008年12月17日 | イベント・語りコンサート・舞台他
16日火曜日の夜18:00~
骨董カフェ椋で「囲炉裏端/冬の夜ばなし」が開かれました。

椋初のイベントで、画家の天野珠美さんの展覧会とコラボの大人のおはなし会です。

会場に着くと、囲炉裏の炭の温かさでほんわか、ランプの灯りも柔らかで本当に素敵な世界。
寒い中を来て下さるお客様のために準備万端になっていました。

 携帯なので程よい色合いがでなくて残念ですが・・・。

 語る背景も、和アンティークでうっとりです

 お話のリクエストはなんと怖~い話。

プログラムは大人絵本『雪女』『道成寺』語り『蜘蛛の糸』
安珍と清姫のお話は歌舞伎や能などでも有名ですし、『雪女』『蜘蛛の糸』は、小泉八雲、芥川龍之介の代表作です。
背中がぞくっとするようなおはなしですが、たまらなく美しい作品です。
偶然にも展示されていた天野先生の作品に白蓮の描かれていたものがあり、まさに
『蜘蛛の糸』の世界にぴったりでした

 龍神を描く天野先生

スペースの関係で、定員12名で締め切りでしたが、こうした小さな会では、私との距離がとても近いので、私の呼吸まで感じてもらえたり、語りの後、それぞれの思い出話や、感想などどんどんお話していただける雰囲気になるところがやはり良いです

 私の隣、石田郷子先生とご主人の善さんです。

おはなしの後は、炭火の焼餅や銀杏をいただき、皆さんとおしゃべりしました。
参加者のほとんどは、店主俳人石田郷子さんの門下生でした。
電車で1~2時間かけて来てくださった方も何人かいました。
俳句好き物語好きが集ったまさに冬の夜ばなし会になりました。



参加者の中に栃木出身の方がいました。ローカル話で盛り上がりました。
畑好きのご主人と明るい奥様、私とあまり年の違わぬ息子さんもいらっしゃるということでちょっとかぶります・・・。
3ショットは、何だか親子写真のようですね

大人のおはなし会の会場は実に様々です。
ホールでも、会議室でも、書店、ギャラリー、カフェでもどこに行っても素敵な出会いがたくさんあります。
それぞれのしみじみした感想を聞くと、涙がでてくることもあります。
生の声で語る意味を知る瞬間です。

外は冷たい雨が降っていました。
椋の中は、ほっこりほっこり







第2回「木のかたりべ」

2008年12月15日 | おはなし会・語りの会
土曜日、満月の日は、
大人のお話し会、月宵ひとり語り「木のかたりべ」でした。
1年ぶりのフリーのライブです。
満月を待ちながら、この宵を楽しみにしていました。



会場の「国立本店」に入ると、なんと落ち葉の絨毯。
店長の和久さんが面白い演出をしてくれています。
本当に名前の通り、ここに来るたび色々表現されていて、いつもワクワクします。

大人が10人入るともういっぱいになってしまう空間ですが、来てくださった方とたくさんお話をしながら、そして、父の手作り梅酒をゆっくり飲んでいただきながら会を進めていきました。

 リコーダーで「サリーガーデン」
中原中也の詩「月夜の浜辺」から始めました。

絵本『満月をまって』
絵本『八郎』

語り『よだかの星』 

 絵本『クリスマスのおくりもの』

最後に1月生れの方がいらしたのでお誕生日に寄せて
『ぼく、おつきさまとはなしたよ』を読みました。

大人のおはなし会は、それはそれは、静かに静かに、みんなが心や耳を澄ましている音が聞こえてくるような世界でした。
私としては、はち鳥になったような気持ちでストーリーテリングしました。
物語を聴くことは楽しいのです!


今後、偶数月に開く予定です。
次回は2月です。どうぞお楽しみに。







明日は満月!

2008年12月12日 | 日々徒然
今23時半。
月がほとんど真上から明るく照らしています。
今日も月が美しい。

明日は今年一番大きく見える満月です。
月宵ひとり語り「木のかたりべ」があります
そして予告通り、明日にぴったり 
クーニーの『満月をまって』を読みます

美しい月夜に、大人のおはなし会。
なかなか良いものですよ。
時には静かに、物語。ロマンチックになりましょう

古書・ギャラリー 国立本店(042-575-9428)18:30~でお待ちしています!

日本橋図書館絵本講座⑩

2008年12月11日 | 講座・研修会(保育士研修等)
9月から始まった日本橋図書館絵本講座もいよいよ最終回を迎えました。
今日は受講生の皆さんの大おはなし会です。
そうです!発表会です



絵本、素話、紙芝居、パネルシアターと盛りだくさん。
皆さん、これまでの1回1回を振りかえ見られるような、しっかりとした、心のこもった丁寧な発表でした。
皆さんの顔を見て、声を聞いて、響くものがありました。
それは、真剣でとても優しい響きです。
ひとつひとつのお話を聴きながら、温かい気持ちになったことはもちろんですが、
絵本の力を信じる強い想いが伝わってきました。
この講座を積み重ねるうちに、さらにしっかり宿ったのだと思います。
それぞれに味のある素晴らしいプログラムで、まさに大お話し会でした。

図書館の方々にも最後までしっかり支えていただきました。
ありがとうございました。
受講生の方々も最後まで出席率もよく熱い講座になりました。

 


さて、私ですが、今日は最終回ということで、恥ずかしながら、特別ゲストとして再度呼んでいただきました。

グリム童話『ブレーメンの音楽隊』を語りました。
このおはなしには、悲しみを希望に変え、人生を明るく楽しんで生きるというユーモアと喜びがあります。
大好きな作品をこの会の最終回で語れたこと、とても嬉しく思います

呼んでいただいたおかげで、最終回パーティにも参加することができ、受講生の皆さんとゆっくりおはなしすることができました。
それは、本当に良かったです。
皆さんのキラキラ輝く目、柔らかな顔、ほころんだ顔がまた、私の記憶の一部、体の一部になりました。

会場はみんなの熱気が漂っていました。
最後の受講生の方を送ったあと、会場は見事にしーんとなりました。
係りの方が静かに窓を開けました。
冬の風とは思えない、さやさやと心地の良い風が吹いてきました。
私に吹いた愛依の風でした

素直に、いい風だと思いました。

また、きっとお会いできますね



第23回火曜の会

2008年12月09日 | おはなし会・語りの会
今日は、今年最後の火曜の会でした。

クリスマスシーズンとあって、今回の物語は、ホフマン作『くるみ割り人形』(BL出版)です。

私が、今、子どもたちに語っている『くるみ割り人形』は、愛依の風版です。
私が脚色し、15分の作品にしています。
複雑に絡み合う、くるみ割り人形とねずみの王様との関係よりも、マリーと王子、そしてお菓子の国の出来事をメインに描いています。

今日の絵本は実に50分。
ホフマンの『くるみ割り人形』は、バレエでもない、チャイコフスキーでもない、じわりじわりと、不思議な世界が広がっていくのです。
読む者のみが味わえる魅惑的なおはなしの世界です。

じっくり読んだのは、久しぶりです。
やっぱり、クリスマスは、たっぷりストーリーの楽しめる、夢の世界、愛の世界がいいですね


そして、この会のメンバーの渡辺由子さんが、まるで、くるみ割りのお菓子の国を再現するような、素晴らしいファンタジーの世界を見せてくださいました。
見るだけでうっとりして、シンデレラでも人魚姫でも次々にお話が湧くような世界です

エッグアートの世界
渡辺さんが、この度、20年間の軌跡をたどるような素敵な本を出版されました!

 どのページの作品も優しさと美しさで溢れています。

実物は繊細でどこから見ても美しいです

 卵で作ってるって信じられない

卵の殻で作るエッグアート。
命を宿し、命を守り、そして命をこの世に誕生させる卵。
ここに、愛情を込めて装飾する。
そして贈る。心からあなたへ。
幸福感いっぱいの贈りもの。私も作ってみたいです