~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

オープン参加!!イベント・おはなし会・ワークショップ情報!!

★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

ハロウィンにおすすめ絵本

2007年10月30日 | 絵本ひーらいた

かぼちゃのスープ。
作り方はポタージュです。
これは、かぼちゃを柔らかく煮込む時に、白ワインと、カレー粉を少しくわえました。


ハロウィンにおすすめする絵本を2冊。
『メグとモグ』偕成社
きょうは、待ちに待ったハロウィン。メグと仲良し魔女三人が真夜中に大鍋で何やらぐつぐつ。呪文を唱えると・・・。まぁたいへん!!
イギリスのこどもたちに30年以上愛されていたシリーズが日本版で登場です!


『かぼちゃスープ』アスラン書房
世界一おいしいかぼちゃスープを作る仲良し三人、ネコとリスとアヒル。ところが、ある朝大ゲンカ。ついにアヒルは家出した。かぼちゃスープはどうなるの?
色彩も鮮やか。おいしそうなかぼちゃスープが飲みたくなります。

ハロウィンの夜、こんな愉快な絵本の演出はいかがでしょう?


明日はかぼちゃのクッキーを作って、近所の子どもたちに配ろうと思います。
仮装して行ったらびっくりするかな?



にじいろ文庫

2007年10月29日 | おはなし会・語りの会

私も時々語りをしているにじいろ文庫は公立小学校のお母さん方で構成されています。

私自体が絵本を読んでもらえる嬉しさを感じられるとても温かい文庫です。
器用なお母さんもたくさんいて、絵本の読み聞かせの他に、ブラックパネルや、人形なども手作りして、こどもたちへ、毎月お話を届けています。

11月のおはなし会は、私も語りで参加しました。「おおかみと7匹のこやぎ」です。
声は本調子ではありませんでしたが、おおかみのしわがれ声は説得力のある声になっていたようです。
絵本と違い、語りになると、子どもたちの聞き方も違ってきます。ことばにのっておはなしが進むのですから、先はみえません。はっとするシーンは、息をのんでるようなしぐさになり、おかしな場面ではけらけら笑います。
お話の中に参加しているように聞いてくれます。
毎回、90名くらいの子どもたちの参加がありますが、お母さん方のスムーズな誘導や、落ち着いてきけるような雰囲気つくりには、愛情いっぱいでほんとうに優しい気持ちになれます。

どの地域にも文庫活動をされているグループがたくさんあります。
小学校でも絵本の読み聞かせを定期的におこなってる学校がふえています。
優しい語り口で、絵本を読んでもらえる心地良さは、子どもたちの体全体に澄み渡るでしょう。

子どもたちへの読み聞かせ長く、長くつづけていきましょう。一緒に。


月宵語りの会 バスチーユ

2007年10月28日 | イベント・語りコンサート・舞台他

月宵のアフターのあとの帰り道。
月が輝いていました。とても空気が澄んでいます。
オリオンも天上に美しく瞬いていました。

丁度おはなし会の始まる頃、
外は、台風の影響で、雨風がすごかったです。
バスチーユのお店の中まで、降りしきる雨の音が聞こえ、窓の外を見つめていました。「予定通りありますか?」という問い合わせも何件かあり、こんなひどいお天気のなか、嬉しいことだなと思いながら、待っていました。

連絡を下さった方々が、来て下さいました!常連の方も。

みなさん、全身びしょ濡れでした。足もとが本当に冷たかったと思います。
ありがとうございました。

温かくて、おいしいアップルパイと、コーヒーを飲みながら、少しほんわかしたところではじめました。
今日のプログラムは、斉藤隆介作・滝平二郎画の絵本「八郎」と宮澤賢治作「よだかの星」です。
ふたつとも、切なくも美しい物語。自己犠牲や不条理な宿命もテーマではありますが、真髄は、それぞれの命を全うした最後に、その清らかな魂が、輝かしい命の火となって美しい光に平和な地を守る姿に変わるという「生きる意味」がそこにあるものだと思います。
血のかよったとてもいい作品です。

アップルパイと物語、集う方がいれば月宵語りの会inバスチーユは開催されます。
9、10月と雨。来月はてるてる坊主作ります!

しばし物語りに耳を澄ますひと時をご一緒いたしましょう。
月宵で待っています。


次回の月宵語りの会
吉祥寺さくら11月22日(木)・国立バスチーユ11月24日(土)
19:00開場、19:30開会です。


雨の朝

2007年10月26日 | 日々徒然

おうちで襟巻き。
今日は朝から雨で、散歩もできず、久しぶりの編み物しました。
細くて柔らかいほにゃほにゃした毛糸で小さいマフラー作りました。
これから色違いも作ります!

昨夜、注意されました。その方は、歌や朗読をご趣味でされている方です。
その方の歌の先生が、「歌を歌っているものは、絶対喉を冷やしたらいけません。夏も、首を出さずにいなさい」と毎回厳しくおっしゃるのだそうです。
「歌とは違うかもしれないけど。喉は大切にね。」
「大根をはちみつ漬けしてシロップをのむといいわよ」
とにっこり。

私も、毎年この時期に咳の風邪をひきやすいです。「喉を冷やさない」本当に気をつけたいと思います。

今朝、亀田興毅選手の生中継の謝罪会見をテレビで見ました。
正装で丸坊主、神妙な顔で臨んでいました。
私がコメントすることもないですが、ボクシングは好きなスポーツです。世間で大きな話題になっていますし、少し書きたいと思います。

この兄弟にとって、父親の存在は誰がなんといっても大きく、あったかいものだと思います。たぶんお父さんも、表面の虚勢をとったなら、純粋な一途な思いを持っているのだと思う。ただ、今回この親子ルールが大舞台では通用せず、親子共々脆く崩れ、焦りだけが覆いかぶさり、あのような試合運び、言動になってしまったのだと思います。親もたたかれ、子もたたかれました。見ていて苦しくなるこの一連の流れでした。
今日、会見を見ていて、亀田選手の反省と、家族への一途な思い、ボクシングに命を懸ける若者らしい夢を追う姿に、苦しいトレーニングを積み重ねてきただけのことはあるなとまだまだ精神力も実力もついていくだろうと、ひとつひとつ言葉足らずですが、その端々に伝わってきました。
スポーツの素晴らしい精神と情熱を持った真のボクサーになってほしいです。
自分を見ても、父親の教えや影響は大きいです。心の根っこに宿っていることもあります。でも、一歩踏み出せば、いろいろな素晴らしい出会いをし、人生の師だと思える人にもめぐり合えるものです。
大きくなってほしいです。
「オレも20歳やし、いつまでも親父のこと頼っておれへんし、一からやり直して、二階級制覇の夢もってがんばりたい」
「大毅が元気になってボクシングができるようになったら、二人でジムに通いたい」

少し長い、すりこみの時期は終わったのでしょう。
私は、彼を応援したいです。


有島武郎の「小さき者へ」ってありますね。
書きながら最後の文章思い出しました。
これからちょっと読んでみます。




さくらロータリークラブお話会

2007年10月25日 | おはなし会・語りの会

喉にいいとすすめられた
蜂蜜入りジンジャー紅茶。

月曜日ころから、嫌な咳が続いていたのですが・・・。
今、まったく声がでなくなっちゃいました。
管理不足です。いけません。

月宵のメンバーの方から、鼻うがいが絶対おすすめと言われ、先週くらいからがんばってやりだしたのですが、もっと早く実行するべきでした。

土曜日は月宵です。なんとか回復に努めます!

今回は、さくらロータリークラブの定例会でおはなし会させていただきました。
ほとんどがビシッとスーツを着ていらっしゃる男性の方でした。20名くらいでしたでしょうか。
会場は大きめの会議室で、みなさん4人向かい合わせに机にすわっていました。
このようなスタイルでのお話し会は初めてです。
全体的に固い感じがしたのですが、はじめに会の歌をみなさんで歌われ、会長さんの話、(私の大好きなお月様のはなし。ちょっとブログにも書きましたが、十三夜のことをお話されていました)メンバーの方のちょっと嬉しい話、お誕生月の方の話など、会の内容は、ほんわかなムードで心和む話がつづき、私も楽しくなりました。その最後に卓話講演というところで語りました。

今回語りましたのは、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」、宮澤賢治の「よだかの星」です。
みなさん私のほうに体を向けて、まっすぐに聴いて下さり、うなずいたり、微笑んだりして、それぞれに物語の世界を楽しまれているようでした。
忙しい、働きマンの方々が勢ぞろいしているメンバーでしたが、その地域を温かく見つめたり、メンバーの方の小さな喜び、大きな感動を分かち合うこのような会で、心と心をつなぐおはなしができたことに感謝します。
大人の会は、毎回個性的なスタイル。またそのメンバーの心情や熱意も様々で語る以上に学ぶことが多いです。


そして、実感します。物語には愛があると。だから、聴く者にその人だけに心に届く贈り物があるのだなと。
私はさすれば、贈り物の配達人ですね。



今宵は十三夜

2007年10月23日 | 日々徒然

うーん。
やっぱり携帯ではきれいにとれませんね。
今日は空気も澄んでいて、きれいな月夜になりました。
十三夜の月は縁起がいいそうです。

十五夜には、月見だんごにすすきや、里芋、梨などお供えしましたが、十三夜は栗名月などともいわれるそうで、栗をお供えしました。

お月見の日は子どもの頃からずっと、月見だんごにけんちん汁、栗ご飯やきのこご飯などの秋の炊き込みごはんと決まっていました。
東京にでて、独り暮らしをはじめてからも、行事食が習慣になってしまい、親元を離れていても気になって、ひとりでも作って食べていました。
やっぱり寂しいので、よく友達を呼んでました。
大鍋いっぱい作ったほうがおいしいですものね。

この十三夜を境に秋晴れの日がつづくそうです。
ということは、冷え込みもだんだん強くなるのですね。
空気も乾燥してきました。
どうぞ皆さんも風邪ひかないように気をつけてくださいね。


スイートポテト

2007年10月23日 | クッキング

ほっこりスイートポテト

爽やかな秋晴れがつづく今日この頃、おいものお菓子が作りたくなります。

スイートポテトは私が最初にひとりで作ったお菓子です。
母はよく、さつまいもの蒸しパンをおやつに作ってくれましたが、母のおやつは純和菓子が多く、バターや生クリームなど使ったものはありませんでした。
スイートポテトは、母が作れば、さつまいもの茶巾しぼり。
蒸かしたおいもをつぶし、砂糖を加え茶巾しぼりにするものです。
確かに、これもおいしいかったです。
でも、小学校5年生の時の調理実習で、バターや生クリーム入りの洋菓子のスイートポテトに初めて出合ったのでありました。
早速、お家で作って家族にだしたところが、「すっごく美味しい、上手にできたね」とほめられ喜んでもらえたのです。結構嬉しかったですね。その日のこと覚えているのですから。
この時くらいからお菓子つくりをはじめたように思います。

私のレシピは、この時に作ったものとほとんど変わりません。
さつまいもを、蒸して裏ごしし、そこに、バター、砂糖、塩、生クリーム、ラム酒を順に加え、ほっこり成型し、オーブンで焼くものです。
洒落た形もいいのですが、私は、ふっくら木の葉型が好きです。
温かくても、冷たくても優しい味でおいしいです。

秋の日のおやつは、栄養満点スイートポテト。

さつまいものでてくる絵本もこの時期のおはなし会で読みます。
先月増田書店で読んだ「さつまのおいも」はユニークで子どもたちに大ウケでした。
ぜひ、子どもたちに読んであげてください。
その後で、焼き芋やくのもいいですね。
お芋をホイルで包みオーブンで30分くらいかな。あまーい香りがプーンとしてきたら出来上がり。
焼いてる間に先月の遊び歌焼き芋じゃんけんで遊んでくださいね。
焼き芋じゃんけん知りたい方は、11月の増田書店おはなし会にきてくださいね。
実演しまーす





暇さえあれば、井の頭恩賜公園

2007年10月22日 | 日々徒然

山本有三記念館
井の頭恩賜公園のほど近く、玉川上水沿いに建っています。
作家山本有三が昭和21年に進駐軍に没収されるまで実際に住んでいました。

今、山本有三生誕120周年を記念して、「山本有三の生涯」展が開催されています。
様々な資料が展示されて、大変興味深くおもしろいです。

私の好きなことば帳の中にも書いてありますが、
「こころに 太陽を もて  
     くちびるに 歌を もて」
のことばが直筆で見られます。
優しい字体で、それを見ると、中学生の頃読んだいくつかの小説が思い出され、気持ちがすーっと純粋になります。


井の頭恩賜公園辺りは、お天気がいい日は、お弁当とジャージ持参で散歩によくでかけます。
大体のルートは、まず井の頭自然文化園をひとまわり。動物たちを見て奥へと進んでいくと、北村西望彫刻館があります。私は彫刻好きですので、ここは、たたずんでいるだけで心が落ち着きます。絵画もいいですが、彫刻はその静と動、息や血潮まで感じるものがあり、まさに作家の魂を感じます。自分自身の情熱を掘り起こしてくれる感動もあります。

それから、東の方へでて、池の周りをゆっくり歩いて、お弁当です。
そして、鳥のさえずりを聞きながら、緑の木々がさやさやしてる中、木漏れ日のキラキラ道を西の方に歩きます。しばらく歩くとグランドが見えてきます。それから、ささっと着替え5週くらい軽く走って、野外トレーニングエリアで一通り(7種類くらいはできます!)体を動かします。
1時間くらいで切り上げますが、またゆっくり緑の中を歩いて帰ります。

仕上げには、アイスクリームを食べます。
この時食べるアイスが格別おいしいです。

どうですか?私のおすすめ休日の過ごし方です。
ぜひ一度巡ってみてください。


月宵語り inさくら茶屋

2007年10月21日 | イベント・語りコンサート・舞台他

お気に入りのプレートです。
ムーミンとスナフキンが桟橋に静かにすわっています。

トーベ・ヤンソンのムーミンシリーズは大人の方でもきっとおもしろく読める本です。
フィンランドの自然の中で、ムーミン一家をはじめとする、様々な種族があらわれ物語が繰りひろげられていくファンタジーです。ムーミンもスナフキンも妖精なのですから。
どことなく、静けさに満ちていて、哲学的なのにもどんどんひき込まれていくでしょう。

スナフキンはもう小さい頃から大好きでしたね。自由と孤独、音楽を愛する旅人ですもの。私の大好きな西行と共通しますよね。
私たちの記憶に残っているスナフキンはアコースティックギターを弾いていますが、原作はハーモニカを吹いています。
美月がハーモニカを吹くのももとはここが始まりです。
そして、ムーミンの声、岸田今日子さんのあの憂いのある静々とした独特な声は大好きな語り口調で、目標にしている憧れの人なのであります。

20日木曜日は吉祥寺さくら茶屋での月宵語りの会でした。
いつものようにカフェいっぱいにお花がいけられていました。
すすきもたくさん。プログラムの「よだかの星」宮澤賢治作の背景にぴったりです。
ここの会場は男性の会になりつつあるようでしたが、久しぶりに女性の方が聴きに来て下さいました。本当に嬉しい!!

さくら茶屋は地下で入り口も少し狭いのでちょっと目立たないのですが、お店は木のぬくもりを感じる、とても落ち着いた雰囲気のお店です。
声もとても響く会場になっています。
毎回、様々なジャンルの物語を語っています。
ぜひ、聴きにきてください。

次回は11月22日(木)19:30~です。(開場30分前)
お待ちしております。


映画「善き人のためのソナタ」

2007年10月15日 | 趣味話

素敵なプレゼント。
銅製のしおりです。
きっと、一生ものですね。
大切にします。


最近お気に入りの新橋文化劇場で「善き人のためのソナタ」観て来ました。
映画好きの私にとっては、ここは、安く観られることと、なんとも古びた感じが心地良い空間です。見逃してしまった話題作にも出逢えます。週代わりなので、チェックしてみてください。ペアで行くと、700円で観られます!


この映画はドイツ映画です。壁崩壊直前の東ベルリンが舞台で、その非常な監視国家体制の中枢を担っていた秘密組織シュタージについて初めてその内幕を知らしめた歴史ドラマです。

シュタージの忠実な局員ヴィースラーは任務で、劇作家ドライマンとその恋人で舞台女優のクリスタが反体制である証拠をつかむため、部屋に盗聴器を取り付け、完全監視に入ります。
そのヴィースラーが、監視を続ける間、盗聴器を通して知るものは、自由、愛、音楽、文学でした。ドライマンの奏でたピアノ「善き人のためのソナタ」を聴いた時、ヴィースラーの目からは、涙がほとばしり、非人間的な氷の心が少しずつ溶け始めます。そのラストは、あまりにも哀しい場面を展開していきますが、最後の最後は心の奥からこみ上げてくるような人の善の息を吹き込まれる感覚を持ちました。
この映画は盗聴器監視という緊迫が続くような設定ですが、血なまぐさくなく静かな無常の織り成す、切なく美しい旋律が胸に響いてくるようでした。

愛し合う二人が非常な権力に、引き裂かれたり、絆を不信に変えさせられたりする社会は本当に嫌です。
哀しい社会は本当に嫌です。

この映画の帰り道ベートーベンの「ムーンライトソナタ」が響いてきました。

少し前の映画で、よい映画に出会うと、行過ぎた季節を懐かしめるような感じがあって嬉しいです。

映画の後は、よく散歩します。

高田の馬場まで行って、早稲田松竹の近くの大好きな文房具店マルシメさんで来年度の手帳買いました。その後、ゆっくり神楽坂の方をまわり、飯田橋まで歩きました。
家の近くでは、あちこちの庭先から、金木犀の香りが漂ってきました。
煮物の甘じょっぱい匂いも。
みんなちょっと懐かしいにおいです。

ほっとします。



先生へ

2007年10月10日 | 日々徒然

大好きなピアノの先生からの贈り物。

今日、先生の形見となってしまいました。

一度も先生の体調不良などでレッスンをお休みにするようなことがなかった先生が、癌という病気でお休みされてから一年でした。


今日までの私の人生で一番好きだった先生。
音楽そのものだった素晴らしい先生。
私の誕生日に「エリーゼのために」を弾いてくれた先生。

先生の声がこだまします。微笑む顔が浮かびます。
いつも、たおやかで、美しくて、優しくて。
先生のピアノの音色が大好きでした。
誰よりも素敵でした。

シューマンの恋の話も、リストも、シューベルトも、モーツァルトもベートーベンも演奏会をされていた、ヨーロッパのお話も、みんな覚えてます。
お年を感じさせないきれいな声で語ってくれました。
ピアノを弾いているすぐ脇で歌ってくれました。

先生に出会えて、クラシック音楽が私の生活の中に息づきました。

先生ともう話せないことが寂しいです。
先生に歌ってもらえないことが悲しいです。
先生がいつも微笑んでいたから、そのお顔しか思い出せないです。
涙がとまりません。


先生はクリスチャンではなかったけれど、「四声の響きはとても美しいのよ」といってよく讃美歌を弾いてくれましたね。
今、その音色が私を包んでくれています。
その響き、いつまでも忘れません。

先生、私の人生の先生、喜びの時をありがとうございました。
感謝でいっぱいです。
さようなら、先生。


年季はいってます

2007年10月08日 | 日々徒然

15年の付き合いの銅製の卵焼き器。
真っ黒で、持ち手もちょっときしんでるのですが、もうすっかり手に馴染んでいるので、変えることができません。
穴があくまで使います!

ふっくら、アツアツの極薄甘の厚焼き卵が大好き。
分厚く切っていただきます。

この厚焼き卵もそれぞれの家庭の味があると思います。
私は、大概卵5個砂糖大さじ2弱で作ります。お正月は特大にするので、卵7個にします。

この卵焼き器を買った頃、私は、お菓子作りに没頭していて、週に3日も教室に通っていたことがありました。教室で、先生が使っていたのが、銅製のボール、焼き型、鍋、フライパン、教室にあるあらゆるものが銅製でした。
みんな、ピカピカの銅色にかがやいていました。
憧れましたね~。

それで、私も、その頃働いた分をほとんどこういった調理道具に費やしてしまいました。
本当は、もっともっと腕を磨いてからのものだったのに・・・。

今、焼き型のほとんどは、おうちの飾りになっています。
私にとっては、絵本と同じくらい可愛いですが。

しっかし、卵焼きだけは上手になりました

当時、お菓子教室の先生に「百個作れば必ず立派なものになる」といわれて、意地でパイ生地を百枚作ったことがありました。
振り返ると卵焼きは千個は作っているはずです。百個は軽くクリアです。
当然腕も上がります。

この卵焼き、案外贈り物にも喜ばれるんです。
愛依の焼印作っちゃおうかな

明日は太巻きを作ります。秋はお寿司も格別美味しい。


ちょっと芸術の秋

2007年10月07日 | 趣味話

可愛いです。秋桜。
吹く風も爽やかで、これからは本当に、散歩には最適な季節ですね。

先週、奥多摩に行きましたので、来週は、御岳山にハイキングの予定です。

日曜の朝に、私が小さい頃から時々見ているTV番組があります。
今朝はピアニストの中村紘子さんが出演されて、公開ピアノレッスンなるものをしていました。

中村さんには、思い出があります。
私が、初めてコンサートに行ったのが、「中村紘子ピアノリサイタル」だったのです。
中学生でした。
初めて、本物のピアニストを見ました。
その時のことで覚えているのは真っ赤なドレス。素敵な声。ショパンの名曲。
小さい頃からピアノは習っていましたが、その頃は、、クラシックの1枚のレコードも持っていず、どんな演奏家がいるのかも知りませんでした。
クラシックは、学校の音楽の授業で聴く程度です。
初めて、自分でレコードを買いました。中村さんのサイン入りです。
この時が、私のクラシック音楽との出会いだったと思います。
因みに、次に買ったのは、ベートーベンの交響曲第5番です。

番組の最後の生徒さんには、ピアノ協奏曲の弾き方というすごいものです。
とても、愉快な大らかな指導をされていて、中村さんの動きやお話がとっても楽しかったです。
曲は、私の大好きなピアノ協奏曲のベスト3にはいる「ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番」です。
実際に弾いてみせながら、曲のダイナミックな弾き方繊細な弾き方を通して、それぞれの作曲家の弾き方ができるようにしていくことが、表現力につながるというお話をされていました。作曲家それぞれの箱を持つこと。
迫力ありました~。
来週も引き続き中村さんがベートーベンピアノ協奏曲「皇帝」をお話されるそうです。
楽しみにしたいと思います。


昨夜はオペラ曲を聴きに行きました。ピアノ伴奏によるものでしたが、大変おもしろかったです。
カルメンやフィガロの結婚、ファウストなどの名場面の形ですが、ひと時音楽に酔いしれることができ素敵な時間をもてました。
余韻が今も残っています。

散歩しながら、フィガロの結婚口ずさんでしまいます。

秋は、芸術の秋、食欲の秋です。
たくさんの秋満喫しましょう。

つづきは、月宵でお話いたしましょうね。


お祝い事は、やっぱりお赤飯

2007年10月06日 | クッキング

今日は、仲良しの友人のお誕生日
お赤飯を作って持って行きました。


お祝い事に欠かせないのは、お赤飯。小さい頃から、そうでした。
さくら色のもち米と、小豆のふっくらあまーい香りのお赤飯が大好きです。
私の小豆好きは、前にもブログに書きましたが、もち米がこれまた大好き。
秋は、炊き込みご飯の時期でもありますね。もち米で、たっぷり力をつけて、風邪の予防に気をつけたいです。


さて、お赤飯も最近は、どこにでも売っていますが、私は、半端なもち米と小豆があれば結構気軽に作ります。
母から教わったお赤飯の作り方は、前の日から一晩小豆の汁にもち米をつけておいて、翌日に蒸すというものですが、私のは早いです。3時間弱でできます。そして、母レシピと同じくらいおいしいです。
どうぞ、ちょっとしたお祝い事にお赤飯作ってみてください。

私は、ささげではなく小豆を使います。腹が割れやすいですので、固めにゆでてください。小豆は、色がきれいなさくら色に仕上がりますし、風味がまったく違います。
断然おいしいです。

お赤飯

(4人分)
材料:もち米4合、小豆1カップ弱、塩小さじ半分

作り方
1、もち米はよく洗い、たっぷりの水に1時間半くらいつける。
  (時間があれば3時間位)
  蒸す30分前に、ざるにあけ、水気をきっておく。
2、小豆は、洗って、一度茹でこぼし、あくをとる。
  厚手の鍋に、再度、小豆の8倍くらいの水で、やや固めに煮る。(50分から1時
  間)火加減は沸騰後は弱火。途中で2回くらいあくをとる。
3、小豆は、茹で汁と小豆に分け、冷ましておく。 
4、大きめの鍋に、小豆の茹で汁3カップに塩を加え、煮立たす。そこへ、水をよく
  切った、もち米入れ、へらで、汁を吸水させて、汁気がなくなるまで色をつけ
  るようにまぜる。(これが出来上がりの色です。好みで小豆の色加減つけてくださ
  い)
5、蒸し器に蒸し布をしき、その上に、均等にもち米をのせ、上に小豆をパラパラの
  せていく。上部を布でおおい、充分蒸気のたっているところで、20分蒸す。
  途中、小豆汁で、3回くらい差し水する。
6、蒸しあがったら、飯台にあけ、小豆を丁寧に混ぜ合わせできあがり。
  くれぐれも小豆が割れないように優しくまぜてください。

ふっくらあまーいさくら色のお赤飯です。
大事な人に届けてください。
お祝い事には、昔も今もお赤飯です。
  
  
  
  

 


枝豆とトマトのスープ

2007年10月04日 | クッキング

今期最後の枝豆とトマトのスープだろうなぁ

隣のおばさんから、「田舎から箱でどっさり送ってきたのよ~」と
スーパーの袋いっぱい枝豆をいただきました。
この方は山形のご出身で、いつも、おいしい果物(大粒のさくらんぼは特に嬉しい)や野菜をどっさりくださるのです。
とっても、嬉しくありがたいです。なんといっても、どれもこれもすっごくおいしいんですもん。

この枝豆も「もう最後だから味はいまいちだけどねー」なんていっていましたが、すぐ茹でて、食べてみると、口の中が、豆の甘い香りに溶けそうなくらいおいしかったです。

おつまみの枝豆もいくらでも食べられそうですが、どっさり手に入ったときに作るのが、このスープです。トマトも枝豆も夏の食べ物。そろそろおいしい時は終わりですね。
とっても、簡単に作れて、あまーくやさしいお味のスープです。
枝豆のレシピはきっとこれが最初で最後です。
塩茹で枝豆とこのスープの上をいくレシピがないので。

枝豆とトマトのスープ

(4人前)
材料:枝豆1~2袋 トマト3こ たまねぎ小1こ バター少々 塩コショウ少々 水5カップ

下ごしらえ:枝豆は茹でて、さやからだす。
       トマトは、湯むきして、種をとり、ざく切りにする。
       たまねぎは半分に切って、薄切りにする。

1、厚手の鍋にバターをいれ、たまねぎを透明になるまで炒める。
2、そこへトマトを加え、ざっとまぜる。
3、水を加え、5分くらい煮る。あくがでるので、丁寧にとりのぞく。
4、枝豆をくわえる。(コンソメ味が好きな人は、固形スープのもとを1個いれる)
5、5分ほど煮て、ややとろみがでたら出来上がり。
6、仕上げに塩コショウで味をととのえる。

とっても簡単でおいしい。一度作ると、枝豆の時期に必ず食べたくなる一品です。

私はスープ好きです。いつもコトコト作っています。おなかにやさしいし、栄養はあるし、何より温かい。
ほっと幸せになれますね。