~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

オープン参加!!イベント・おはなし会・ワークショップ情報!!

★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

増田書店おはなし会 vol.32

2010年07月28日 | おはなし会・語りの会
夏休みに入って、最初の日曜日は、
増田書店のおはなし会でした

朝から、強い日差し、暑い日でした
前日に東京にもどったので、私のおはなし会の、大事なお誕生のプレゼントが作れてませんでした。
ほとんど徹夜になってしまいましたが、
おはなし会に来てくれる子ども達の笑顔を思いながら、
チクチクしました。

 ハートの小鳥ちゃんとヨット

前回のこのハートの小鳥ちゃんを気にいってくれた子ども達が多く、リクエストがありました!
これから、「愛依の風」のマスコットにしたいと思っています。

お父さんと一番乗りしてくれた女の子。
私が、「早くからありがとう。お名前教えて」というと、
女の子は、元気にお名前を教えてくれ、お父さんが、「今日、誕生月で・・・」と女の子の頭をなでてやさしい顔を見せてくれました。
始まる前の、こんなやり取りはとても嬉しいです。

ファミリーで参加してくれる方が本当に多くなりました。
お友達やお一人でも参加してくれる大人の方もいます。
一番小さい子は1歳の男の子。
小さい子から、大人の方まで、楽しんでもらえる会になれたらいいですね。

絵本と素話とわらべうたは、楽しい和の響き。
みんなで作れる豊かなひと時

さて、会の初めの挨拶わらべうた「でんでらりゅうば」は、みんなとっても上手です。

 秋からは、振りを新バージョンにしても大丈夫みたい

絵本は『きょだいな きょだいな』『おっとっと』



素話は『おおかみと7ひきのこやぎ』
今月、いろいろなところでこのお話を聞いてくれた女の子は
「このおはなし3回め!すごく好き!」と手を握ってかわいい笑顔

絵本とは違う、自分だけの絵を描くことの出来る素話の世界は、
言葉をつないで、ストーリーを楽しむことと、私との呼吸を楽しむこともプラスされ、
ひとつのおはなしを共有する感覚が生まれ、それは、そのままハートの握手につながっていくと思っています。

お誕生会の前に、祖母を偲ぶおはなしをしました。
小さい頃、祖母からきいた怖いおはなしや、「どもないどもないペション!」とやられたことなど話した後、絵本『おじいちゃんのごくらくごくらく』を読みました。

 大きな絵本で読みました。

そして、ハッピーハッピーのお誕生会
幸福がたくさん降りそそぎますように。


次回は、9月です!
9月26日(日)11:00~
元気で会いましょう。み~んなで来てね





おばあちゃんの思い出

2010年07月25日 | 日々徒然
子ども達が終業式を迎えた夜、実家から悲しい知らせが届きました。
この猛暑の中、祖母が、一人娘の母の目の前で、静かに永遠の眠りにつきました。

今日は、祖母の思い出を書きたいです。

祖母が滋賀から栃木に来て、18年。
突然倒れてから、7年、寝たきりの日々でした。
祖母は、8月生まれで、もう少しで86歳のお誕生日を迎えるところでした。

知らせを受け、朝一で、祖母に会いに行きました。
こんなことしか出来ませんでした。
滋賀よりずっと近くなったのに、こんなに大人になったのに、祖母の介護を手伝ったのは本当に数えるきりでした。

中学になるまで、家業の忙しさもあって、春、夏の休みは、ほとんどの日を私は滋賀で過ごしていました。
そこは、比叡山の麓、山間の村。
私には、そこで過ごした優しく厳しい祖母との思い出がいっぱいです。

私のおはなし好きも、祖母からきっと受け継いだものです。
夏の夜は、蚊帳の中で添い寝してくれ、私が寝るまで、ずっとうちわを仰いでくれていました。
そして、毎日、怖いおばけの話や彦一話、沼のかっぱや天狗のおはなしをしてくれたり、子守唄を歌ってくれました。
それは、何年経っても耳に残り、今ここに私が在ります。

栃木の母と暫く離れていてもちっとも寂しくありませんでした。
料理上手な祖母。
春・夏野菜と近江牛を使ったいろいろなお料理はとても美味しかったです。
その中でも、春先の山椒昆布、山椒ちりめん、夏の琵琶湖のごりの佃煮の味は、生涯忘れられない祖母の味です。
美味しい近江米と一緒に、たくさん食べていた記憶も豊かな思い出です。

祖母は、大正生まれの女性としては大柄で、とても色白で豊かな胸をしていました。
お風呂に一緒に入り、時に、抱っこされたりすると、なんとも居心地がよく、やっぱり、そこでもよくお話やわらべ歌を歌ってもらいました。

でも、厳しいところもいっぱいでした。
朝は、6時起床、土間や庭先の掃除、廊下ふき。午前中に、勉強と読書。
だから、夏の宿題は、すぐに終わってしまい、「もう、全部終わったからやることない」というと、「なんぼでも繰り返しい」と、漢字や計算ドリルを10回も繰り返すほどでした。
読んだ本は感想文にし、祖母の前で、音読させられました。ちゃちゃっと書いてしまうと、「書いたうちにはいらへん」と、よく、書き直させられました。

お昼を食べると、近所の子ども達が遊びに誘ってくれました。
祖母が、「孫が遊びに来るから、来たってな」と声をかけていてくれたのです。
夕方まで、汗だくになってめいいっぱい遊びました。
ラジオ体操もその子達と行きました。
夏の間、私は、その土地の子になり、隔てなく仲間入りできました。
毎日遊んだから、とても仲良しになり、その子達と遊べることも、私の夏の楽しみでした。

祖母の口癖は、「どもないどもない」。
痛いとこがあったときは、そう言いながら手でさすってくれました。
祖母は、手当ての名人でした。



祖母の声が聞えます。手の平の感触が甦ってきます。
休みのたびに、大きなリュックを持って祖母の家を訪ねると、
「のり、よう来たな。おばあちゃん、のりに会えるのを楽しみにずっと待ってたんやで」
と痛いほど私の顔や体をさすって喜んでくれました。

寝たきりになってから、私が顔を覗かせると、
「のりか、よう来てくれたな。おおきに。」

その声も体も、だんだん小さくなっていきましたが、祖母は、いつも私を待っていてくれました。



 
この山の麓で、祖母と最後のお別れをしました。
通学路から毎日見ていた風景。
涙が、後から後から溢れてきて、胸がとても苦しかったです。


実家宅での家族葬でしたので、最後は、ずっと傍にいることができました。

庭のさるすべりの、見事な薄桃色の花の束が太陽の強い光に輝いていました。

 祖母もよく見上げていました。

この見事なさるすべりの頃が、おばあちゃんの命日の頃になるのだなぁとしみじみ思いました。

少し落ち着いたら、祖母が語ってくれたおはなしをまとめ、
おばあちゃんの名前から『繁野話』として、子ども達に語れるようにしたいと思っています。
語り伝えることは、おばあちゃんの残してくれた私への贈り物に息を吹き込み、その心に咲かせてくれたかわいい野の花を届けることになると思うから。

   繁野原 野の花になり 帰り来る

おばあちゃんは、私の原風景に溶け込みました。
いつまでも心の中に。


猛暑ですね

2010年07月20日 | 日々徒然
この、いきなりの猛暑にまだ、体がついていきません
水分取りすぎ、その割りに汗をかかず、むくみがち。
体が、だるおも~~です
ここからの打破には、運動しか考えられません。

というところで、初プール行きました!
私は、専ら、近隣の屋外市民プール。
車で10~20分のところに、5箇所ほど、泳ぐにも遊ぶにも十分なプールあり!
流れるプールあり、スライダーあり、25Mプールありがお気に入りです。
プール券も、大人200~300円、中学生以下100円がほとんどで、嬉しい!

大体は、う~んと暑いのを我慢して、体の熱を取り去るように、3時頃からのこのこ出かけます。
市民プールの時間枠は2時間なので、人で溢れる事もなく、夕方近くは、とにかく空いているのも嬉しい。
疲れも残らず、そして、やはり、体も冷えるので、体が軽くなり、その後は快適です

久しぶりに泳ぎましたが、水は気持ちいいですねぇ。
体がゆらぎます。
ゆっくりのんびり泳いで、水に任せて、ぷかぷか浮いたり楽しい

日焼けは、とっても心配ですが、やっぱり、屋外のプールは、開放的で良いですね。
8月終りまで、暫くプール通いで、体力増強、夏バテ知らずになりたいです

それぞれの夏、いい夏にしましょうね


夏の夜のおはなし会

2010年07月18日 | 幼稚園・保育園・学校訪問等
暑くなりました。
お日様カンカンです

さるすべりの赤い花が枝々にたわわになってきました

 風になびいて気持ちよさそう。
 

昨夜は、小学校の校庭キャンプに招かれ夜のおはなし会でした。

 体育館は、予想以上に真っ暗。

小さな灯りがぽつぽつ。
子ども達が、準備できるまでの数十分。
私は、幕の陰で待機。
子ども達は、暗闇でワクワク感いっぱい。わいわいと
この間が、一番のお楽しみタイムだったのではないかな

 夜のお話会はちょっと違ったね。

おはなしは、三つ。本当に静かに耳を澄ます時間になりました。
後ろの子供たちの顔までは、よく見えなかったのですが、息づかいが感じられ、目線が私に注がれているのを強く感じました。
3年生から6年生。さすがに集中してました。
私自身が、息を吸う音が響くくらい

ここで聴いた『蜘蛛の糸』は忘れないと思う・・・。

感想ありがとう。

それにしても、入場に予想以上の時間がかかり、30分遅れでスタートしたので、何が心配って、今日の朝はみんな起きられたかな。
4時15分に起きて日の出を見る時間割だったから。

学校キャンプ。とても楽しいイベントですね。
夏の宵を楽しむ。夏ならではの楽しみ。
たくさんのPTAの方々の見守りがあってこそです。

夜食の差し入れのおにぎりをおいしそうに食べていた子供たちの顔
とっても良かったな



わらべの会

2010年07月17日 | 絵本とわらべうたの会
第3金曜日は、「わらべの会」。
毎回、かわいい赤ちゃん達が仲間入りしてくれます。

とても暑くなって、ベビーカーでのお散歩には、お母さん共々大変だろうと思いますが、まあるい輪になって、元気よく始められて嬉しい限り。

 

ごろんと、お母さんの方にお顔を向けている赤ちゃんも、私の声が聞えると、
そっくり返るように頭を立てて、私の方へ、目を向けてくれます。
目がばっちり合うと、手と足をばたばたして、嬉しそうに笑います。

4ヶ月過ぎの赤ちゃんからこのような感じなので、その頃には、随分目が見えるようになっているのですね。
娘達のその頃は、いつも近くで見つめていたから、その辺は、気づかぬうちに大きくなっちゃいました。

わらべうた「でんでらりゅうば」は、会の初めの歌のようになって、毎回歌っています
テンポが良いので弾みがつきます!
初めて参加のお母さん達は、指も歌も「う~ン。ムズカシイ・・・」と苦笑いしていましたが、
2歳のお母さん組みは、模範のように上手に歌えます。
きれいに揃っていて、気持ちいい!
赤ちゃん達にも、きっとよい響きで伝わっていると思います。

「ととっけっこう~」「も~ぐらどんのおやどかね~」「ちょちちょちあわわ~」「あがりめさがりめ~」
お顔に触れながら歌います。

「くまさんくまさんなにするの?」「たんたんたぬきさん」は、私とお母さん達との掛け合い遊びができました!
赤ちゃんの体をなでながら、目と目を合わせてゆっくり歌うものから、遊び歌もどんどん広げていきたいです。

後半は、絵本タイム。
無理をしないで聞ける子に。

さすが、お姉ちゃんになりました。
2歳組さんは、絵本5冊を真剣に聞いていました。

絵本そのものがまだ、不思議かな。
絵本の内容より、絵と響きだよね。
ページをめくっていくと、次々に絵が変わっていくおもしろいもの。
そこには、ストーリーがあるのよ。
ゆっくり気づいてね






7月の「和の家おはなし会」

2010年07月14日 | 高齢者の会
第二火曜日、またまた雨

静かな佇まいの「和の家櫻井」。
空気が、ひんやりしてました。




おはなしは、グリム童話『おおかみと七匹のこやぎ』と日本のお伽話『うりこひめ』。
おおかみとあまのじゃく、どちらも悪者がでてきますね。

この会では、職員の方が、私が正面になるように、椅子を並べてくれます。
みなさんの席は定位置が決まっています。

私は、その形にすっかり慣れました。
でも、みなさんの前に立つと、毎回新しい気持ちになるのです。
それは、ここに集う方の半数以上の方にとって、私が、毎回初めて会う人になるからです。
穏やかな微笑を浮かべて、でも、少し不思議そうなお顔で私を見ます。

私も、初めは、戸惑いました。
でも、今は、すこし前から、気持ちが据わってきました。

おはなしは、理解したり、記憶してもらうためだけに語るのではありません。
一緒に、この時を大事に過ごすために語るのです。

私もおしゃべりで発する言葉なら、やわらかい言葉の響き、温かい言葉の響きで届くようにと、深く心を傾けることは出来ないと思います。
でも、昔から伝わっている、おはなしを語る時は、その源流を大事に、語ることで、もう一度おはなしに生命を吹き込みたいと思って語ります。
こうして、語ったおとぎの世界が、皆さんの心と繋がって、ひと時良い気持ちになってくれることが私の願いです。

語っている時、ほうと、口もとが緩んだお顔を見ると、とても嬉しくなります。
心が楽しくないと、なかなかいい顔にはなれませんから。
笑顔は、プラスαの贈り物です。



時計は、三時。
おやつの時間は厳守です。
皆さんと、一緒に、美味しくいただきました

来月は、ギラギラ太陽の下で!






この目そっくり!

2010年07月12日 | 日々徒然
そうそう、このくりくり大きな目!

 アオバズクの一羽


おはなし会の子ども達の目だぁ!

こんな風に目を見開いて、みんなじっと見つめます。
小さな子ども達の目力って、すごいの。
真っ直ぐ、一直線!



 ほんとにそっくり。かわいいなぁ~

写真は、Easygoingさんが撮った2羽のアオバズク。
タイトルが「社の主」と書いてあったから、
鎮守の森にいるのかな?

私も会いたいなぁ。
そして、呼びかけてみたい。やっぱり、「ホーホー」って。

季節は、違うけど、『月夜のみみずく』読みたくなりました。


フクロウといえば夜。
今週土曜日に、すごく楽しみなおはなし会があるのです!
小学校のキャンプの夜のおはなし会。
開始は、夜9時から

3年生~6年生まで80名の子供達は、校庭にテントを張って寝るのだそうです。
おはなし会も夜の校庭でかなと思っていたら、
照明をつけない体育館。
灯りは、ランタンだけだそうです。
夜の体育館で語るのは、初めてです

リクエストのひとつに、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』があるのですが、
子供達、針の山がでてくるような怖い夢見ないかな・・・なんてちょっと思ったり。

夏の夜に、みんなでキャンプなんて子供達はワクワクしているでしょうね。
私も、ワクワクです

「からーん ころ~ん からんころん~」
お化けの話もしたいなぁ


これは元気の出るひまわり!

2010年07月11日 | 日々徒然
今日は、いろいろある一日です。

混沌とした空。
混沌とした参院選。
混沌とした大相撲。

さて、どうなる、ワールドカップ決勝戦

今日まで気づきませんでしたが、
散歩の初め、いつも通る石塀沿い。
背高のっぽがお顔を出していました。
「ばぁ~!」



ちょっと顔を動かして、何か言ってるみたい。
「こっちゃこい、こっちゃこ~い」



暫し、見つめ合っちゃいました。
「こっちゃきて笑え~」



下向いて歩いてなくて良かったぁ。

明日も会いに行くわね


7月のいきがいセンターおはなし会

2010年07月09日 | おはなし会・語りの会
桔梗、ひとつ花が開きました

 パッと星型

昨年の9月、中目黒の楽屋さんで、口演童話会『秋の童話とセピアなメロディ』で、安房直子さんの『きつねの窓』を語りました。

子ぎつねが桔梗の花の汁で、指を青く染め、それでひし形の窓を作ります。
覗いてみると、そこに、お母さんの姿があります。
切なくて、いじらしくて、自分の愛するものってなんだろう、もう一度会いたい人って誰だろうと、ほろっとセンチメンタルな気持ちが湧いてくるような物語。

その時、まだ、背丈の低い鉢植えの桔梗を持っていき、おはなしに添えました。
それを、庭に地植えしました。
セピアな思い出になるように

今年、その10センチくらいだった桔梗が、丈がぐんぐん伸び、30センチくらいになりました。
緑色の小さな風船のような蕾も、ぽんぽんと。
7月に入ってもなかなか開かず、いつ花開くのかと楽しみに待っていました。

そして、ひとつ、ポンとはじけるようにパッと星型に開きました
一株に幾つもかわいい蕾がついているので、これから、次々に咲くでしょう。

 次は、これね!



さて、生きがいセンターのおばあちゃん達。
天井にとどくほど、大きな竹に七夕飾りがいっぱい。
折り紙で作った、船、天の川、お人形、吹流し、そして、願いごとの書かれた短冊が飾られていました。

 わらべうたで掛け合い遊び

手拍子を入れて、リズム良く「たなばたのかみさん」♪
ばっちり決まったので、これで、願い事叶うねっと盛り上がりました

語りは、芥川龍之介作『鼻』

禅智内供は滑稽な鼻を持っています。
あごまでぶら下がっている鼻といったら、
誰でも気になって当然です。
気にしない風を装っても、その心は、自分ではわかっているものです。
さて、短くする法を試し、鼻は、ひとまず短くなりますが、
それが、かえって、人びとの笑い、嘲りを受け、前以上に、心重たいことに。
ところが、ある夜。
その鼻が、再び、昔の長い鼻にもどります。
内供は、鼻が短くなった時のようなはればれとした心持ちになります。

人の心を文学的に暴き、問うようなこういう話は、芥川の真骨頂といえるのでしょうね。


鼻は、目や口ほど物は言えないし、メークで変わるものでもない。
健全に呼吸してもらうのが一番いいです。
体の浄化には、深呼吸ですものね






わらべの会

2010年07月07日 | 絵本とわらべうたの会
毎月第1水曜日は家庭支援センターでのわらべの会です。
今日も、2ヶ月の赤ちゃんから2歳の子どもたちまで、たくさん参加がありました。



七夕飾りがとってもきれいで、天上から吊るしてある天の川にも短冊がいっぱいでした

今日の季節のわらべ歌は、迷わず♪「たなばたのかみさん」

「たなばたの~かみさんが~たなからおちて~はいもぐれ」
「う~りやなすびがきげんとる」

「はいもぐれ」は灰まみれのこと。
今でも、地方では、七夕飾りの祭壇に、うりやなすびを飾るそうですから、わらべうたの歌詞に登場するのも自然ですね。

朝・昼・晩の様子を歌うわらべ歌も順に歌いました。
今日は、お顔に触れる歌をたくさん紹介しました。

「めんめんす~す~けむしし~きくらげ~」

「ここは とうちゃんにんどころ~こ~こはかあちゃんにんどころ」
と優しくお顔にタッチしていきます。

おかあさんと見つめあう「いないいないばあ」は赤ちゃんが本当に大好きで、
足をばたばたさせて、今出せるだけの声をあげて喜んでいましたね

懐かしい日本の風景、営みが甦ってくるようなわらべ歌は、
気持ちが穏やかになりいいものです

次回は、16日(金)11:15~です。
ぜひ、遊びに来てくださいね







第1回 若葉ケヤキモールお話し会

2010年07月05日 | イベント・語りコンサート・舞台他
日曜日、初の若葉ケヤキモールでのお話し会でした。
雨を覚悟していましたが、とっても良いお天気に恵まれました。
大勢の親子連れの参加があり、とっても嬉しかったです。
みーんな笑顔で楽しいひと時になりました!



プログラムは、今回は、初会場のライブですので、愛依の風フルコース。
絵本・素話・紙芝居・わらべうたを織り交ぜて1時間弱のお話し会になりました。
1歳2歳の子供達も、ちょこんと座って、楽しそうに指や足をパタパタしながら終りまで聞いていました。
素話は、私の自己紹介を兼ねて、分身のようなおはなし『おだんごぱん』
そして、『おおかみと7匹のこやぎ』を語りました。


   『たなばたものがたり』

もうすぐ七夕
このおはなし会が、夏の日の、良い思い出になることを願っています。

お話し会は、家族やお友達と一緒にその空間を楽しむ、人と人のふれあいを五感で楽しむ場でもあります。
お話を聴きながら、顔を見合わせて、微笑みあう親子の様子を見ると、私も、とっても和やかな気持ちになります。
平和で穏やかな世界が広がります。
自由で心豊かな世界が。

14:00の部に参加してくれた方が、16:00の部にも大勢聴きにきてくれまして、人数が倍増

多くの方に、「おおかみと7ひきのこやぎ、もう一度聴きたくて、今度は家族みんなで来ました」と、声をかけて頂きました。
今回の「おおかみと7匹のこやぎ」はオリジナル歌付の私の再話版でしたので、とっても嬉しい言葉でした


好評につき、第2弾も決定しました!
秋にまた、皆さんにお会いできるのを楽しみにしています



明日は、若葉ケヤキモールでおはなし会!

2010年07月03日 | お知らせ
お散歩の途中、公園の広場では、サッカーをしている少年達の姿が多く見られるようになったような気がします。

昨日もそんな様子を暫く見ていると、ボールがこちらに勢いよく転がってきたので、
ちょっと蹴ってみたい衝動にかられ、手を挙げて(ボール蹴るよ!のつもりで)蹴ったのですが、
ボテボテボテテテ。しかも、コースも違って。
アチャその転がり方イメージと違う・・・。
サッカーボールを蹴ったのは、何十年ぶり。
難しい
へんな方向に蹴っちゃったのに、「ありがとうございました~」と元気に返してくれました




さて、明日は、若葉ケヤキモール(立川市)でおはなし会です

1階店舗前ストリート中央のイベントスペースです。
先日打ち合わせの時、子ども達の座るところは、シートではなく、初の試みだそうですが、人工芝を張って下さるそうです
椅子席もありますので、お父さんお母さんも、一緒にお楽しみくださいね。

絵本・紙芝居・おはなしと盛りだくさんです。
みーんなで遊びに来てくださいね

お会いできますのを楽しみにしています


七夕月ですね

2010年07月01日 | 日々徒然
重い雲がどよんとしています。
今朝は、元気な小学生、縦割り(1年生~6年生)のクラスでにじいろ文庫の活動でした。

教室は、やっぱり蒸し暑くて、先生も文庫のお母さん方も、はじまる前から、「立っているだけでも汗が出てくる~」と苦い顔
でも、子供達は、ご挨拶と同時に、「僕、大丈夫、強いもん!」とポンと返してくれた男の子の清々しい顔のように、みんな暑さなんてへっちゃらさっていう顔でお話を楽しみに待っていてくれました

「確かに。寒いより、半袖Tシャツでいられる夏の方がいいね

明日は、4年生。どんなお話をもっていこうかな。


帰り、自転車置き場で、お母さんが困り顔。
チェーンがはずれたと。

「ちょっと、やらせてください。」といって、ちょちょっとやって、OKです!
すごく、喜んでもらっちゃいました。
チェーンを直すなんて、ほんと久しぶり。
逆に嬉しかった感じです。
中学生から、自転車で、山登りしていたので、チェーンが外れたり、タイヤの小さいパンクは自分で直してましたので、こういうのは、結構得意なのです。
そういえば、最近、チェーンが外れて困っているなんて人をあまり見かけませんでした。
良い、自転車が増えたのでしょうね。

そういう私の自転車は、春先から、故障中のまま、眠らせてしまってます。
そろそろ起こさないと。
夏は、たくさん走りたいですものね

7月って、なんだか楽しい響きに聞えます。
ワクワクしてきて、いい月です
夏休みが近づくからかな

朝顔市や、七夕祭り。海も山もきらきら。
そして、夏は宵。
風鈴がなって、ビールも美味しい
花火もいいなぁ。
こうして、梅雨明けを待つのも楽しいものです

今年の七夕は、晴れるといいなぁ。

1年の折り返し地点。
体力蓄えて、夏バテに気をつけて、後半も元気にいきましょう