~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

オープン参加!!イベント・おはなし会・ワークショップ情報!!

★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

お知らせ:「増田書店おはなし会」

2009年05月29日 | お知らせ
今度の日曜日は増田書店おはなし会です

5月31日(日)11:00~(国立南口、増田書店地下1階)

「絵本・素話・歌あそび」みんなで一緒にお話の世界で、楽しいひと時を過ごしましょう

今月のお誕生会は、5,6月のお友達です。
お話会でお祝いしましょう。
みんな待ってま~す

 V

いろりばなしの会

2009年05月28日 | 高齢者の会
 和の家 櫻井(西東京市)

大きなけやきの木に囲まれて、静かに佇んでいます。
ここは、地元の櫻井さんが長い間住まわれていた、大きな梁が立派な歴史ある民家でした。

ずっと空き家のままだったそうですが、それを、地域の人たちの交流の場にと、
改造して、今では老人デイケア、学童保育、趣味講座、農作業など様々な取り組みがされています。

素朴な風情でゆっくり時間が流れていました。

今日は、ここで、いろりばなしの会(毎月第4木曜日14:00~15:00)がありました。
櫻井美紀先生のおはなし会です。
先生のおはなしの世界は、本当に心が解放され、耳を澄ませる世界です。
むかしむかしのおはなしが、ふっとそこに呼び起こされます。
自然な言葉で語られ、敷石を置くように説得力があります。
だから、最高におもしろい。

今日のおはなしは、『かっこからからからりんこ』『物食わぬ嫁』
途中で、一話私も語りました。『狐の恩返し』
初コラボで個人的に心は感激でいっぱいでした。

ほのかな灯りの中、歴史のある建物の中で、タイムスリップ。
和の家櫻井(HPあり)は、五日市街道、「境橋」バス停そばです。
少し足をのばしてみませんか?





誕生日

2009年05月27日 | 日々徒然
今年の誕生日もよく晴れたよい日でした
嬉しいことに本当にいつも好天に恵まれます。
緑がいっぱい花いっぱいで本当に感謝です。

今日は、ちょっと親バカ日記です。

娘たちが、「今日は誕生日だから○○してあげるね。」と、朝からピアノを弾いてくれたり、アイス好きの私にバニラ・抹茶・チョコに、フルーツやポッキー入りのスペシャルなパフェを作ってくれたり、紙芝居式メッセージカードを作ってくれたりと一日かけてお祝いしてくれました。

そして、思いもかけずの次女からの贈り物は、私が教室に出かけている間に、書いたもの。
大きな字の「典子」。

 これはこれはびっくり

姉が「何か命名みたいだね」と。
私は、「わぁ~」と言ったきり、すぐに言葉が出ないくらいでした。何とも言えない驚きと、感動で胸がいっぱいでした。
この5月から、小学三年生の次女も私についで書道教室に通い始めたのですが・・・。
私には、自分の書いた書を贈るなんて考えもつきません

娘が何を書こうか考え、その中で、私の名を書いてくれたこと、こんなに大きな「典子」を見たことがなかったこと、きっとこんな形は初めての、姉ではないけれど、私が生まれて名づけられた時に命名で書かれた以来の私のための「典子」。
自分の名前を改めて見つめてしまいました。

ここまで生きてきた日々もしみじみ見つめてしまいました。
娘から、与えられてしまいました。

そして、「今日は誕生日だから私が読み聞かせしてあげる。今日学校で選んできたからね」と。
姉はその間に、一生懸命、パフェを作ってくれていました。

選んでくれた絵本は『とちのき』。
私もまだ読んだことがありませんでした。

 「とちぎけんのとちがはいってるから・・選んだの・・」

とちのきの一生がえがかれてありました。
「とちのきは、故郷の栃木県の県の木なのよ」
「ありがとう。本当に嬉しい。どうもありがとう。」
娘も満足笑顔

娘たちが私のルーツを心のどこかに置いてくれていること。
言葉にしなくても伝わるものがあるんだなぁと心がうるうるしてしまいました。

母になって、子どもたちから教わること、与えられることがたくさんあります。
母の喜び、噛み締めてしまいました。
温かい気持ち優しい気持ち溢れてきます。
誕生日、感謝です。



ロバの音楽座

2009年05月25日 | おはなし会・語りの会
日曜日に、そっと、「ロバの音楽座」のコンサートへ行ってきました。
思いがけずのところにきてくれたのです

ロバの音楽座は、中世・ルネサンス時代の古楽器や、世界の楽器、空想楽器で繰りひろげられる、心温まる、音と遊びのファンタジーワールドを展開してくれる楽団です。

思いっきり、心を泳がせてきました

繰りひろげられた世界は代表作「愉快なコンサート」の演目です

「ガランピーガランピー~~~♪」とふわふわ宙に舞うようなハーモニーがこだましています。
未だ、遠い遠い昔から「おいで、来てごらん、何でも音がするよ、楽器になるよ」と呼びかけられているような気分です。

コンサートの中頃に、「これから皆さんを、『ハーメルンの笛吹き』や『ブレーメンの音楽隊』のおはなしの時代の街並みへ案内するよ」という言葉と共に、様々な楽器が鳴り響きました。
バグパイプ、リュート、リコーダー、???いっぱいの楽器たちの音色で、何度も聞いたことのある楽器ではないですが、とても懐かしい気持ちになってきました。
どの楽器も、温かく柔らかな音を心に残してくれました。

「ロバ」と聞いただけで、言葉を見ただけで、ポコポコ、穏やかな、優しい響きがありますが、風のふくままに、音楽座の皆さんと、ナチュラル街道を歩きながら、触れるものみんな楽器にして、鳴らして歌って旅していくような心地良いコンサートでした


「ロバの音楽座」の本拠地は、立川の幸町にあるロバハウスです。
定期的な演奏会、ワークショップなどあります。
ぜひ、その風に触れてください。
空き缶も、空きビンも、新聞紙も、石ころも、魔法の楽器が作れるように思ってしまいます

今度の日曜日は、恒例の増田書店のおはなし会です。
何か、手作り楽器持って行こうかな








The WaWaWa! 座輪話和の会

2009年05月23日 | イベント・語りコンサート・舞台他
今日は、とてもおもしろい会に参加してきました
「よみっこ」(読み手も聞き手も大人もこどもも一緒に楽しむ「読み聞かせ遊び」)主催による、
第3回座輪話和の会「よみっこ」してあそぼーというイベントです

 場所は、新宿ゴールデン街劇場。

絵本の読み聞かせはもちろん、朗読、語り、ブックトークなど、バラエティーに富んだ演目で、いろいろなグループで活動されている方々の、個性溢れる「よみっこ」でした。
何より、想いを共感しあう仲間同士が集う会である故に、とても気持ちが温かくなり、また自分が素直に聞き入ることのできる楽しい会でした。

語りでは、「とんとんむかし」から始まる説話『盗人の耳つき板』『石芋』『天狗笑い』三作を聞きました。
人情、滑稽、教訓らが盛り込まれ、懐かしい語り口調で、和みながらもジーンと聞いていました。
「とんとんむかし」には、「遠い遠いむかしのお話」と、「尊い尊いむかしのお話」という意味があるのだそうです。

私は『ブレーメンの音楽隊』を語りました

 グリム兄弟が説話を集めたのが『グリム童話』ですね

今の気分は、大きなりんごの木の下で、味わいの違う美味しいりんごをひとつひとつ手渡していただき、よーく噛んで丸ごと食べたような感じです。
その余韻は、やっぱり、直向に情熱を注いで真っ直ぐ伝えてくれた今日の皆さんに感謝です。
「まなざしを合わせ、気持ちを合わせ、心を合わせる」素直に嬉しい会でした。

終わりには、交流会もあり、さらに楽しく盛り上がりました
みんなが一途でした。共に笑いました。

キーツの絵本

2009年05月21日 | 絵本ひーらいた
口笛を、機嫌のいい時によく吹いているように思います
でも、口笛吹いていて、「それ何の曲?」なんて聞かれても、
大抵は無意識のうちに吹いているので、ほとんど忘れてしまっています

小さい頃、父が鳥の鳴き声を真似るのがとっても上手だったので、私もその後について、フーフー吹いていたのが最初でしたか・・・。
曲のレパートリーはあまりないですが、最近、洗濯物を干す時、窓を拭く時などに、あんまり小鳥が楽しそうに鳴くので、私も鳥の囀りを真似して吹きたくなります。

ベランダから手が届きそうな木の中の、かすかな小鳥の陰をチラッチラッと見ながら、
「この子、絶対私としゃべってる!!」
と、自分の動きは抑えながら、でも顔は笑顔でにんまりと、とっても嬉しくなります。
この感覚は、子どものころのままですね。

キーツの絵本は読むたびに、走っているだけで嬉しかった子どもの頃の、あの時の喜びをキラキラ思い浮かべ、甦らせてくれます

ずっと読んでる特に大好きな二冊

 『ピーターのいす』『ピーターのくちぶえ』


この顔がまた、大好きなのです



この顔は、本当にいい顔です。
調子がいい顔です。
満ち足りた顔です。

忘れてはいけない素直な喜び。
柔らかな心を震わすと、思いがけずに、きっといい口笛がこぼれるでしょう





「九成宮」の泉

2009年05月20日 | 日々徒然
今日は、日差しが強いです。
これからどんどん暑くなりますねぇ~~~。
爽やかな五月の緑の風をどのくらい感じられたでしょう。
新型のインフルエンザの情報が気持ちの上で、爽やかな空気をどんよりさせているようでもあります。

おはなし会へ行った先の中学校で、子どもたちが「修学旅行がなくなるかも・・・」と浮かない顔で話してきました

今日の中学校訪問は、1.2時間目に中学3年生のクラスをまわって、
『虔十公園林』宮沢賢治作を語りました。
私の賢治作品の中でも特に大好きな作品です。
杉にちなんで、故郷栃木の日光の杉並木の話をしたら、小学校の修学旅行の話になり、思い出を語ってくれているうちに、そんな話になってしまいました。

そんな残念なことになってほしくないです。
京都・奈良・大阪方面への修学旅行、様々な文化にも触れられ、三年生のメイン行事ですものね。

最後に、賢治の
「雨にも負けず 風にも負けず 雪にも夏の暑さにも負けぬ 丈夫なからだをもち~」
と、ガッツポーズをしながら笑顔で語りました。

来月の訪問では、修学旅行の楽しい思い出話を聞きたいです。
新型インフルエンザの流行は本当に心配ですが、
よい食事をして、よーく眠り、ほどよく運動して、悪いものが入っても、それを自力で追い出してしまえるようにしたいですね


さて、こちらは、
どんよりな気持ちも透き通ってしまうほどの
完璧な美しい字

 「楷法の極則」といわれる歐陽詢の『九成宮醴泉銘』から

すっきりと引き締まった、端正な字。
「泉」と一字を見ただけで、気持ちが瑞々しく、それでいてしゃきっとしてくるようです。
この泉の水を飲めば悪い毒素もきれいになってしまいそう・・・。

今、お手本にして習っています。
「四十の手習い」は造語かな・・・今流行の大人から始める習い事になるのでしょうか、長年の想いからこの春から始めています。

非常に難しいですが、心を洗うように一画一画向き合って丁寧に書く練習をしています。
書のことはまだ、何も語れませんが、今日のような暑さも、墨の香りや呼吸を整えるそのひと時に、ひんやりとした気持ちのよい風が顔をかすめる様に思います。

「泉」という字、実は一番好きな字なのです
先生知ってたのかな??まさかね。

でも、臨書の最初の字がこの字とは嬉しい
『九成宮醴泉銘』を全臨すること
新しい夢がひとつ増えました










生きがいセンターひかりおはなし会 Vol.13

2009年05月18日 | 高齢者の会
今日はとっても暑かったですね

生きがいセンターのみなさんも、うちわを扇ぎながらの参加でした。

今月は、月・木クラスで女性だけです。
ユニークで明るく、おはなしもたくさんしてくれる楽しいクラス。
今日は、初めて、皆さんにもお話を作ってもらう語り遊びをしました。

 最初のお話は日本民話『鳥呑みじい』。

たくさんの再話がされている民話です。
このお話は、おじいさんが可愛い鳥の鳴き声に喜んで、指にとまらせ、舌の先にとまらせ鳴かせます。
ところが、その小鳥を間違えて呑み込んでしまうのです!
すると、お腹の中でも良い声で鳴きます。
「あらちゅんちゅん、こらちゅんちゅん、にしきさらさら、ごよのさかづき~」
やがて、お殿様に聞かせて、褒美をたんともらう話。

「鳥の鳴き声を自由に歌ってみましょ」と順にオリジナルお話のリレーをしました。
最初は、お話に合わせて、進んでいきましたが、「ほーほけきょ」と鳴いた方からどんどんお話が広がり、小鳥がどんどん大きくなって、とんびになって、また小さくなって、肩に乗り、可愛いなとチュッとしました。ところが、ぺっと、落し物をされ、「あら、いやだと」言うとまたお空に飛んでいきました。とお話は続きました。どっとはれです!

みんなで大笑いしながらぐるっとお話の花が咲きました。
庭に巣作りしているひよどりのお話から、悪者からすの話で盛り上がったので、『ふくろうのそめものや』を語りました。

その他、『王さまの耳はロバの耳』、『ぜつぼうの濁点』、『浦島太郎』をお話しました。

1年経つと、やっぱり、随分慣れてくるのもです。
ほんとに朗らかな和みのある会になってきました
語り遊び、次は何のお話から、はじめようかな


紙でっぽう

2009年05月16日 | 日々徒然
久しぶりに紙でっぽうを作って思いっきり遊んでしまいました

 作って遊んだのは、何十年ぶりだろう

新聞紙を眺めていて、上の娘が急に思い立ったように
「紙でっぽうの作り方知ってる?」と聞いてきたのです。

「知ってるよ。小さい頃よーく遊んだよ」と早速、広告紙をがさごそして作りました

作っているうちに、子どもたちは夢中になって、大きいのや小さいのを色々作り、音の鳴り具合を競争するように試し合っていました。



振り方や、力加減もあるのですが、やっぱり紙質によるようで、
上の娘は得意になって、
「○○スーパーのが一番いいよ!」と嬉しそうに妹に教えていました

 鳴る度に、「ウォーすごい!!」と喜んでます。


という私も、負けじと、いい音鳴らして楽しんでいました
パーンとびっくりするぐらいの音を鳴らして、娘たちと勝負しちゃいました


覚えてますか?作り方?
手作りおもちゃになるのかな。
こんな元気な紙遊び、とっても楽しいです。




ほわほわおはなし会

2009年05月15日 | おはなし会・語りの会
今日は、良いお天気でしたが、風が冷たかったですね。
家庭支援センターで、可愛い赤ちゃんがいる、ほわほわなお話し会の日でした

この会は、ご挨拶にたっぷり時間をかけます。
赤ちゃんのリズムはまだまだゆっくりなので、ぼちぼちだんだんに集まってくるからです。

わらべ歌で、

♪「こ~のこ どこのこ かっちんこ
    こ~のこ どこのこ ○○ちゃん ○~んさい」

とひとりひとりお母さんと赤ちゃんにご挨拶。
私の顔を見て、にこにこにこにこ笑います

この会は、♪「手をつなごう」「おはながわらった」が始まりの歌です。

それから、赤ちゃんマッサージ。
歌を歌いながら、身体を優しくさすったり、とんとんしたり、お顔に触れたりしながら。

♪「さらさらさらさら こなまぜて~
     こねこねこねこね こねあげて~」

 私は、お人形を使ってます

1歳前の赤ちゃんが多いので、
今は、わらべ歌のなかに、絵本を時々読んでいくという形です。
赤ちゃんに触れながら歌える親子歌をたくさん紹介しています。
ひとつ覚えると、いつでもどこでも歌えます。
紹介しているものは、私もずっと歌ってきたおすすめのものです。
本当にご機嫌になりますよ

松谷みよこさん、上野紀子さんの絵本は、呼びかけ調で赤ちゃんにもいいリズムで届いているようです

最後に5月生れのお母さんがいましたので、お母さんのために
大好きな絵本読みました

 『うさぎさんてつだってほしいの』冨山房

作/ゾロトウ・絵/センダックの素晴らしい絵本。
そばに寄り添って、女の子のお母さんの誕生日の贈り物を一緒に考えてくれるうさぎさんが優しい。心まで慰めてくれます。


お母さんが優しく微笑んだ、眼差し、声は赤ちゃんを何より幸福にするものです。
そんな温かい時間を大切にしたいです




白薔薇「新雪」

2009年05月14日 | 日々徒然
薔薇がたくさん咲いています。
初めての薔薇作りとあって、丈夫で病気になりにくいと植えた白薔薇「新雪」です。

五年目になります。

その姿は、はじめ、花を知らぬ時は、清楚なイメージを持っていたのですが、結構豪快です。
花は大輪で、トゲも怖いくらい強いです。

花が大きすぎて、重そうです。

どんどん咲いては散っていくので、晴れの日は真白い花びらが、輝いています。
近所の子どもたちが
「花びらとってもいいですか~?」と
花びら集めをして遊んでいます。

ですが、しぼむと花びらが茶色くなって、白い花故に、とっても目立ってしまいます。
せっせと花を整えながら、長く楽しみたいです。
まだ、病気はでていませんが、油断は禁物ですね!


火曜語りの会  vol.27

2009年05月12日 | おはなし会・語りの会
おはなし会の前のコーラスの練習風景です

 皆さん、手話付きで歌っていました

いつも最後に歌う曲で、私もメロディーは覚えてしまいました。
友の幸福を願う、愛と平和の歌で、私も大好きなのです

先生のお誘いで、来月から、私もこの歌だけ参加させていただき、手話付きで覚えます!。
皆さんの歌を聴いていて、手話を付けて歌われると、顔の表情もとても優しくなって、想いが一段と伝わってくるようです。


さて、今日は長いおはなしです。
豪華な絵本。歌舞伎絵本です。
なかなか普段のおはなし会では読むことのない絵本で初読みです。

歌舞伎でも有名な『義経千本桜』ポプラ社

原色使いの、細かな描写は、絵本から飛び出してくるような歌舞伎独特の迫力を現しています。

 読み時間は、1時間40分でした。

登場人物が多いので、その関係を明確にしながら、3場面に分けて読んでいきました。
読み終わると、ニコニコしながら皆さん揃って「あ~おもしろかった」と一番シンプルな感想をいただきました。
義経と静御前の伝説や西行の話なども織り交ぜて楽しく進めました。

それにしても、読み応えのある絵本でした

これを機にいよいよ、念願のひとつ、
『平家物語』を語る気構えがもてました。
これから少しずつ、研究です。

私が高校生の時に聴いた、忘れられない語りとの出会い。
京都の滝口寺で、83歳のおばあさんが語ってくれた『滝口入道と横笛』。

あの日から、いつかは『平家物語』と思ってきました。
大作ですが、少しずつ語っていきたいです




緑と小鳥

2009年05月11日 | 日々徒然
おはようございます
月曜の朝です。
爽やかな気分でいますか?

新緑のきれいな小鳥の写真UPします
写真は、もちろん、私を日々可愛い小鳥たちで癒してくれる栃木のEasygoingさんが撮ったものです。


 こんな林の中で

 きれいな小鳥は何を見ているのでしょう。

何だか小鳥も深呼吸しているみたい。
私も、深呼吸。

  「緑海を 泳いでみたい 小鳥のように」  典子


緑は目に鮮やかで、小鳥はチチッと可愛いです

ほっと一息ついてくださいね

  

母の日に

2009年05月10日 | 日々徒然
娘たちからメッセージカードとカーネーション。
どうもありがとう

        


私は、母に「エプロン」を贈りました。
母といえば、「エプロン」しか思いつかないほど、エプロン姿しか思い浮かばないような母です。

母から教わったことといえばなんでしょうね。
具体的には言えないけれど、いつの間にか身体に残っているもの・・・。
そんなところでしょうか。

でも、よく覚えていることのひとつ。
小学校3年生の夏休み前、学校からの夏休み推薦図書を選んでいた時、
「何の本がいいかなぁ」と迷っていると、
母が、横から「風の又三郎なんておもしろいよ」と言ったのでした。
「みやざわ・・・けんじ??」
この時が、私の最初の賢治作品との出会いです。

そして、母の語りの十八番は「じゅげむ」。
眠る前によ~く語ってもらいました。
「じゅげむじゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょの すいぎょうまつうんらいまつ ふうらいまつ くうねるところにすむところ~~~」
一緒に言いながら眠っちゃった~~~

母には、今も昔も
「早く寝なさい!」「夜は寝るもの、朝は起きるもの!!」
と怒られることは、これだけです

ゆうやけ文庫

2009年05月10日 | 日々徒然
私の憧れの櫻井美紀先生(語り手の会代表)が36年続けていらっしゃる家庭文庫、
『ゆうやけ文庫』(毎月第二土曜日の15:00~16:00)に初めて行って来ました。

そこは、風が気持ちよく通る部屋で、歴史の感じられる本棚、膨大な資料類ひとつひとつがみんな息吹いているような、緩やかな時間が流れていました。

先生がおっしゃっている「まなざしを合わせて、気持ちを合わせて、心を合わせて」のそのままでした。
何の決まりも、形式もなく、柔らかな先生の微笑と声だけです。

集った子どもたちが、ふうっと気持ちが落ち着いた頃のタイミングで、そっと始まりました。
そよそよ風に吹かれるように、かわいいてぶくろ人形で、「たんぽぽ」。
みんなで「おはながわらった」を歌いました。
てぶくろ人形は、先生の手の温もりと、そこに命が宿ったようなお花の笑顔になりました

私は、すっと、おはなしの世界に入っていきました。
なんていい気持ちなのでしょう。
なんて優しい時間なんでしょう。
なんて平和なんでしょう。

素のままの自分がそこで楽しんでいました。
先生の語りは、私がいつかはそう語りたい「寄り添う語り」そのものでした。

 櫻井美紀先生

先生から「語り手たちの会」発行の冊子にメッセージをいただきました。

 語りの文化シリーズ・10「心をつなぐ語り」

「愛と平和を伝える語りを」

私は、初め、「私の想いはまさにここにある。私の語りもその想い一心だ」と思いました。
でもそれは、まだまだ、途上の小さな想いだったと知りました。
この想いは、私の必死な想いなのではなく、多くの語り手の人たちみんなが長い間持ち続けていた想いを受け継いで繋いでいくものなのだと感じ得ました。

先生にお時間を割いていただき、大事なお話を聞くことが出来ました。
本当にありがとうございました。
先生からのことばと教えを大切に、多くの語り手の人たちの想いを大切に、
素直に、少しずつ学び、これからも良い語りのために心を懸けていきたいです。