~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

オープン参加!!イベント・おはなし会・ワークショップ情報!!

★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

もろきゅうが食べたくなる本

2008年07月31日 | 絵本ひーらいた
『トチノキ村の雑貨屋さん』茂市久美子作 あすなろ書房


山の村に小さな雑貨屋さん「マルハナ商店」があります。
その店をきりもりしているおばあさんの名前は、花田サクラさん。
マルハナ商店には、いろいろな人が訪ねてきます。
春から冬へと季節ごとの、不思議な心温まる6つの出来事が描かれています。

その中の夏のお話は、「カッパの土笛」。
カッパの空太がお味噌を買いにマルハナ商店にやってきます。
梅雨の前の河童たちのお祭りにみんなできゅうりを食べるためです。
でも、あいにく味噌は売り切れ。
サクラさんは、自分で作ったなめみそを空太にさしだします。
その美味しいこと美味しいこと。
もろきゅう食べたくなりますよ
懐かしい故郷の匂いもします。
ぜひ、読んでくださいね。

 なめみそ:味噌にみりん、砂糖、酒を入れてねり、ゆずや昆布、山椒、などいれて作ります。

夏は本当にきゅうりが美味しい
体のほてりを鎮めてくれますね。
バリバリポリッっとね

ゴイサギくん

2008年07月30日 | 創作


ゴイサギがたっている

まるで素浪人

どんな種類の鳥も、じっと見ていると、私の出逢った懐かしい人に見えてくる

このゴイサギも誰かに似ている。

可愛くないけど憎めない

どこにもいる珍しくない鳥だけど、

立っている姿は、新撰組きどりの青い羽織に武士頭

威勢のいいクールボーイ。

どこまでもどこまでも、大空を自由に飛んで

明るい方へ行くんだよ。

どこまでもどこまでも、いい風にのって

明るい方へ行くんだよ。




素敵な情景

2008年07月28日 | 日々徒然
今日の夕焼け空は、何て幻想的だったでしょう。
 歩きながら、空に吸い込まれそうでした。
シューマンの13曲のピアノの小品集『子どもの情景』が思い浮かべられ、メロディーが流れてきました。
その中の12曲め『子供は眠る』が・・・。ひときわ穏やかでやさしい調べ。
心が落ち着いていると私の中で響く音楽です。

昨日は、おはなし会の後、宇都宮へ駆けつけました。
実家で、祖父の17回忌の法事がありまして。
お墓から、見下ろす田んぼの景色は、美しい緑の苗が一面に広がっていました。
もう、「カナカナカナ~~」とヒグラシの声も聞こえました。
時間が止まっているような静けさです。
汗ばむほどもなく塵を感じない空気が、心地良かったです。

庭に、大きく成長したミニトマトの苗木がありました。

父が、「赤いところ摘んで食べてみ!ものすごい美味いから」というので。
そのままひとつシャッシャとふいてパクッ。おいしい


帰り、父が畑で育てた、無農薬の野菜をたくさんお土産にもらいました

1月に癌の手術をした時は、本当に元気のない父でしたが、いつもの年と同じように、土や、肥料作りにこだわって、一日中外でなにやらかにやらやっている日々にもどりました。
皆様、その節はご心配していただき、また、たくさんの励ましの言葉を本当にありがとうございました。
今では、畑も、庭も、さらに朝のジョギングと鮎釣りまで始めたそうです。本当に回復しています

この大きななす

やはり父が「なすのステーキにして焼いて食べてみ!とろけるように美味いから」
というので夕飯に作りました!!「なすステーキ」
 とろける美味しさです


今日は静かな夜です。
目をつむると、優しい風景ばかり浮かびます。
時折涼しい風が吹いてきます。
ぐっすり眠れそうです




増田書店おはなし会(20)

2008年07月28日 | おはなし会・語りの会
増田書店のおはなし会も20回目を迎えました
今日は、CHUちゃんのキーボード、バイオリンの亀田さんと三人のトリオでした。
せっかくのトリオ、写真撮るの忘れちゃいました。

夏休みでお出かけしてるお友達も多いと思っていましたが、時間の30秒前になると、次々に集まって、マットの上にきれいな体育座りで2列に整列。みんな板に付いています。
お母さんお父さんは、椅子席に座って、2、3歳の小さな子も、お兄ちゃんお姉ちゃんたちに混じって、お母さんから離れてちゃんとひとりで聴けるんです。
お友達同士の交わりの良さはこんなところにもでてるんですね。感心してしまいました。

[プログラム]
・愛の挨拶 バイオリン・キーボード演奏
・始まりの歌『愛の風にのって』
・絵本『めっきらもっきらどおんどん』
・紙芝居『ねずみきょう』
・ひみつの玉手箱『かえるのうた』
・語り『ブレーメンの音楽隊』
・お誕生会『7・8月のお友達』
・終わりの歌

今日のひみつの玉手箱は、木のカエルをだしました!木の棒で背中をこすると、カエルの声のように聞こえるのです。
みんなで、輪唱しました。歌い始めは、お父さんと子どもたち、次はお母さん、最後は、私と亀田さん。
みんなの声が可愛らしくこだましました

お誕生会は2歳、6歳、8歳、12歳のお友達です。
年の数だけ手をたたこう!とみんなで楽しくお祝いしました。

次は9月です。
みんな元気で楽しい夏休みを過ごしてくださいね。
また、笑顔で会いましょう






昭和記念公園花火大会

2008年07月26日 | 日々徒然
今年も昭和記念公園花火大会に行ってきました
ここは、家から一番近い会場です。

夜空に打ち上がる大輪の花、それはそれは彩り豊かで、素晴らしかったです

携帯で撮ったのでなかなか上手に撮れませんでしたが・・・。
  

打ち上げ花火を観に行くのは、その混雑を考えると躊躇してしまいますが、
実際に会場に足を運んでみると、広ーい公園の中、好きな場所でシートを広げて、ゆったり観る事ができます。
食べ物飲み物をどっさり持って、みんなでワイワイと。
真夏の夜は楽しいものです

また、私が好きなのは、打ちあがる花火の美しさはもちろんですが、ヒュ~~、ドーンドーンとリズム良く、胸にズドーンと響くあの音です。
ふーっと夏の一瞬の静寂のようなものを感じるのです。
打ちあがっていく火の帯を追って、花が開き、散っていくまでの数秒の間に、なにかいろいろなことを思うのです。
でも、それが何かはあまり覚えてない、まるで、夢のようです。
その感覚が不思議なのです。いつも懐かしい気分になります。
ズドーン、ズドーン。胸に余韻が残ります。

そして、フィナーレは連続花火に、でっかい大花火。ものすごい締めくくりを魅せてくれます。最後は拍手でいっぱいです。

花火の舞を、夜空の舞台で観る楽しさ、今年も充分味わえました

ここの花火は、5000発。時間にすると、1時間ちょっとです。私には、ちょうどいいです。
お近くの方は、ぜひ来年でも足を運んでみてくださいね

明日は、増田書店のおはなし会。
子どもたちは日焼けした顔見せてくれるかな。
今日もいい夢をみてね。
明日、元気で会おうね



おはなし会のお知らせ

2008年07月26日 | おはなし会・語りの会
明日、日曜日。
国立駅南口の増田書店にて、おはなし会があります!
今回で、20回目になります。
夏休みなので、ちょっとスペシャルです。
鍵盤も入りにぎやかな感じになりますよ。

増田書店のおはなし会は、絵本好きな大人の方、昔話が好きな方、赤ちゃんからお年寄りの方までみんなが参加できるおはなし会です。
入場無料です。
どうぞ、どなたでもお気軽に遊びにきてくださいね

 おはなし会で待ってまーす

増田書店おはなし会
7月27日(日)11:00~(45分)入場無料
国立駅南口、徒歩3分。 大学通り沿いの右手です。



トマトの赤

2008年07月26日 | クッキング
夏はトマトが最高においしいですね
トマトの赤色にはカロチンの一種、リコピンが含まれています。
このリコピン、活性酸素を除去してくれる抗酸化物質で、その抗酸化能力は、カロチンの2倍、ビタミンEの100倍だそうです。

さらに、リコピンは、紫外線を浴びることによって肌の表面に発生する活性酸素をとりのぞき、メラニンの生成を促す物質の発生を抑制するので、美白効果も期待できる物質だそうですよ。

今日は、「トマトスープ」完熟トマト5個を湯むきして使いました
 夏なので、チリパウダー、パプリカもいれて、辛めに真っ赤に仕上げました。

1、最初に、オリーブオイルでにんにくを炒めて香りがたってきたら、厚切りベーコンの細切り、鶏肉、野菜の順に加え炒めていきます。
2、トマトをいれ、ざくざくとしながらつぶします。そこに、コンソメスープを入れ、20分ほど煮込みます。塩コショウ、砂糖少々で味を整え出来上がりです。
*仕上げに、パセリやバジルをふると香りがぐーんとよくなります。

   トマトってかわいい名前だね。
    上から読んでもと・ま・と
    下から読んでもと・ま・と

夏トマトをたくさん食べて、活性酸素が、血中にはびこるのを阻止しましょう

土用の丑の日に習い始め

2008年07月25日 | 趣味話
今日は土用の丑の日でしたね。
うなぎ食べました?
暑さに負けず、夏バテしないようにしなくちゃいけませんね。

 

今日は久しぶりに、体いっぱい汗をかきました。
実は、生れて初めて、ダンスを習い始めました!
語りを始めてから、良い姿勢で、体の芯から響くいい声を出すことは最大の課題でした。
踊りというのは、軸がしっかりしていないと踊れないものですし、体を支える筋肉もついていないといけないものです。もちろん柔軟性も大事です。
語りに必要な要素もいっぱい盛り込まれているので、トレーニングのつもりで、思い切って始めることにしたのです。
でも、ダンスなどしたことのない私に何ができるでしょう。

友人のバレエダンサーにも相談しました。
「今から始めて、体が固い私でもできるダンスってあるかな?」
友人は、「好きな音楽にのって踊れば体が喜ぶよ。続けることで、体も柔らかくなる。踊ることで、内側からのエネルギーが沸きでてくる。語りにも絶対活きてくるよ。」
おまけに、「腰痛や肩こりの予防にもなるよ。がんばれ!」とアドバイスをくれました。
「よ~~し」と思い、決めたダンスの種類は
・・・「ベリーダンス」

あのエキゾチックな異国情緒たっぷりの民族音楽、好きなんです。
エジプトやトルコのロマン溢れる物語もいいですね。
今、ちょうどアラビアンナイトを読み進めているタイミングもあります。
そして、もうひとつ、初めて購入したフランスアニメ映画のDVD「アズールとアスマール」のアラブ的な素敵な色彩美。
魅惑的な衣装と音楽が大好きで、ずっと残っていたのです

前置きと、言い訳が多かったですが、とにかく始めました。
このブログを読んでくださっている方は、私と同じ最近巷で耳にするアラフォー世代の方も多いですね。
どうでしょう、何か新しいこと始めて細胞を活性化させませんか?

ベリーダンスのファラーシャ先生がおしゃってました!
「ベリーダンスの発祥は古代エジプトにまでさかのぼり、出産を助ける女神を奉り、繁栄と多産、豊穣を祈った女性による女性のためのダンスです。ベリーダンスは心も体も美しくするアラブの魔法です。インナーマッスルも鍛えられますよ。皆さん!はい、笑顔でね。」

お腹をだした衣装、ヒップスカーフを巻き、裸足で踊るのが基本です。
ベリーダンスのベリーはおなかの意味ですからね。
お腹に変化がでてきたら、徐々にみなさんお腹をだしてくるそうです。
私はいつのことやら・・・。
明日は、筋肉痛がでるでしょう。お腹、腰、お尻、つけ根がピリピリです。

これから、時々ベリーダンスのことも書いていきたいと思います。
皆さんもいかがですか?
夏本番!一緒にベリーダンスビューティデビューしませんか

今日の感想は、ひとこと
「楽しかった」です





お土産菓子

2008年07月23日 | 日々徒然
仙台土産いただきました。
有名ですよね、「萩の月」。
今日の月は、なにか、ぼーっと浮かび上がって、冴え冴えとはしていませんが、
こちらのお月様は、ほんのり黄色。
お味は、暑さでいつもより疲労度が増した今日の一服菓子にぴったりの甘さ。
おいしい
 ふわっとした生地の中に和カスタード餡が入っています。
嬉しいお土産菓子のひとつです。

お菓子は手作りでとよく作るわたしですが、お土産にいただくお菓子は風情が違います。
日頃目にするものではないので珍しく、その土地の香りが漂い、様々に個性もあって、包み紙を見た瞬間に美味しさの記憶がよみがえるという好きなお菓子もたくさんあります。

京都の「生八橋」、信州お布施の「栗かのこ」、新潟「笹だんご」、山梨「信玄餅」、岩手「南部せんべい」。
たくさんあるのだけど、今、このぐらいしか浮かんできません・・・。
友達の帰郷土産ばかりでした

土産っていい響きですよね。
お盆に故郷へ帰省する方も多いと思います。
皆さんは、どんなお土産をもっていきますか?

私が帰省に限らず、よくお土産に持っていくのは、「船橋屋」の葛餅、「うさぎや」のどら焼き、「三陽」の麩まんじゅう。

とっても美味しいです。おすすめです。

結局、私が好きなところのものになってしまいますね





海の日でした

2008年07月21日 | 日々徒然
海の日、各地で猛暑!とニュースで言っていましたが、
私としては、時折、気持ちよい風が吹いて、幾分過ごしやすい一日だったと思っていたのですが・・・。

子どもたちは夏休み、三連休最終日もあって、公園で愉しそうに遊んでいる親子の姿もたくさん見ましたし、
この子もとっても気持ちよさそうでしょ。
木陰のベンチでお昼寝ですもんね。
かわいい




お散歩の帰りに、ブルーのピッチャーを見つけました。
ここ数日、今年の夏は新しいものと、雑貨屋さんや、食器屋さんの前を通ってはあちこち見て回っていたのですが、ひょうんなところで。
おいしいお水が飲みたーいと歩いていたから、ちょうどのタイミングだったかな。

 おいしい水が一番ですよね

ボサノバの名曲「おいしい水」を聴いて、窓から吹く風と、ほんのり蚊取り線香の匂いに寛いでます。(もちろん無着色無香料、除虫菊のものです!)

明日は、南部鉄の風鈴を飾ります。
皆さん、本当にくれぐれも熱中症には気をつけてくださいね。



日曜日の朝

2008年07月20日 | 日々徒然
おはようございます。
今日も、暑くなりそうですね。
お天気のよい日曜日は気持ちよいです。
朝からお洗濯物も水場の掃除もはかどります。

今朝の朝食です。

 夏バテ防止に、緑黄色野菜たっぷりで。
かぶとかぶの葉と油揚げのお味噌汁は私の大好きな組み合わせ

夏のオクラはとってもおいしい。
納豆にもお豆腐にも合わせます。
カルシウムとビタミンをたくさんとって、暑さに負けない体を作り、元気に過ごしましょうね



暑い!!でも、やらねば!

2008年07月19日 | 日々徒然
「半夏生」きれいです。
 夏至から数えて11日目を半夏生といいます。その頃に花をつけるのでこう名づけられたそうです。
そして、またの名を「半化粧」。花に近い部分の葉がだんだん白くなって、まるでお化粧しているみたいに見えるでしょ。
とってもきれいなのですが、この梅雨の時期、庭の手入れを怠っていたら・・・


大変だ
 半夏生に庭を征服されてしまったー

白百合がへなへなになってる。
ごめんね。

半夏生はドクダミ科。その繁殖の力はすごいです。
実は今、南の庭は、半夏生。北はドクダミとシダに覆われちゃっています。
こんなに暑くなる前にどうにかしてあげればよかったのに。
しばらくは、朝5時に起きで、庭の草むしりに励み、すっきりしてあげることに精を尽くします

庭作り職人の父が見たら嘆きますね。
この暑さの中でも、きっと父は、庭の手入れを汗を吹きだしながらやっています。
完全日本庭園は、いつ行ってもきれいです。
庭を眺めることが好きなら、植物に癒されるのを実感するなら、一緒に共に生きていることをもっと考えなくちゃいけませんね。反省。

小学校も夏休みに入り、学校訪問おはなし会も夏休み。
庭の子たちに愛依の風、注がなきゃ。

嬉しい贈りもの

2008年07月18日 | おはなし会・語りの会
土砂降りの中、

先月学校訪問をした3年生からお手紙が届きました。
美月としては、最後のお話し会になりました。

お話し会の後に、ひとりひとり感想を書いてくれたものです。
本を持たないで語る、素語りのスタイルで物語を聞くというのは初めてとい子がほとんどなので、それがびっくりして、いろいろ想像できて楽しかったいう意見がとても多くありました。
物語の場面ごとの心の動きや、挿入した歌などの台詞もよく覚えていて、具体的に書いてくれていました。
物語の、細かいところまで、感想が書いてあるので、本当によく聴いてくれたのだなあと感心するくらいです。
お話の場面を想像して描いてくれた絵、私の語っている姿もきれいに描いてくれています。
どうもありがとう。とても嬉しいです

今回のプログラムで、素語りでは、日本昔話と芥川の「くもの糸」を語りましたが、特に「くもの糸」がみんなの心をつかんだようです。
とても印象的で、心に残ったと書いていた子が多かったです。
芥川の世界とことばに、怖くて、切なくて、美しいという感情を素直に抱いています。
3年生の前半で、少し難しいかなと思っていたのですが、それは違っていました。
地獄の世界、悪党で哀れなカンダタの気持ち。そして、極楽の世界、お釈迦様の気持ち、美しい蓮の花の香。みんなちゃんととらえていました。

男の子の感想の抜粋です。
「くもの糸を聞いたとき、ぼくは、小さい生命も殺しちゃいけないと初めて気がつきました。前は、くもを殺したり、ありを殺したり、今日もクワガタを一匹殺してしまいました。心の中であやまりました。」

私の心にも残りました。
語り聞かせの力を感じました。
また、素直な感想に改めて、お話をする意義と責任をもひしひしと感じました。

ひとり、ひとりの直筆での90枚のお手紙。
宝物がまた、増えました。
うれしい贈りものです

川端康成「富士の初雪」

2008年07月17日 | 本の紹介いろいろ
日中はとても暑かったですね。
夜になってもまだ、体にじーんと熱がこもっていました。

今日は、いい月がでていましたから、少しは涼めるかと思いベランダにでてみました。
さらっと風が通り抜け、月の光に薄い雲が映え、ゆっくりと流れていました。
そのまましばらくじっと眺めておりました。
月が雲に隠れたり、また顔を現したり、本当に静かな良い気持ちになりました。

今日は一冊古本を買いました。
 川端康成の短編集『富士の初雪』昭和33年発行。初版本です。

夏になると、私は、川端を読むのです。なぜでしょうか、高校生の時からです。
たぶん、『伊豆の踊り子』を高1の夏に読んでからだと思います。
幻想的でとても美しい世界。時の刻み方も、自然の描写も、そして、人の情も、色も艶やかでまた深い。
読んでいると、心がとても静かになってきて、木の香や森の緑、雪の白そして、物語色の風を感じます。とてもよい香りがしてくるのです。
私にとって川端の小説は、熱冷ましになるのです。

『富士の初雪』は背表紙を見ただけで打ち水を一瞬うけた感がありませんか?
同じく川端を愛する方が、この中の「岩に菊」のことを紹介してくれ探したというわけです。

「作者が故郷で見たという岩には、女の幽霊が出るという。その女は岩陰で男を待っていて凍えて死んだ、という話。この作品では、主人公は幻想の中で、その女の幽霊と会話をする。」

「岩に菊」「女の幽霊」というだけでも、惹きつけられます。また、暑い今には肌にひんやりとした氷を滑らせてくれるような期待が・・・。

古本は、独特な風情があります。いつもより、ゆっくりじっくり読むのがいいのです。ページが破けないように大事にめくりながら。

毎年夏に伊豆に旅行にいきます。もう20年近く訪れています。
ちょっとした、ガイドマップは作れそうです。
私が伊豆が好きなのは、緑深く、山の幸海の幸、良い温泉に恵まれているからというだけではありません。
文豪たちが憩い集まったという文学の香り漂うその地に心休めて、その風に触れたいそんなところでしょう。

それにしてもきれいなお月様。
久しぶりにゆっくり眺めました。





かわいい!チェブラーシカ

2008年07月17日 | 趣味話
 大好きなチェブラーシカ。まもなく公開です!

みなさんご存知でしたか?
もちろん!かな。
ロシアでは、国民的人気を誇る人形童話のキャラクターです。
このキュートでかわいい子は何者?サルでも熊でもありません。正体不明なのです。
ある日、果物屋さんに運ばれて、そこのおじさんに名づけられたのは、起こしてもすぐに倒れてしまうので、「チェブラーシカ(ばったり倒れ屋さん)」!

公開される映画は全四話のチェブラーシカ完全版です。
どこか切なくて、哲学的なんです。この物語。
「この街には、いったいどれくらいいるんだろう。ひとりぼっちの人が。」
人間の心が注ぎ込まれた人形たちが織り成す、歓び哀しみの世界。
一度見たら、皆さんも、きっとこの子のファンになると思います。
近くの映画館で上映されることがとても嬉しい。

東京では、渋谷と立川です。
いま、立川ECUTE3Fで、チェブラーシカフェスティバルが開催されています。
かわいいグッズがいっぱいです

手が磁石でくっつくようにできていて、どこにでも、ぴたっと。
とっても可愛くて、思わず買ってしまいました。


愛くるしさは格別。どことなく、姪っ子に似てるな・・・。