~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

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★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

十三夜に幻想の月夜の物語

2009年10月31日 | 日々徒然
ティアラこうとうで素敵な語りコンサートがありました

今、日付は変わっていますが、十三夜の美しい月が輝いているのをたっぷり見上げ歩き、そして、素晴らしい語りの響きの余韻に浸って、十分な心持ちでいます。

NPO法人語り手たちの会 芸術の語りとしての事業
 ~幻想の系譜『月』~
三人の語り手が創る語りの世界
紫式部『源氏物語』から『夕顔』、日本民話『鬼女房』、泉鏡花『高野聖』

『夕顔』の櫻井美紀先生、『鬼女房』の君川みち子さん、『高野聖』の尾松純子さんそれぞれが、物語への想いをこめて情感たっぷりに、体に沁み渡る様な声で個性豊かに語ってくれました。

もう夢の中にずっといるような感じです。
幻想というのを本当に体感したようです。
今も息づき彷徨っている物語の魂を言葉にして伝えてくれました。
感動です

想いが溢れて、多くは語れませんが、人の体を通ってきた声で聴くお話はどうしてこんなに深く深く心に残るのでしょう。
魔物が取り付いてしまったのでしょうかね。

美しすぎる魔物。
十三夜のお月様からの私への贈りものです。
大切にしまっておきます。

今日は、でも、本当に不思議な日でした。
いろいろありました。
心がいっぱいです

岩崎京子先生の講演会

2009年10月30日 | 日々徒然
29日、小平市の図書館で岩崎京子先生の講演会がありました。

日本民話の『かさじぞう』は、皆さんきっとどこかでふれていると思います。
私は、小学生の頃、国語の教科書で、『かさじぞう』の再話である『かさこじぞう』を読みました。
その作者が、岩崎京子先生です。

今年一月の最初のお話し会で私が読んだ絵本『十二支のはじまり』もそうですし、その他にも、『ききみみずきん』『ゆきむすめ』『かちかちやま』など、岩崎先生による再話本はたくさん出版されています。

今、私もここ数年、地方の民話の採取、再話ということに少しずつ取り組んでいるところで、先生のお話をぜひ聴きたいと思い参加しました。

講演会のタイトルは「私の歩んできた道」でした。

私と先生を繋げたものは、『かさこじぞう』が最初でしたし、子どもたちにも、今までに何度も読んでいるし、冬のお話し会などでの定番語りともいえます。
クリスマス会でもリクエストされるほどです。
その先生のお話なので、発する声を聞いているだけでも嬉しい気持ちが強かったです

講演会では、今までに再話された話のエピソード、家庭文庫、学校訪問、残酷物だと言われた民話の話、戦争を伝えていく話と二時間の中では語りつくせないほどいろいろお話ししてくれました。
先生は大正11年の生まれ。それこそ、民話を書きながらの日本の移り変わりの様子も同時に聞けるようでした。

『かさこじぞう』のお話は、私も愛着があるので楽しく聴きました
何よりも、先生のお地蔵様への親しみの気持ちが強く現われている作品だということを知りました。
今では、もう少なくなりつつある地蔵信仰の話も交え、
「小さい頃、よくお地蔵さんと遊んだのよ。遊んでいる様子をお地蔵さんが、ずっと見守ってくれているように思ったり、まあ、遊ぶというとね、首にゴムをひっかけてね・・・」なんて楽しい少女時代のお話もしてくれました

それから、本を書く時には、何でも、徹底した取材をしている話は、私も学ぶところでした。
『花咲か』を書いたときの、植木屋さんへの取材、歩いた距離は、びっくりするほどです

家庭文庫での子どもたちへの読み聞かせの中での、温かいやりとりは、やはり穏やかになるものでした。
私が、心に留めたのは、

「子どもたちの枠を広げてあげる。絵本にも個性があり、子どもたちにも個性がある。そのフィーリングが合うものを見つけさせてあげたい」という言葉です。

私がお話し会の最後に「見つけてね~宝物の絵本♪」と歌っていますが、その願いがまた、しっかりと心に刻めました


最後に、先生とお話ししました。
私に笑顔でさらっとおっしゃいました。

「あなた、ドイツとかフランスのお話、再話して語りなさい。なんかとっても合いそうよ!」

光栄ですが・・・実に大変なことですね。
ペローを目標に来年はがんばりますか




和の家「櫻井」お話し会

2009年10月27日 | おはなし会・語りの会
今日は、青空が広がりましたね。

でも、お空は、気持ちが良いですが、流行のインフルエンザで、午前中の、楽しみにしていた小学校訪問は延期になりました
悲しいことになっています。

娘たちの学校でも、下の子は帰るなり、「今日は、4年と6年と私たちの1クラスだけで、みーんなお休み。廊下とか全然人がいないんだよ」と。
姉の中学も3年生は学年閉鎖、1、2年生は半分は学級閉鎖。
全14クラスで、4クラスだけの登校だそうです。
こんなにすごいことになっているのです。
娘たちは元気なのですが、油断できません。本当に怖いです


午後の、和の家のお話会は、皆さん元気に参加です。よかった

 『モチモチの木』

今日は、わらべ歌もたくさん歌いました。
まだ、皆さんのお名前を覚えていないので、わらべ歌でお名前を教えてもらいました

「こんこんちきちき こんちきち~ おやまのや~え~です」こんなふうに。

語りは『ねずみのすもう』で、その後、おもちつながりで、
「おもやのもちつき 長者のもちつき~」
お手玉を餅代わりにして「てんやのおもち やらかいおもち~」
などのわらべ歌で遊びました。

一つから十までの数え歌を手振りをいれて歌いましたが、みなさん、毎日歌って覚えたい!と楽しんでいました

わらべ歌は、メロディも簡単で、リズムにのってすぐ歌えるようになるのでとってもいいです
みなさん明るい笑顔になりますしね。私も嬉しくなります

おいしいおやつをいただいてご馳走様でした。
源氏パイ、サラダせんべいおいしいわ~。
日ごとに寒くなりますが、どうか元気でお過ごしくださいね

手軽なおやつ「ドーナツ」

2009年10月25日 | クッキング
今日は、一日気温も上がらず寒かったですね。

おうちにある材料で手軽に作れるおやつ、ドーナツを作りました。

 紅茶にもコーヒーにもお茶にも美味しい

先日、蔵前の幼稚園におはなし会の打ち合わせに行った帰りに、浅草の浅草寺を回って、合羽橋まで歩きました。
合羽橋は大好きなところ
おもしろい菓子道具はないかと歩き回るものの、迷った挙句、結局購入したのは、お花のドーナツ型1個。

 

どのお店も、魅力的な品揃えで、ほしいものが色々あるのですが、ありすぎてストップかけてしまい、いつもこんな調子

今日、初めて使ってみました。
型抜きをしてくれたのは長女。
やわらかい生地なので冷凍庫で冷やしてから抜きました。

 抜いた形はかわいらしい。

型で抜いたり、棒状にして輪にしたり、お団子みたいに丸くしたり。
揚げるとどうなるのでしょう。穴もつぶれちゃう時もありますが・・・。

 170度くらいできつね色になるまでゆっくり揚げます。

 さっくり揚がりました。形はいまいちですが・・・。

チョコをかけたり、お砂糖をまぶしたりは、次女が担当。
揚げたてのドーナツが一番おいしい

手作りのドーナツだと、油っこくなく甘さ控えめでいいです。
3つくらい平気で食べちゃいます。あらら~。

手作りのドーナツも家庭の味ですね。
子どもたちが大好きなおやつです。
今度は、ホワイトチョコをかけたいそうです。
冬限定な感じでいいですね

でも、型を使うより、やっぱり手でちょちょっと輪にした方が早いですね

とは言え、寒い日の、母娘の遊びには、時間をかけた簡単おやつ作りがいいものです






三茶de大道芸

2009年10月24日 | 散策日記
楽しいところへ行ってきました

三軒茶屋の街で今日、明日と開催されてます大道芸フェスティバルです

 たくさんの会場で心ときめく大道芸に出会えます

お目当てのパフォーマーは、ジャグリングの森田智博さん。
上野公園で魅了されてからのファンなのです
最初に観にいきました
森田さんのジャグリングはその美しさとしなやかさ。
今日も、とってもファンタスティックなショーをみせてくれました

  

クラブもディアボロもボールも最難級の技をみせてくれます。
ボールは7つまで増やしちゃうんです。すごいです
ジャグリングって本当に楽しい

 写真とっていただきました~~ 

よしっ!私も和式でお手玉5つまでがんばるぞ

そして、もう一つのお目当ての、世田谷パブリックシアターでの舞台は、大道芸パフォーマーによる『カルメン』。
パーカッションのリズムにのせて、様々な大道芸のコラボで、ワクワク、ハラハラ、ドキドキの舞台。とっても面白かったです!

他にも、たーくさん。足長パフォーマンス、アクロバット、雑技、マイム、マジック・・・い~っぱい

海外からのゲストパフォマーは、異国の風を感じてとっても魅力的でした。
初めて見ましたが、特に心奪われてしまったのは、中世の楽曲を奏でて歩く巨大な三人組「セレストロイ」。
その世界は、とても奇妙で美しくて、どこか切なくて、むかしむかしの遥か遠い国のお話の世界にいるような空気に包まれてしまいました

 すてきなさんにんぐみ

大道芸は不思議な世界。
子どもも大人もみんなを楽しくさせる。
道具を使っても使わなくても、そして、しゃべらなくても伝わる人の心。
人肌を感じる大道芸が大好きです。

明日も、大いに盛り上がるでしょう。
人間古来の楽しさに出会えるような世界です。
皆さんも、ぜひ、魅惑の世界へ足を運んでみてくださいね

でも、雨が降ると、やっぱり寒いですよ。
くれぐれも、気をつけてくださいね


まぐろの頭ゲット!

2009年10月22日 | 日々徒然
いきなりのまぐろの頭。
ちょっとコワ~~。ですよね。ゴメンナサイ。



今日、スーパーでのお買い物中、鮮魚売り場の方からカンカンカンと鐘の音が聞え、
「マグロ、生の本マグロ、解体だよ~!」
と威勢のいい声がびんびん。

マグロの解体を見ました。
何度か見たことはありました。今日のは、平日仕様かな。小振りです。
あの重そうなよく切れる包丁がすごいと思っていると、頭をいとも簡単に切り落とし、高く上げて、
「さあさあ最初は、頭、頭だよ。500円!」につられて、
思わず、集まっているベテラン主婦の方に混じって、手をあげてしまいました
そうしたら、みなさんがお譲りくださって、私がゲットしたわけです。
カマは買うことがありますが、頭というのは初めてです。
真ん中の柔らかいところは、魚屋さんがみんなの前で、上手に、指でするっと外し、「これは、お刺身でうまいよ!あとは、ほぐして煮るとおいしいよ」と教えてくれました。

それから、再び「今日は、大サービス、中トロ、大トロ最高だよ、大きく切るよ、半額でいくよ~~」と、そして、中トロもまた・・・手をあげちゃいました
つやよく、本当に大きなさくでおいしそうだったもので・・・。
突然、夕食のメニュー変更になってしまいました。
元気な明るい魚屋さんの実演にすっかりのせられてしまいましたね

夕食の準備で、下の娘がお手伝いで一緒にお台所に立っていました。
「うわ~、目がある、大きな目、すごいね~、顔固いね~」と。
私は、がしっと目の下に指を入れ、中の身をスプーンでほぐし出しました。

20年も前なら、こんなことはできませんでした。でも、今はへいきの平左衛門です!
「なまぐさい~」と娘が言っても
「そう、お魚のおいしそうな匂い。今に見ててごらん、おいしいのができるよ」とすぐ答えます。

ふと、大好きな向田邦子さんのエッセイ「魚の目は泪」が浮かんできました。
向田さんが、小さい頃、めざしが嫌いだったということが書いてあります。
藁に刺してあるめざしを見て恐ろしかったと。
たたみいわしや、シラスおろしさえも、黒い点々がひとつひとつ目だと思うと食べられなっかたと書いてあります。

大きなマグロの目がぎろっと私を睨んでいるようですが、その隣で娘がその目をじっと見ていますが大丈夫でしょうかね

さて、夕飯ですが、中トロの味わいはまことに美味しかったのはもちろんですが、頭の身の炊いたのがやわらかくほろほろして格別に美味しかったのです
子どもたちに大絶賛されてしまいました

「この味、わすれられな~~い。また作って!」ですって

 これは、絶品、おすすめです!

解体ショーにであったら、ぜひ、頭をゲットしてくださいね

オリオン座流星群

2009年10月21日 | 日々徒然
「オリオン座流星群」
月曜日から22時頃から夜空を気にして、寝るまでにちょこちょこ見上げてるのですが、まだ遭遇してません。

今日こそは粘るつもりです!
21日の23時頃がよく見えるらしい情報が・・・。

今とってもお天気がいいですね。夜もこのままお天気が続くそう。
23時頃から30分くらいはがんばって空を見上げたいと思っています。

東京の空でどうかなと、毎回思うのですが、流れ星を待って空を見上げてると、目が慣れてくるのか、ぱっと見ると見えない星が、見え始めるんです。
ぱーっと目が晴れてくる感じで。
その感じがとっても好きなのです

やっぱり語り人ですからね、星の神話もいくつかレパートリーにあり、秋から冬にかけて小学校などでは時々語ります。
こういう時しか、また語る時もないので、星めぐりをしながらぶつぶつと練習して待つことにします

裏の畑がぽっかりと空いているので、いつもそこに佇みます。
見えるか見えないか分らないけど、流れ星を待つのはいい気分です

見られるといいなぁ~


生きがいセンターひかりおはなし会 Vol.18

2009年10月20日 | 高齢者の会
今日は、汗ばむようなお天気でしたね

娘たちの学校では、インフルエンザによる学級閉鎖の波が押し寄せてきていますが、生きがいセンターひかりの、火・金クラスの皆さんはとっても元気に全員出席でした。
新しいお仲間もいらっしゃいました

最初は、みんなで「もみじ」の歌から始めたのですが、びっくりしたことに、
歌い出したら、なんと、二部に分かれてきれいなハーモニーを聞かせてくれたのです
明るい歌声で、とっても上手でしたので、感激して何度も何度も拍手してしまいました

最初は、紙芝居『ごんぎつね』。
そして、栗や松茸の話題になり、野菜の数え歌を歌いました。

お馴染みの「いちじく、にんじん、さんしょに、しいたけ・・・」ではなくて、
「いも、にんじん、さんしょ、しそ、ごぼう・・・」と続くのです。
が、新しい野菜を歌うたびに、最初の「いも」にもどってだんだん早く歌ってフル回転です。
おはじき遊びの数え歌です。


次に、宮沢賢治作『鹿踊りのはじまり』。
大好きな作品で、落ちてる手ぬぐいを、「生き物か、食い物か」と言い合いながら怖々している鹿の会話と様子がおもしろくて、自分もそのすすき野原にいるように感じてしまうように楽しいのです。
鹿が歌い踊りしている光景は、まさに鹿踊り。
輪になってぐるぐるぐるる。愉快でたまらなくなります。
方言はまだまだですが・・・。

実際に「鹿踊り」を見たことがある方がいて踊りの様子を教えてくれました。
私もぜひ、見てみたいです。

それから、懐かしい子守唄も歌いました。
子守唄って優しくて、揺らぎがあって大好きです

『お山の兎の子』と『五木の子守唄』
詞がとても美しいです。そして、ちょっと寂しく切ないです。
子どもを寝かせる唄には違いないですが、子守りの人生や思い出などが連なる詞が胸にしみてくるものです。
自分の心に優しく愛しく語りかけるように歌うから、いつしか赤ん坊は安らかな眠りにつくのでしょうね。
子守唄は、小さい子のお話会でも取り入れてみようと思っています。
お母さんの唄う子守唄で眠れるなんて赤ちゃん幸せですものね


メンバーの方から素敵なプレゼントをいただきました。

 しっかり編んだ布ぞうり。

山梨にいる妹さんが作ってくれたものだそうで、私仕様の布草履なのですって!
とっても可愛いのです
「丈夫で、汚れたら洗えばいいし、履いてるだけで、床もピカピカになるの!」
と。
早速履いています。足にしっかりフィットして履き心地は満点です
これは、本当に皆さんにもおすすめです

今日は、おはなしより、歌が多くなってしまいましたが、歌の中に物語があり、その詞を噛み締めながらしみじみ歌えてよかったと思います。
次回も元気でお会いしましょう







TAMA21交響楽団第16回定期演奏会

2009年10月18日 | 日々徒然
今日は、調布市グリーンホールの大ホールでの
「TAMA21交響楽団」の定期演奏会へ行って来ました。

友人の旦那様のチェロも楽しみに出かけていきました

演奏曲は、秋に聴くには、非常に深く感慨に浸れる大きな曲

ラフマニノフ
「交響的舞曲」 第1楽章 第2楽章 第3楽章

チャイコフスキー
 交響曲第6番ロ短調 作品74「悲愴」 第1楽章 第2楽章 第3楽章 第4楽章

*指揮/橘直喜

このプログラムです!すごいです

ロシア・ロマン派を代表する名曲。
そして、それぞれが、この世に残した最後の大曲。
私には、曲の批評などは全く出来ませんが、
私の中では、大ロマンチック。
響きの波が押し寄せてきて、背中と胸が締め付けられるような美しさと悲愴感。

TAMA21交響楽団の皆さんのひとりひとりの想いが、指揮の橘さんの非常に魅力ある指揮と重なって、偉大な作曲家の愛しい音符ひとつひとつが大事に伝わってくるものでした。

オーケストラを聴いて、「あぁ、やっぱりクラッシックはいいなぁ」と毎回思うのですが、一つの譜面に描かれた世界を大事に拾い上げて響きにしていく過程や、演奏者の一心不乱というか、ものすごい集中している姿を生で見ると本当に感激します。
そして、聴いた曲は大好きになります

個人的には、打楽器の演奏を見る楽しみもあります
シンバルやタンバリン、トライアングル、そしてティンパニを見ているだけでもワクワクするのです。
構えに入ると、なぜか緊張感がはしり、私も指揮に集中してしまい息を飲んでしまうんです。
その感覚がすごく好きなのです
オーケストラ、どれも省けない見事な形。
今日の演奏、とても素晴らしかったです。

来年の公演が今からとても楽しみです。
TAMA21交響楽団の皆様、素敵な感動をありがとうございました

ロマンチックが大好きな私
今日は、良い夢見られそうです。
おやすみなさい。




家庭支援センターおはなし会

2009年10月17日 | 絵本とわらべうたの会
第3金曜日の朝は、赤ちゃんからのお話し会。
参加者は、5ヶ月の赤ちゃんから2歳の女の子でした。

わらべ歌をたくさん歌いました。
「こ~こは てっくび てのひら~」
と手の指や、足の指をつまんだりさすったっりして歌います。

「ちびすけ どっこい はだかで こい~」
向かい合って、お母さんがたかいたかいをします。
おひざにのせて、ぽんぽんしたり、ぎっこんばっこんのようにしたりして遊びます。

お手玉遊びもしました。
「あんたがたどこさ ひごさ ひごどこさ~」
手ばたきをしたり、お手玉ひとつでぽんぽんさせたり。
お母さんが手のひらでついてみせると、とっても喜んでいました。

最後に小さなバケツの中に「な~いな~い ぽん!」と言って
「お片付けね」と言うと、2歳の女の子がポンとしたのを見て、1才の子たちもみんな上手にポンとバケツの中へ。
とっても上手にお片付けできます。

お手玉遊びは、遊び歌でリズムにのって、集中してできる遊びです。
お手玉のシャッシャッという音がいいですね
お母さんと一緒に遊ぶのは、呼吸を合わせてできるので、とってもいい遊びだと思います。
2つ3つと増やしていく過程もいいですね。
私も3つまではできますが(拍手をいただいてしまいました
今度は4つにもチャレンジしていきたいです

これから、お手玉遊びを毎回取り入れていきたいと思っています。
マイお手玉持参もいいですね。
みんなでお手玉上手になりましょう

絵本は2冊。
短いおはなしもいれてみました。
じっとつぶらな目を向けて耳を傾けているようでした。
リズムのあるおはなしをぼちぼち入れていきます。

やさしく触れる、そっと触れる、ちょんと触れる。
目と目、手と手を合わせて遊ぶ時の赤ちゃんの顔は、とっても嬉しそう。
私は、ずっと、目じりが下がっていました


ぜひ、一度遊びにきてくださいね。
次は、11月4日(水)11:00~です!


映画『ヴィヨンの妻』

2009年10月14日 | 趣味話
話題の映画『ヴィヨンの妻』を観て来ました。
私の個人的な感想を少し書きたいと思います。

この映画の一番良いなぁと思ったところは、太宰の本のページをめくりながら読むように、ひとつひとつの台詞に耳を傾けて見聞きできたところです。
太宰の原作を何度か読んでいたので、文字が映像になって目の前に広がっても、本を読んでいるように思えました。
言葉が先に浮かんできました。
慌しくなく、映像に余裕がある感じです。

また言葉が丁寧で、落ち着けます。
主な登場人物の衣装が、あまり変わらず、時代・人物の背景に合わせていて着物・古い型の洋服が、目にも優しかったです。

「ヴィヨンの妻」を軸に、太宰の他の作品の「きりぎりす、桜桃、グッドバイ・・・」などを思い起こさせる言葉が随所に出てきて、太宰エッセンスを時折振りかけられているようでした。
つくづく文学の人だぁと深く感じるのと同時に、主人公のどうしようもないダメ男のはずの「大谷」に不思議な魔力が働いて、思わず、弱々しい「大谷」に男の孤独なロマンを感じ、すごく嫌だとは思えなくなってきます。
「大谷」が何を話すのか傍に寄り添ってしまうのです。

浅野さんは、上手く演じていたと思います。
泣いたり、歌ったり、酔っ払ったり、とんでもないことしたり・・・。
展開はいろいろあったんだぁと振り返ればゆっくりでもなかったかな。

そして、大谷の女房「佐知」役、松たかこさんの、憐れな涙のシーンはきれいで健気で胸を締め付けられました。
小説家を愛する妻。
さすがに舞台女優。
どこから見ても、体全部で演じているすごさを感じました。

と書いても、映画は趣味の問題ですからね。

私は『ヴィヨンの妻』が好きなんです。

最後のあの

「人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ」

の台詞がいいのです。

その言葉にたどり着くまでのお話は十分描いてあったと思います。
最後の二人の場面良かったです。

日常の中に不意にぽっと穴かできて、そこに、温かい細い光が射したら、きっと優しい気持ちになるような、反対なら悲しい気持ちになるような、作者の想像で、果たしてそれは決まるみたいです。

日常にあるようなないような心を描くのも文学ですね。










火曜語りの会 Vol.31

2009年10月14日 | おはなし会・語りの会
今日は、暖かな一日でしたね。

毎月第二火曜日は国立の個人宅でのおはなし会「火曜語りの会」です。
文芸作品を語る、楽しみな会のひとつです。

今日の語りは、太宰治作『お伽草紙~カチカチ山』です。

あの、昔話の『カチカチ山』を題材にしていますが、太宰は、なんとまあ、実に傑作な物語にしてしまいました

あのお話しの中の兎を月の女神アルテミス型の16歳の処女にし、狸を愚鈍大食の中年男に想定してしまうんですから、初めて読んだときには、本当に驚いてしまいました。

最後の「惚れたが悪いか」のせりふが言いたくて、語っているうちに私も、あの無慈悲な兎になっていったのかもしれません。
嫌だった狸も、どこか憎めぬ滑稽と憐れを感じて、可哀相になぁと思っていきます。

太宰が言うように、女性には全て、この無慈悲な兎が一匹住んでいて、男性には、善良な狸がいつも溺れかかっているんですかね。

太宰のお伽草紙は、40代からがおもしろいかもしれません





代々木公園でおはなし会

2009年10月12日 | イベント・語りコンサート・舞台他
今日は、よーく晴れて、陽射しも眩しかったですね
代々木公園のイベント会場で開催された、九州物産展も大変な人出で賑わっていました。
九州の各県が総力を挙げて、美味しいものでそれぞれの特産物を紹介していました。
美味しい匂いと、美味しいものが焼ける煙と、元気な掛け声で熱気に溢れていました

さて、野外ステージでのお話し会。
とても大きな舞台で、少しびっくりしました。

 

ひとり語りの民話なので、もちろん舞台には一人きりなのですが、舞台が高く、ステージ席の向こうまでよく見渡せました

今回の天草民話は『かんねんかずら』と『狐の恩返し』。
資料を基にした創作民話です。
掘り起こしてくれたのは、天草元気プロジェクトの青木さん。
語りに脚色したのは、私です。

今日は、最初に『かんねんかずら』のお話をしましたが、(天草では葛の蔓をこう呼ぶそうです。)聞いている方が、天草の山々をまわって、その景色を少しでも思い描いてくれたらいいなぁと思い、お話に出てくる鶴と亀が、天草の上空を一巡りするお話にしてみました。

たくさんの方が、頷き頷きしてくれていたので、とても語りやすかったです。
物産展の語りは、素朴でいいですね

終わってから、熊本名物「いきなりだんご」をいただきました

 蒸したてが美味しい

天草地鶏「天草大王」の炭火焼もとっても美味しかったです。
鯛のだしと鯛のつみれの入った玄海うどんも美味しかった~。
皆さんも美味しい顔で、楽しそうに秋の一日を過ごしていました

民話には、優しさと、知恵と、勇気、そして、人情があります。
語った後に、その土地のものを食べられること、本当に幸せです

よかったよかった。こん話は、こっでしまい





おやつあれこれ

2009年10月11日 | クッキング
小芋のきぬかつぎ

 今頃の大好物

母は、私を小芋っ娘と呼ぶくらい小さい頃から大好きでした。
皮のまま蒸して、ちょっと塩かお醤油をつけてぱくりつるっとひと口でいただきます

娘たちも大好きでぱくぱく良く食べます。
蒸して熱いうちにも、残りを冷やして食べても美味しい。
これから里芋もどんどん美味しくなりますね。

もひとつ。
バナナマフィン。
カップに入れた後に、ブルーベリーのジャムが少し残っていたので、ちょっとのせてみました。
水分が多いのでどうかなぁと思いましたが、190度の高温で20分焼いてみたところ、つやっとしておいしそうに焼きあがりました



お菓子とパンの両方楽しめるマフィンは何を入れても美味しいです。
それぞれのお家の味がありますね

秋は、食欲がとまりません・・・



ノーベル平和賞が

2009年10月09日 | 日々徒然
オバマ大統領に授与されるニュースを先ほど知りました。

この世界中が「平和」を願っています。
地球に圧し掛かっている問題がたくさんある中で、オバマ大統領の「核なき世界」への理念や取り組みを発信し、動き始めたことへの尽力はとてもすごいことだと思っています。

でも、まだ、言葉だけ宙に舞っているように私は感じています。
私が、オバマ大統領の言葉に感動したことだけが鮮明であり、
今は、まだ、それが、叶えてほしいという願いのままだからです。

ノーベル平和賞はとても権威ある意味のある賞であるはずです。
オバマ大統領のこれからの生涯かけての働きが、未来への明るい希望の実現がここに約束されたのだと信じています。

世界中の国々が手と手をつなぎ、
おそろしい核兵器の恐怖を拭い去れる世界への真の力になって欲しいです。

ノーベル平和賞を授与されるオバマ大統領。

決して、戻らないでください。
アメリカでは、まだ戦争がつづいているのですから、不安がいっぱいです。

平和への良き力強い導き手になってその理念を本当に全うしてほしいと心から願います。