~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

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★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

今度の日曜日はみんなのお話し会!

2008年11月28日 | おはなし会・語りの会
増田書店おはなし会  11月30日(日) 11:00~(入場無料)


今年最後の増田書店のおはなし会です。

締めくくりは「くるみ割り人形」です。
クリスマスにはこれ!といわれる作品ですよね。
もしかして、バレエ公演を観に行かれる方もいらっしゃるのではないですか?
あの大作を、短い時間でどんな風に伝えられるかな・・・


絵本・素話・歌遊び、楽しいストーリーテリングの世界です。
赤ちゃんからどなたでもみーんなで来て下さいね

お誕生会は、11月12月のお友達です
元気なお顔見せてくださいね。

おはなし会で待ってま~す

まぐろの話

2008年11月26日 | 日々徒然
マグロ規制によって、クロマグロの値段が高騰!!天然資源を守るためには、捕獲規制!!
とニュースで騒いでいました。

このままマグロを今のペースで取り続ければ、必ず天然マグロは地球上から姿を消してしまい、そうなれば問題は天然マグロだけに留まらず、地球海洋生物全体へと波及するのは明白だそうです。
天然資源は守らなくてはなりません。同感です。

しかし、子どもさんのいるお母さんのところ、スーパー、回転寿司屋さん、300キロのマグロを釣り上げたらしい方などなどインタビューして・・・
そんなに騒がないでください。
それより、規制されるものを食べるのもなんか不自然です。

確かに、天然といわれる本マグロはおいしいです。
私もひと口食べ、「旨い!」と声をあげるほどのマグロを食べたこともあります。
寿司といえば、好きなネタは、やはりまぐろです。

でも、私たちの日常の食卓には高級魚はいりません。
鯛でも、マグロでも、やはり、ハレの日のご馳走で充分です。
絵になる魚はそれで良し。

遠い海の恵みより、近くの海、山、川、地場ものが一番です。
食卓に並べるものは、自分で採取可能なものかどうかが問題です。
それが一番、今生きている環境に順応している食物だといえると私は思っています。

近海の小さな魚、海藻、畑で採れる野菜、川の魚、山で採れる山菜、地なりの果物。
それらをいただくだけで充分体が喜びます。
なんと言っても、日本には「四季」があり、様々な野菜が育ち、それらには「旬」があります。
「旬」を丸ごといただく研究をするのが先です。
それこそ体が喜ぶものです。

野菜を作っている方には用なしですが、私のような者には、小さい頃広げていた図鑑を読んでいるような気にさせる、この本。
なかなか面白いです。良く眺めています

 『野菜の便利帳』高橋書店

野菜を知ると、野菜を見るのが楽しみになります。
食べるのは、もっと楽しみです

私が、今住んでいるところは、数年前まで、玄関を出れば広大な畑でした。
今は、住宅が立ち並んでいます。

土の畑、何よりそちらをなくさないでほしいです。
マグロも畑もどちらの問題も解決できる力はないですが、

野菜が楽しくたくさん登場する絵本は読めます
明日は、久しぶりの幼稚園のお話し会。
3,4,5歳児のかわいい子どもたち。

絵本『おおきなかぶ』『にんじんとごぼうとだいこん』『そらまめくんのベッド』
『あたまのうえにりんごがいくつ』『かにむかし』『もったいないばあさん』
『きのみのケーキ』『どうぞのいす』など
野菜いっぱいのおはなし会!というふうにいっきにプログラム決めました

明日天気にな~~れ


ふるさとの

2008年11月24日 | 故郷便り
  「ふるさとの山に向ひて 言ふことなし
        ふるさとの山はありがたきかな」  石川 啄木

澄み切った青空が続きました。
連休なので、土曜日から宇都宮に帰ってきました。

久しぶりに畑へ行きました。
向こうに男体山が見えます。
空気が澄んでいて、山々が見え、お日様を真っ直ぐ受ける畑に立つと、
ここが、私の故郷なんだなぁと、黒い土を踏みしめながらしみじみ思います。

父は、毎日畑に出て、野菜を作っています。(趣味の域はとうに超えています)
今日は、ずっと、薪割りをしています。
腰をかがめて、山のような角棒を長さを揃えて、几帳面に切っています。
父の仕事はいつもながら、とても丁寧です。

知らぬ間に、畑に小屋ができていました。
道具置きと休憩所ですね。
もちろん父が作ったものです。
感心すると同時に、また一つ父の基地が誕生したかという笑みがでます。
作業に必要な全てを形作る父を見ていると、じっくりと良い仕事ができるための父の仕事の流儀のようなものが見えてきます。

 小屋のストーブで焼き芋を作ってくれました

  ひろーびろとした畑の真ん中で焼きいも食べるのおいしいね


おやつに食べようと、庭で柿もぎをしました。
もう随分もいだそうですが、たわわに実っています。よく鳥に食べられなかったなぁ。
父曰く「今年は成りすぎ」なんですって。

  大好物の柿。たくさんいただいちゃいました。
枝をわざとつけてもらって・・・玄関にか~ざろう

また、また、トランクいっぱいに野菜をう~んといただいてしまいました。
23日は、「勤労感謝の日」でしたが、本当に父に感謝です。
毎日の、畑仕事は、本当に大変です。
私は、無駄にしないように、美味しく料理し、しっかり食べ、栄養を充分蓄えて、みんなに元気な良いおはなし会をしてかえさなくてはいけません。

そうそう、畑にまた、かわいい新芽がでていました

スナップえんどうと  こちらはそらまめです。  

父の畑は、次から次へと命の素が湧いてきます。
家族への愛がなければできません。
感謝です。

手術からまもなく1年。
驚異的な回復を見せる父がいます。

静かに平和にこの年をしめくくりたい。
願いと祈りをこめて。

米粉のパン屋さん

2008年11月21日 | 日々徒然
母がよく作ってくれたおやつはお団子。
蒸し器で蒸して、そのまま砂糖をつけて食べたり、みたらしあんをからめたり、あんこで食べたり。
今は、時々自分で作ります。
これは、米粉のなかの上新粉で作ります。

新潟や北海道で、この米粉を使って、お菓子や給食のパン作りなど様々な取り組みが行われている記事を読み、私も米粉を使ったお菓子、クッキーやマドレーヌ、おやきなど作っているところです。
米粉で作ると、素朴な味わいで、粉自体の甘みがほわっと口の中に広がります。

でも、パンはなかなかうまくいきません。
そしたら・・・
嬉しいことに、私のお散歩コースに米粉のパン屋さんがオープンしたのです
米のパン屋さん 「MAGOME」です
店に入ると、パン屋さん特有の香りがありません。
なんとなくすっきりした、柔らかい和菓子屋さんのような香りがします。
大本はお米屋さんということで、店内には数種類のお米が積まれているのが新鮮です。

さて、素敵な笑顔は、パンを焼く店長にゆうこさんと辻さん。
 オーナーの奥様でもあるゆうこさんおススメは、発芽玄米パン。
「素朴な丸いパンですが、ほのかに甘みがあって、さくっとしていて、もちもちっとした食感でおいしいですよ」と。

 ひじき入りのパン、クランベリーとナッツのパン。
手前の丸ぱんが発芽玄米パン

本当においしい。和の味です
お米の甘みがほんのりとし、軽い感触にもちっとした食感は、毎日でも食べられそうなごはんのようなパンです。

食パンやフランスパン、それにカステラも焼くそうです
おやつの王道カステラはどんな味わいなのでしょう。
楽しみです

それから、23日まで大サービスがあります
500円以上お買い上げの方にもれなく、お米2合プレゼント

 富良野のコシヒカリですヨ。 


世の中いろんなパンがありますね。
米粉のパン、おススメでーす。
ファンになる方きっと多いと思います

サリーガーデン

2008年11月20日 | 日々徒然
今夜は美しい星空
家のベランダから、この秋一番くらいに星が瞬いています。
星明りをたどって、たくさんの星物語が思い描けそうです

しばらく星を見上げていると、すっごく寒い!
ストーブをつけて、熱いカフェオレを作り、ひと休み。

今聴いているのは、アイルランドの民謡「サリーガーデン」の入ったお気に入りのCD。
「The Sally gardens」歌:波多野睦美 リュート:つのだたかし

「サリーガーデン」は私が大好きな曲
この曲がどんなに好きかは、語りの会で何度か話したと思います。
バイオリン、チェロ、リコーダー、ピアノといろいろな楽器で演奏もされている
昔から親しまれている曲ですが、私は歌で聴くのがやっぱり一番だと思います。
外国の曲でないようなメロデイーに、いつも慰められます。

また、この歌詞が素敵なのです。
例えば、愛の喜びも、切なさも、つれなさも、素直な感情が緑に溶け出すように、優しく微笑んでしまうようなところが好きなのです。
メランコリーな気持ちを、自然色に染め上げてしまう


       『サリーガーデン』

   柳の木の茂る辺りで 僕と彼女は出会った
   彼女はその白雪のような足で
   茂みを通り過ぎ 僕に言った
   「恋はあせらず 柳の木が茂るように」
   だけど若く愚かだった僕は
   それが分からなかった

   川のほとりでたたずむ僕と彼女
   僕の肩に差し伸べた白雪のような手
   「自然に生きればいいわ 川の堰に草が生えるように」
   だけど僕は若く愚かだった
   今はただ涙に暮れるばかりだ

*歌詞は、ある村で農婦がよく口ずさんでいた詩を、アイルランドの詩人イェイツ が編集したものだといわれています。


波多野さんの声が子守唄のように優しく美しく響きます。
このCDの最後の曲は、ちょうど、「おやすみ可愛いい妖精たち」というんです。
まさにララバイ。

眠れない夜は、むかしむかしの愛の歌を聴きましょう

おやすみなさい。
明日は少し、寒さもやわらぐそうですよ


富士山がきれい

2008年11月20日 | 日々徒然
お天気はよくて、すっきり晴れていましたが、とっても寒かったですね。

家のベランダから富士山が見えました!

今日は、富士山が見たいって、自転車でビューン。

国立の富士見通りまで。

この通りの名前、なんでついたかってもちろん。

「大きい!雪化粧の富士山、きれーい

富士山が見たい時ってあるんですよね。

日本人だなぁ。

ここからは、正面に上の頭の部分がばっちり見えます

それはもう、裾野までの全景を見たいですけど、富士は富士。
すっきり見える朝は実に気持ちよいのです。

山が見えるっていうのは、とにかくいいものです

オリオンと月

2008年11月19日 | 創作
0時を過ぎた
オリオン座が美しい月も美しい
一等星が瞬いている

こんな夜更けに散歩とは
きんと冷え込んできた
思わず腕を抱えてしまう
空気が冷たい

こんな夜更けに外を歩いている
眠れない夜
悲しい夜はくる誰にでもくる

きっと今
友が泣いている
二人の子等と寄り添って
子等はいつものように天使の寝顔してるだろう
でも
友は泣いている
枕は涙でぐっしょり濡れるだろう

私は共に泣くか
手をつなぐか
それともスープを作ろうか

見上げると今日のオリオンは
なにか威張っているようで冷たい
月は重い真黒な空を抱えて
震えている
 
鼻が冷たい
顔を覆う
ため息をつく

考えても考えても
言葉が見つからない
オリオンと月も泣いてるのか

だから、でも、それで、

やっぱり笑うよ
だから一緒に笑おう
私たちは同じ誕生日の
ふたご星
この地上で偶然出逢った

「元気だして。いつまでもずっと仲良し、これからはもっと仲良し」


(11.18 典子)




第8回 生きがいセンターひかりお話し会

2008年11月18日 | 高齢者の会
今年最後になる生きがいセンターのお話し会。
深まる秋からクリスマスへというようなプログラムにしました。

前半は、秋でいっぱい

リコーダーは、♪「星の世界」から始めました。

 絵本 『モチモチの木』斉藤隆介作 滝平二郎絵 岩崎書店

じさまの優しい顔と豆太の安心して胸に抱かれている表紙。
背中に受ける光が、じさまと豆太の二人の世界を照らすようです。
私たちもそっと開けるのです。


・語り 『よだかの星』宮沢賢治作

・詩 『やまぶどうの夢』『秋のまんなかで』工藤直子作

・合唱 ♪「もみじ」

みなさん、福島の五色沼へ紅葉を見に行かれたそうで、楽しそうにお話してくださいました。
センターに飾られた写真がとっても美しかったです。

「この辺は、もみじより、イチョウだね」との声がでました。
黄色の絨毯もとってもきれいですよね。陽の光で金色に輝いています。

後半はクリスマスがいっぱい

・合奏  ♪「キラキラ星」

・絵本  『クリスマスのおくりもの』木村由利子ー文 松村雅子ー絵 至光社

・♪クリスマスソングメドレー
   「主よ、人の望みの喜びよ」
   「牧人来たりて」
   「荒野の果てに」

この時期だけに歌う歌。クリスマスソング。
愛は光。光は愛。
なんどもなんども歌うと、やっぱり、清らかな気持ちになってきます。

次は新年ですね。
真冬の寒さを感じてきますが、元気にお会いしましょうね




絵本ひーらいた『しんせつなともだち』

2008年11月16日 | 絵本ひーらいた
ちゅーちゃんから大根のお裾分けです

 盆ざるがちっちゃい!

近くの畑で、毎年この時期に、畑の野菜を近所の方々に配るのだそうです。
大きな大根を3本いただいたとか。

そして、私までまわってきました。
畑のおじさんにもありがとうございます。感謝

絵本『しんせつなともだち』のようですね。
野菜をお裾分けしていただくといつも思います。
気持ちが嬉しいです

 (こどものとも傑作集)

寒い雪の中、うさぎがかぶをふたつ見つけます。ひとつは食べて、もうひとつはともだちのろばさんへ。それから友達から友達へ。

美味しいものはみんなで美味しさを分け合って、たくさんある時はまたみんなで分け合って。

優しい気持ちがつながって、嬉しくなる。それはとても幸せな心地です。
この絵本の野菜は、冬に栄養たっぷりの野菜がでてきます。
ぷくっとしていて、とってもおいしそう。


白いかぶが、白い大根とつながって、本当にありがとうです。
早速、葉っぱが傷まないうちに、大根葉だけはすぐに白ごまと一緒に炒め煮しました。

 ごはんのお供にとっても美味しいです

明日は、この大根で、おでんかな



『クリスマス・ボックス』

2008年11月16日 | 本の紹介いろいろ
この本は、全米で300万部を超えたベストセラー。そのことは、うーんと随分前に話題になりました。
お読みになっている方もきっといるでしょう。

 リチャード・P・エヴァンス作 笹野洋子訳 (講談社)

私は、このタイトル、また、装丁がとてもきれいで、いかにもクリスマス向きという感じに、勝手に季節物だろうと推測し、本屋で見かけはしましたが、今まで読んでいませんでした。 忘れていました。

ここ数日、讃美歌やクリスマスソング、くるみ割り人形を聴きながら、クリスマスシーズンに向けて、子どもの会から大人の会までのお話し会のプログラムを考えています。

少しずつ気忙しくなりつつあるので、静かに歩いたり本を読んだり、また、お菓子を作ったりして、落ち着いた時間をとも思う日々です。

クリスマスの準備はまだもう少し先だと思っていたのですが、
この本を読んで、思いがけず、クリスマスと向き合ってしまいました。
クリスマスに気持ちが向かって行ってしまったのです。
読んだ後、温かい気持ちが一番に湧いてきます。
深い嘆きや悲しみから、教えられることがあります。
大切なものを手渡されたように思いました。


私にとって、クリスマスは、何か嬉しい気分になります。
この気持ちを届けたくなったり、分かち合ったりしたくなってきます。

子どものころに味わった匂いがそのまま甦ってきます。
小さい頃の、家でのクリスマスの夜を思い浮かべると、ただ、楽しい行事でした。
父は、元僧侶。仏教の人。
でも、クリスマスイブは、父が、踏み台にのり、家の梁にキラキラリボンをつけ、もみの木に飾りをつけ、ライトアップして、ケーキやチキンを食べてパーティーをしました。
朝、目覚めると、もみの木の下に、サンタさんからの贈りものが届いていました

りかちゃん人形のお家のセット、オセロ、竹馬やミニトランポリンと、覚えてますねぇ。
小学校6年生の時、「禁じられた遊び」の映画を観て、ギターで、あの曲が弾きたいといっていたら、白いギターが届き本当に驚きと感激がありました。
後にも先にも、私のレパートリーは、その1曲なのですが・・・。

安心して、楽しいクリスマスの夜を過ごしていた私。
信仰的な思いは別として、父と母がその時間を楽しい時間にしてくれていたのでしょう。

この『クリスマス・ボックス』は、初めて小説を書いた元広告代理店の役員だった男性が、娘のために残したくて書いたものだといわれています。
この作品の中での「わたし」が、「クリスマスの最初の贈りものは何か」という問いを見つけていくのと同じに、私も、クリスマスの真の意味にたどり着き、その答えが知りたいと思いました。
頭の中では、妙なる調べが鳴っています。
文体は平易で簡素ですが、だからこそ、すっと心に入り、この作者の想いと同じ心で、感じることができるのでしょう。

それにしても、この時期に読んで良かったです。
どんなに忙しくても、かけがえのない時間だけは欠かすことはできません。

これからの時期は、やはり、クリスマスの私からの贈りものとして語りたいです。
一番の原点にもどり、「愛を込めて語る」ですね。
愛依の風になって皆さんに優しい時間をお届けしたいです

これから、小さな子どもたちから、お年寄りの方まで、様々なおはなし会が開かれます。
スタイルはみんな違いますが、私の心にあるクリスマスボックスを大事に持っていきます

「世界中の子どもたちが優しい時間に包まれますように。」




味戸ケイコ先生に会う

2008年11月14日 | 日々徒然
小金井のギャラリーで開催されている、味戸ケイコ原画展に行ってきました。
そこは、住宅街に佇む、打ちっぱなしの壁と、天上が高いモダンなギャラリーでした。


今年の秋のおはなし会では、賢治と安房作品を語ってきました。
安房直子さんの『夢の果て』の中から選んだ『奥さまの耳飾り』は、特に皆さんに気にいっていただけた作品でした。

その本の絵を描いたのが、味戸ケイコ先生です。

   

味戸先生は優しい笑顔と声で、気さくにお話してくださいました。
先生の描く、帽子や花飾りをつけている少女は、誰しも深い目をしています。
みんな何かを想っています。
「生きている」小さな吐息が聞こえてきます。
はしゃぎ過ぎない静けさがあるのです。
美しくて優しい絵です。

安房さんも味戸さんも共に函館生まれ。
生前の安房さんが、味戸さんの目前で言った
「あの海の色はいつもわたしのなかにあります」という言葉が、
ずっと心に残っているのだそうです。

安房さんの幻想的な「青」その心にある深い「青」を表現した味戸さん。
二人は名コンビ。

 サインしていただきました

先生と話したゆっくりとした時間は、私の中にも流れています。
その流れを意識して、これからも深い深呼吸しながら、
貝の気持ちで語りたいと想います。

二人の愛した、函館の海の・・・
それが、「青」の秘密なのですね。



これでも肉豆腐!

2008年11月13日 | クッキング
すき焼きに見えちゃいますが、
これ、ぐつぐつ煮込んだ肉豆腐です。

 南部鉄鍋を使って、そのまま食卓へ。

冷めにくく、アツアツのまま、最後まで食べられます。

それにしても、この鍋は重宝してます。煮物焼き物なんでもOKなのです。
魚1尾を姿煮などすると、本当に豪華に見えてしまいます。

もうひとつ、平らな南部鉄板もありますが、
こちらは、鉄板焼きはもちろん、お好み焼き、ステーキやハンバーグもじゅうじゅうしたままで、見た目は、とってもおいしそうにできあがります。

今度はそちらの料理をUPしたいと思います。

冬は、湯気たつ料理がいいですね。

第19回 火曜おはなし会

2008年11月11日 | おはなし会・語りの会
今日は火曜お話し会。
皆さん遠方から国立まで、毎月楽しみに通ってきてくださいます。



この中に女学校時代のお友達組みが2組いらっしゃいます。
謡、ダンス、エッグアート、コーラス、洋裁、木彫、皆さん多趣味で
笑顔いっぱい本当にお元気です。

この会は、文学少女だった方ばかり。
純文学のリクエストが多いのです。

しばらく童話が続いていましたが、今日は文豪川端康成の『富士の初雪』を朗読しました。
少し前に、古本で購入した短編集『富士の初雪』の初版本です。
いつ、どこで読もうかと温めていたものです。
季節柄、大輪の菊がでてくる『岩に菊』とどちらを読もうか迷いましたが、
11月の物悲しさ、今日の曇り空が、『富士の初雪』の空気感に妙にマッチしているように思われ、少し感傷的な気持ちもあり、こちらにしました。

四章の作品なので、一章ごとにひと口お茶休みをいれながら、ちょうど1時間のドラマを読みました。
一章を読み終えた時、ふいに一人の方から、「なんか、今日の気候、様子にぴったりですね。」と。

この作品は、別れた男女が再会し、二人の間の何か大事なものが、それぞれの心の痛みを、優しく撫でたというような慰めと男女の切ない関係を描いた話といってよいのかな。
川端作品ならではというように、時の流れに伴なう二人の距離感が、心から指先まで響いてくるように繊細でどうしても美しい文章に思えてきます。
短編でも、心情を深く想像する間を静かに私たちに与えてくれるのが素敵です。
昭和27年の作品ですが、とてもその時代に書かれたものではないように思えます。

読みながら心に残ることばというのがでてきます。
 
 「かつて響きたる音、時を経て再び鳴れば、幸ひも悲しみも共に歌となる。」

苦い想い出も、時が過ぎれば美しい愛の思い出になる・・・。
別れも出逢いも知らないうちに繰り返されるものです。
♪「愛だったんだよ そう愛だったんだよ~」
11月はほろ苦いことをほろっと思い出させる月ですよね。
作品の歌子の言葉のように「できるだけやさしい見方をしたいのよ」そんな気持ちになります。

大人の会で、川端などを読むと、いろいろ思いますね。
また、ロマンチックをいただいてしましました


いただいたといえば、美味しいものをお土産に。
大好きな鮭。天然の銀鮭です

 

早速焼いていただきました
 肉厚でふっくらまろやかとっても美味しい

 「ごちそうさまでした。最高においしかったです


第22回 「増田書店おはなし会」のお知らせ

2008年11月11日 | おはなし会・語りの会
赤ちゃんからどなたでも、自由参加の増田書店のお話し会
開催日は、奇数月の最後の日曜日。

 11月30日(日) 11時~です。

 クリスマスの名作「くるみ割り人形」

大好きな大好きなクリスマスのお話「くるみ割り人形」を新バージョンでお届けします!

「♪タンタタタタンタン タンタンタン~」

クリスマスが待ち遠しくなる素敵なお話です。

ホフマンとチャイコフスキーが私たちに残してくれた宝物。
その「くるみ割り人形」を語りの世界でみなさんにプレゼント

クリスマスソングも一緒に歌いましょう
楽しみにしていてくださいね。

寒くなって、お熱をだしているお友達が増えてきました。
寒さに負けない体、乾布摩擦ゴシゴシゴシ

今月は11月と12月のお友達のお誕生会です!
みんな元気で、おはなし会で会えるのを楽しみにしています






☆第2回「木のかたりべ」のお知らせ

2008年11月08日 | おはなし会・語りの会
好評につき、第2回「木のかたりべ」が開かれることになりました。
ぜひ、聴きにきてくださいね

 

チラシの絵は、1枚1枚「国立本店」店長の和久さんの手描きです。
名刺サイズの小さなチラシ。
握り締めたくなる優しいチラシです。
こんな可愛いチラシを作ってくださって本当に嬉しいです
どうぞ手に取って、皆さんの栞にしてくださいね

日時:12月13日(土)18:30~20:00
場所:国立本店
参加費:1500円(果実酒or番茶付)15歳以上 定員15名

*国立本店へお申し込みください。
 Tel/Fax:042-575-9428 E-mail:honten@chub.jp

大人心が嬉しくなる楽しい会です。
美味しい果実酒と小さなお菓子を作ってお待ちしています。
おしゃべりを交えて、物語の世界を楽しみましょう。

「泣いた赤鬼」の赤鬼の気持ちでお待ちしております。

    ドナタデモ  オイデクダサイ。 
    
    オイシイ  オカシガ  ゴザイマス。
    
    オチャモ  ワカシテ  ゴザイマス。