~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

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夏休み~宇都宮帰省だより♪

2014年08月14日 | 故郷便り
夏の甲子園始まり、連日、球児たちの熱いプレーに、胸を高鳴らせ声援を送っています

皆さん、それぞれの夏休みはゆっくり過ごされていますか?

私の夏休みは、先週の金曜日から5日間。
あっという間ではありましたが、体に健やかな風を受け、さらに気力も充実し元気になりました

ちょっと振り返ります

初日は、台風が近づいていましたが、海が見たくて車を走らせました

逗子海岸で暫し遊び、新江の島水族館へ。
夜の水族館と海月に癒されました~~

 





10日~12日まで栃木、宇都宮の実家へ帰省しました。
庭の溢れる緑と花々、そして鳥の声、虫の声に癒されました。

父は、相変わらず、庭やメダカのお世話に丹念で、
今年は、なんと蜂蜜作りまで始めたのです!
苦労して搾った貴重な蜂蜜を帰りにお土産にいただいちゃいました♪
超純粋はちみつです!とっても美味しい~~

お墓の掃除もできたし、父と母にマッサージもしてあげられたし、ちょっとだけ娘らしいことできて良かった。

でも、何より、父が丹精こめて作った採れたてお野菜で、素朴な田舎料理だけれど、
美味しい母のご飯を食べられて、心も体も元気元気になりました














写真をたくさんUPしてしまいました。
故郷の風がこんなに気持ちがいいのかと、
何の洒落たものもない田舎家の景色も、生きてきた証を見るようで、
ここに帰れる幸せをしみじみ感じた今年の帰省でした。

父も母も、少し背中が小さくなっていました。
故郷にいう時間、大切にしなくちゃ。
私の育ったところですものね。

明日は、終戦記念日。
心して受け止めなければ。






故郷便り♪

2014年03月24日 | 故郷便り
昨日、FBに、お墓参りと母の誕生会の記事をUPしたのですが、加えて実家でのひとコマ。
平和な1日に感謝

久しぶりの父のご報告です。
大病の度にご心配をお掛けし、私の顔を見るにつけ、父のことを気づかってくださる方々のお言葉にいつも感謝しています。

癌の手術から、6年も過ぎ、定期検診も受けながら、昨年古希を迎えることができました
桜が咲くころ、古希祝いの小旅行に行く予定です(^-^)

何度も大病と闘い、癌の手術のあとも、私も立ち会いで、別の難病告知を受け、車椅子の宣告を受けた父ですが、見てください!
昨日、お姉ちゃんたちの縄跳び合戦についていけない5歳の孫に縄跳びの指導を始めた父です!





実は父の足は激痛と神経麻痺で、膝下や足先の感覚はないのです。

ですが、孫のためとなると、スイッチが入る父です!

車椅子宣告のあと、孫の野球指導のために、まだ車椅子になるわけはいかない!と、その熱血精神が父を立たせ、孫のトレーニング、試合観戦、父流リハビリと平衡感覚でずっとやってきました。

その甲斐あって、甥っ子は、栃木県小学校連合大会で、一人だけ4割打者となり優秀打者賞をいただきました(^ー^)
春から、中学生です!
シニアか、中学校の軟式野球部か随分迷ったそうですが、中学校の野球部に入るそうです。
楽しみです



単純ですが、野球が爺と孫の絆をつないでいます。
父の力もそこから湧いてきます。

もちろん、色々治療は受けながらですが、それでも、大学病院の担当医師もどうなってるんでしょうと、普通ではあり得ないらしいです。

とにかく、今となっては、強靭な肉体と精神を持つ父が、驚きを通り抜け、ただただ不思議で面白いです

何度も死という言葉を医師から宣告され、その度、大騒ぎはしますが、こうして、孫のそばにいる父。

昨年もホントに色々ありました\(◎o◎)/
肝炎も担当医師もびっくりしてますが、悪いものが姿を消してしまいました。
スズメバチに刺されて、二度めは危険といわれて、昨年二度めがあり、意識もなくなったらしいのですが、今、生きてます。
足が動かないのに梯子を使い、庭の木があまりにひどくと剪定にかかり、てっぺんから落ち、救急車で運ばれましたが、今、生きてます。

家族みんな、心の中で、「人に頼んだらいいのに」と思ってるのですが、
父の、「俺しかやる人間がいない」の一言で、何も言えなくなってしまいます。

とにかく、父はミラクルな人です。

「病は気から」は、これは、絶対そうだと思います。

父は、昔、比叡山で修行していたから、何か違うのかなぁと思うこともありますが、

私も、父の言う通り「人間本当にやらなきゃならないときには力が出せるもんだ」に従って、心を掛けて生きていきたいです。

今年はお正月に帰れなかったので、久しぶりに父母の顔を見たのですが、二人の笑顔を、まだなんとかもう少し長く見ていきたいと心から思いました。

実家に帰ると、いつも、「典子は全く半端で甘い」と言われつづけて耳は痛いのですが

それでも、

嬉しい平和な1日でした


今年のGWはお天気続き!

2013年05月06日 | 故郷便り
今年のGWは、毎日素晴らしく良いお天気ですね

みなさん、ゆっくり楽しく過ごされていることと思います


私も、「子どもの日」は妹家族と栃木の実家に集合し、ゆっくり過ごしてきました
庭が、五月の光に輝いてきれいでした

父ご自慢の牡丹です!










 
母の作ってくれた掘りたての筍煮、
子どもの日、父が4時から起きて、薪で炊き上げてくれたお赤飯、
山盛りの柏餅と、美味しいものをた~くさんいただきました!

鬼怒川の河川敷の野球場に、小学6年生の甥っ子の野球の練習試合の応援にも行ってきました。




エースで4番。
私も、野球大好きで、我が家は娘二人なので、やっぱり、叔母バカになって応援しています

午前午後の2試合で、お昼は、応援組みんなで、広い河川敷緑地で輪になってお弁当を食べ、ピクニック気分で楽しみました


今日は、朝からのんびりしています。
風が気持ち良いので、
これから軽く散歩に行ってきます。


夕飯、何にしようかな~~




お餅つき♪

2012年12月31日 | 故郷便り
宇都宮の実家で恒例のお餅つきしてきました。
29日もち米とぎ、30日餅つき!
帰ってきて、すぐ、何とか30日のうちに、玄関に鏡餅を飾りました

今年は、あいにくの雨で、外での杵つきにはなりませんでしたが、
軒下で、薪でもち米は蒸し、土間で三升用の大きなお餅つき機でつきました
父母妹と子どもたちと大勢でがやがや楽しかったです

  

全ての工程の、チェック、加減、仕上げはまだまだ父の係です!
これは、レシピにしてもまだまだ私たちにはムリですもの。

それから、餅つき機の大きさと性能の良さにびっくり
とってもおいしいお餅ができました

姪っ子のテニス部のお友達も11人、お餅を食べにきてくれ、
まぁ、それが、女子が集まるとものすごい盛り上がりで、
BGMは、その元気なおしゃべり声で、餅つきも勢いづきました。

朝、7時ごろから始め、6臼めに、つきたておもち食べタイム!
3升分、あんころもち、きなこもち、納豆もち、大根おろしもちにして食べました。
お餅をちぎる係は私!からめる係は妹!
お餅の熱さは半端ない!手を真っ赤にしてがんばりましたよ

テニス部の子たちには、全部で140個。
ペロってたいらげてくれました
さすが、食べ盛り育ち盛りのお嬢さんたちです。
驚いたの嬉しいのったらありません

しっかり参加したので、
1臼分の分け前頂きました!

 お飾り用、のし餅2枚、のりもち1本!

お正月のお餅をたっぷりといただいて、これで、美味しいお餅と共に、
もっちもっちの新年を迎えられます。
感謝致します。


軒下には、好物が吊るされてる~~~



こっそりと出来上がるの楽しみにしてよ


今年もあと1日。
ちょっとお節の準備が遅れてますが、
ラストスパートです!

黒豆仕込中~~




お彼岸に

2012年09月23日 | 故郷便り
今日は、一日雨。
そして、ぶるっとするほど寒かったです。


昨夜宇都宮に帰り、今朝、ザーザーの雨降りでしたが、
お墓詣りに行ってきました。



雨のせいで、少しくすんでいますが、私の中の心和む景色。
晴れの日だったら、さぞ、実り豊かな黄金色の田園風景だったでしょう。


お墓は、頭上の柏の木の葉っぱが落ちて、少々荒れ気味。
やっぱりほっとけず、雨の中でしたが、お墓の周りをきれいにして、花を変えました。
気もさっぱりしました。


宇都宮は、東京からはそんなに遠くないけれど、
お墓詣りとしてなかなかぱっとは帰って来れません。
せめて、春秋のお彼岸は、季節の変わり目でもあるので、
気を落ち着かせるのにも、お墓詣りを大事にしたいと思っています。


お彼岸過ぎから、本格的な秋のお話し会が始まります。
「おじいちゃん、おばあちゃん、どっかそばで聞いていてね。」って言ってきました


だんだん、肌寒い日が多くなってきます。
みなさんも、どうぞ体調など崩されないようにお気をつけくださいね。








お盆帰省してきました♪

2012年08月14日 | 故郷便り
蒸し暑さから解放され、風通る栃木の実家へ帰省して参りました。

帰省初日は、まず、お仏壇の掃除から。
黒檀の唐木仏壇なのですが、私は、この仏壇が好きなんです。
美しい木目、光沢があって、彫刻が細やかで。
仏具を全部出して、毛ばたきと布で丁寧に掃除しました。
ご先祖様も、きっと心地よく思ってくれたでしょう

私の中で、お盆を迎える仕事は一段落、
あとは、のんびり気分。ゆっくりしてました。

でも、結構ハードに遊んでました~

子どもたちの祈りが届いたのか、天気予報は大ハズレの晴天。
毎年恒例で楽しみにしている黒川のふれあいプールに行きました!
日焼けが怖いのですが、やっぱり、東京ではあり得ないほど空いていて、
遊びすぎちゃいました
木陰もいっぱいあって、とっても遊びやすいプールなんです。





翌日は、那珂川のやなで鮎を食べ、川遊び。
水が澄んでいて川底まできれい!
小魚がいっぱいで、子どもたちは、素手で獲ってはわいわいでした






父が作ったご自慢おっきなすいか!



父も嬉しそうに孫たちにふるまってました。




実家の食卓は大勢でにぎやかで、母の夏野菜たっぷりのいろんなお料理は本当に美味しくて、
子どもたちみ~んな「ばあちゃん、おいしい、おいしい」を連発してました。
私も、「どうしてこんなにおいしいんだろう」と、子どもみたいに口から何度もこぼれてしまいました。

どんなに大人数になっても、毎食おいしいお料理を作ってくれる母に感謝。
全部おいしかったです。どうもありがとう
ご飯のすすむ山椒昆布、きゅうりの古漬け、茄子の塩漬け、絶対出せないおいしさ。母の味。
夏のおいしい思い出になりました


暑い夏に亡くなった祖父や祖母の顔を思い出す、庭の百日紅。
薄桃のふっくらが少し小さくなって、そろそろ終わりの頃。
帰りの日の夕方は、かなかなかな~とヒグラシゼミが鳴いていました。

私の夏休みも終わりです。


故郷はいいです。
やっぱり、風が、いいです。






実家の梅もほころんでました。

2012年04月01日 | 故郷便り
お彼岸に帰れませんでしたので、ちょっと遅れてお墓まいり。
木曜日から宇都宮の実家に帰ってきました。
まわりの田んぼの土手の、クローバー、よもぎに春の光が注ぎ、
鶯や、四十雀の声も響いていました




実家の庭も紅、白の梅が咲き、よい香り~
父も、元気そうにえびねの新芽を見つけては、囲い棒を立てていました。

 


甥っ子の野球の練習を見学したり、
母の行きつけのお茶屋さんにご挨拶に行ったり、
また、歩いていたら近所のホウレン草農家のおじさんから、「ホウレン草たくさん持ってきな~」と声をかけられ、
ものすごい量のホウレン草をお土産にいただきました




庭のしいたけも、にょきにょきと大きくなって、
母に「焼いただけでもほんとうに美味しいからね」とこれまたた~くさんいただいてきました。

 

今朝は、ホウレン草のおひたし、しいたけとホウレン草の煮びたし、昼はホウレン草パスタ。。
力モリモリです!!


我が家の、あんずの花も、開きました。
かわいい薄ピンクです。




4月ですね
春をいっぱいに感じて、元気でいきましょう





帰省便り

2011年08月18日 | 故郷便り
実家の百日紅。    

ちょっと綿菓子のよう。
今年もきれいな薄桃色で迎えてくれました。


梅の香りもほんのりと。



ほっと一息です。

一時は、車椅子を宣告された父でしたが、
立ってます、歩いてます、それどころか!!!

孫と野球をしたい一心で!?
驚異的な回復力に、驚きと嬉しさと安堵感が入り交じりの私です。

甲子園の熱戦の最中、気合も入るのでしょうね。
4年生の甥っ子の頭をすっきりさせると、さっそく球出ししてました。
私より、動けるし・・・

 

大人気の父お手製の流しそうめん。



おいしかったです


帰省中は、妹家族ともにのんびりしたのですが、
孫と遊び、なんやかんやと世話を焼いている父や、私たちにおいしいものを作ってくれる母の笑顔を見れたのが
時間の経過もゆっくりと感じるほど、寛げるひと時になりました。

大好きなこの光景も変わらぬまま。



深呼吸をして充電してまいりました。


さあ、明日から、おはなし会です!

明日は、久しぶりのわらべの会。
かわいい赤ちゃんとにこにこ楽しい時間。

そして、土曜日は、八重洲ブックセンターです。

また、元気なお顔見せてくださいね~~

2011年晴天から!

2011年01月05日 | 故郷便り
2011年始まりましたね。
皆様、良いお正月をお過ごしのことと思います。

私は、元日から三が日は、宇都宮で過ごしました。
今年は、祖母の喪中で、静かに新年を迎えました。

豪華なお正月料理はないですが、母が作ってくれた、郷土料理のしもつかれ、根野菜の煮物、餃子、母ご自慢のつけうどんなど、美味しいものをたくさんいただきまして、新年のお腹は、母の味いっぱいに満たされました
今年も元気に語れそうです

  

「しもつかれ」
3軒よばれると、風邪ひかないと言われてるんですよ
鮭の頭を練炭で10時間くらい煮るところから始まります。
見た目は、ちょっとぐずぐずなのですが、鬼おろしでおろした、たっぷりの大根や人参の味のミックスが美味しくていくらでも食べられちゃうのです。
この辺りの地方の冬の元気の素です


そして、毎回帰るたびに何かはある家ですが、今回は、嬉しいびっくりです
夏に車椅子生活を宣告された父が、足のしびれと痛さに苦しい状況は変わらないのですが、車椅子でもなく、松葉杖でもなく、自分の足で、重たい足取りではありますが、しっかり歩いていました

周りは、驚きですが、父が、愛情をかけている全てのものが、また、父の手にかかって甦っていました。
庭も、家も、すっきりとしていました。
父は、掃除が大大大好きですから。(私には、遺伝してないみたいですが。。

  

あまり、使い勝手は良くない、昔の家です。
土間があったりして、段差も多い、とにかく仕切りの多い家ですが、近頃は、この古びた、桟の掃除もやり難い障子戸なども、私の心を和ませてくれるものになってきました。

       

父が、庭を歩いている足音を聞きながら、私も、細かにハタキなどかけ、気持ちがしゃんとしました。


そして、父の足を動かした、何よりの力。
お孫君と野球を一緒にやりたいという気力です。
冬休みのトレーニングに励む二人を見た時には、じわっときてしまいました。
「すごい人だ。お父さんは・・・」

孫に、檄を飛ばしながら、父自身も体を動かして、その甲斐あってか、細く筋肉をなくしたようになっていた体が、がっちりともとに戻ったように感じました。

私も便乗しました
鈍った体を叩き起こすように、腹筋、背筋、腕立て伏せ、握力、スクワットと、私もテニス部だった中学生の頃、父と二人でトレーニングしていたのを思い出しました。

ジョギングもしました
家のすぐ脇から続く、聖山公園1周のコース。
よく走っていたところです。

    男体山の頭が隠れちゃってる~。 

林がちょっと途切れたところに、男体山。
山がすっきり見える日は、やはり嬉しいのです。
この走るコースの風景もまったく変わっていません。


故郷の空気は、いつも変わらず透き通っていて美味しいです。
夜の満天の星は、私に見えないものが見える気持ちを強く思い起こさせてくれるほどの美しさです。
北斗七星のひしゃくが、この手に掴めるような近さに感じ、カシオペア座は頭上から話しかけてくるのではないかというほど瞬いていました。

娘達を呼んで、何度も星空を眺めました。
娘が言いました。

「全部が一等星に見えるね」


今年も、ひとつひとつのお話会が、参加してくださる方々の心に、小さくてもしっかり光れるような、豊かな語りのひと時を届けてまいります。

愛依の風の合言葉、
「ハートの握手しましょう」
で、元気に語っていきます

どうぞよろしくお願いいたします。

                やえ


秋晴れ、父帰る。

2010年10月11日 | 故郷便り
10日の日、朝方のすごい雨。
肌寒くて、ニットのセーターに、カーディガン。
電車で宇都宮へ

宇都宮に近づくにつれ、日差しが雲を突き抜け始め、厚い雲はふわふわ散らばって、青空が広がり、気温もぐんぐん上昇。
「暑いぃ~~」
天気予報見てませんでした

宇都宮線途中下車はありません。終点までまっすぐ。

父が、退院。約二ヶ月ぶりにお家へ帰ってきました

私が家に着くと、父は、庭に椅子を置き、日向ぼっこをしているように、お日様を受けて庭を眺めていました

「顔つやいいね。あったかくなって良かったね」と声をかけました。
「そうか。久しぶりに家の風呂入ったよ」と父は言いました。

病院にいる時は、大変でした。
耳に痛いほど弱気な言葉を繰り返し、顔色も土気色、声も小さくしゃがれてしまって・・・。

病院と家では目の輝きが違います。
不自由なところもありますが、「松葉杖も難しいな。コツ掴めてないんだよ」と、
脇をしっかりしめて、歯をくいしばって歩行する父は、辛そうでしたが、全身力が漲っていました。

主が帰り、秋の庭花も、香りを放って喜んでいるようです

さてさて、私は、妹と、なりっぱなしの柿を収穫

 

落ちないうちにできるだけ採ろうと、妹とわさわさしていると、
父が、「食べる分だけでいいぞ。なっているのを見てるのも好きなんだ」と。

父の言葉だなぁと思いました。
妹が、「よかったね。お父さん、また、庭見れてね。」とぽそっと私に言いました。


父が「雨が降った後だから、山栗が落ちただろう。」と言うので、早速栗拾いへ。
山栗は甘さが違います。いざ!

 この辺りでも一番甘くて美味しい栗の木を目指して!

 落ちてる落ちてるたーくさん

 山の宝物 


 大収穫。秋晴れの下、楽しい栗拾い

お留守番の子ども達に、美味しいお土産ができました


父の顔を見て、久しぶりに、ほっとしました。
折っていた千羽鶴。800羽。
父の退院の方が早かった
これからは、新しい願い事を持って、千羽まで折っていきます。


秋晴れが嬉しく目にしみました



少しゆっくりできました

2010年09月20日 | 故郷便り
昨日は、病院の後、実家に帰りました。
父が、1ヶ月ぶりに外の空気を吸う事ができて、
母とも、少しだけほっとしたくなりました。

これは、8時頃の月です
東京でも同じように見えたでしょうね。

 十五夜までもう少し。

実家の周りをぐるっとひとまわり、妹と、姪っ子たちを誘ってお散歩しました
田んぼと畑ばかりの道、家は、ポツンポツンと。
圧倒的な虫の声、それにフクロウも声をかけてくれました。
街灯全然なし。でも、ぜ~んぜん怖くない

真っ暗で何も見えないかなと思っていたのですが、
月明かりが道を浮かび上がらせて、木々のシルエットがきれいに映り、とても美しい絵の中を歩きました

お散歩の間中、人影もなく、自動車の音も、遠くから響くサイレンの音も聞えずに、
ただ虫の音だけ。
丘を上り、青白い夜空を見上げると、空はドーム型に広がっていて、澄んだいい気持ちになりました



今朝は、久しぶりに、遠くに響く、日光線の音で目が覚め、
窓にかかる木の枝で囀る小鳥の声に目覚めはとても良かったのです

台所で母が、何かごとごと煮ているので、
「何煮てるの?」と聞くと、
「のりちゃんの好きなもの」と。

今朝、山栗を拾ってきてくれたのです!
「お母さん、ありがと~」
今年初めての栗

 茹で栗にして食べました。

甘くてほくほくしてほっぺたが落ちそうでした
虫食いも多かったけれど・・・。

台所に立つ、母の背中は変わらないです。
台所の湯気が似合います。

どんな時も、私たちのごはんを大事にしてくれます。
大豆のおこわが優しい味で美味しかった

宇都宮は、朝は、ひどい雨が降っていましたが、お昼近くになってお日様が輝きだし、
お墓参りもできて、ほっとした感が増しました。

少しゆっくり時間が流れました







熱中症に気をつけながら

2010年08月25日 | 故郷便り
今年の夏休み、3回目の宇都宮。

 田んぼはきれいな緑

農作業のお手伝いです。
妹も招集されてます

猛暑、炎天下、汗だく
この経験は、今まで生きてきた中で最高レベルのもの

日焼け止めもあっという間に流れ落ち、長袖を着ていてもそれを通り越して、日焼けしてます
本当に、危険なほど暑いのですが、草の勢いもすごくて、まさに格闘です

時々、妹が「お姉ちゃん、お水飲んで~。熱中症になったら大変だよ~」と
水筒の氷水を注いでくれました。
この氷水の美味しいこと。
水ってすごい力だわ~と改めて感動しました

閃いた!   「澄み通る 熱る体に 氷水」

妹が一緒に頑張ってくれたので、なんとか持ちました。
気力が・・・。

草刈は、クラクラするほど苦しかったけれど、
でも、やっぱり、草の中で楽しいものを発見したのは、嬉しい

 カエルさん、私と背中でにらめっこ。

指を近づけるまでピクリとも動かないんです。
やりますね~!

 私にびっくり。慌てて穴を掘るコオロギさん。

土を掘るコオロギを見たのは、初めてなのです。
田舎育ちのくせにお恥ずかしい
見入ってしまいました

 トノサマバッタかなぁ~?

ちょっと歩くと、びゅんびゅん、すごいジャンプを見せてくれる無数のバッタがいました

最後に、お手伝いのご褒美

 

畑の夏野菜!
これで、ばっちり栄養補給です。
これは、暑いのに、お父さんありがとう!です。


それにしても、あの飛び交うバッタのジャンプはすごかった。
また、読みたい絵本が浮かびました!


土曜日の恵比寿三越、八重洲ブックセンターのお話し会で読みますね

ぜひ、遊びにきてくださいね









お祭りの後に

2010年05月07日 | 故郷便り
GWの、夏日のような暑さと、イベント続きの賑やかさが残像になっていますが、今日は、ひと休みの雨。
私も、ホッと一息ついて、静かに過ごしています。

上野の絵本フェスタの後、そのまま車で、実家の宇都宮まで行きました。
ひと足先に遊びに行っていた子どもたちのお迎えです。

私も久しぶりの宇都宮ですが、待っていてくれた景色は、緑色のたんぼ!

 気持ちの良い風が吹いていました

でも、日光線が高架になって、ちょっと景色が変わってしまいました。
2両か3両の風情のある電車の通り道が削られてちょっと残念。

お孫君がいるので、立派な五月人形が飾られていました。

 さすがに力強いですね。


父に「ただいま」を言うと、すぐ、返ってきた言葉は、「明るいうちにクマガイソウ見てみ」でした。

 美しい 

何年か前に、数本のクマガイソウを分けていただいて、大事に大事に育てていたのです。
それが、随分増え、ふっくらとした唇弁と、特徴のある扇型の葉をきれいに広げて、妖精のように咲いていました

父は、このクマガイソウが大好き。
娘たちも、あとで、「じいちゃんね、あのクマガイソウが一番好きなんだって」っと言っていましたから、娘たちも、明るい日陰に父と並んでしゃがみながら、じっと地面に咲く珍しい美しい花を見ては、父の話に耳を澄ましていたのかなと思います。

エビネも年々増えてます。

 静かな静かな父の庭に癒されます。

連休最終日で、子どもたちは、明日から学校ということで私は日帰り。
もう少しゆっくりしたかったけれど、母の作ってくれた美味しいものをお土産に束の間の休息を楽しみました

 にしんと炊いたたけのこ。

たけのこの切り方がダイナミックな田舎の煮物。
年々大きくなってるかな・・・
でも、すっごく美味しい

宇都宮の帰り道は、「げこげこげこげこ」蛙の大合唱でした

最高の響き!
お土産にプラス!
「耳に残るは蛙の歌声」


故郷絵日記便り

2009年08月16日 | 故郷便り
東京に戻りました。
父の作った採り立て野菜をお土産にたくさんいただいてきました。
「雨ばかりで困った。今年は、味が薄い。」という父でしたが、手塩にかけた野菜は瑞々しく美味しさに満ちていました。

まずは、お世話になっているご近所へお裾分けです。

 田舎の野菜はなんでも特大!

さて、お盆中はよく晴れましたね
楽しい夏の思い出ができました
絵日記風に書きますね

実家の庭には、ゴーヤ棚が緑の日よけになって、実がぶらぶらたわわに生っておりました

 

帰省初日は、お墓参りの前にお墓掃除。これは、やはり、三姉妹の長女の役目でしょうか。
ちょうど頭上に、桑の木があり、葉っぱがどっさり積まれていました
約二時間、「一年に何度もできないから徹底的に」と自分に言い聞かせながら、汗だくになってがんばりました。
思いっきり鳴いている蝉の声も嬉しく聞こえ、歌っているように思いました。
田んぼの緑が美しく、雨続きのせいで増水している姿川の水の流れも、少し遠目からは美しく見えました。
やはり、故郷の風景です。
姉妹や甥っ子姪っ子も揃いみんなでお墓参り。

二日めは、恒例の那珂川の「やな」へ行きました。炉端で鮎焼きを食べ、その後は川遊び。
子どもたちは、大はしゃぎで鮎のように川上りを楽しんでいましたが、水はかなり冷くて私はとても入れません
川の中の子どもたち係りは、父に任せてしまいました

   

すいか割りは盛り上がりました
竹刀を持って、目隠しをして、一周回って、いざ!

 みんな、もうあと数歩が届かない。くやし~~。

見事割ったのは、なんと予想外の母。「ばあちゃんすっご~い!」と子どもたちの歓声があがってました

三日めも最高のお天気。恒例の流しそうめん日和。
父が、朝から大きな竹をわっさわっさと切ってきて、節を取り、今までで一番最長の特大流しそうめん台を作ってくれました

  子どもたちは大喜び。


  父も出来栄えに満足顔

 井戸水が冷たくて、格別美味しい流しそうめんでした

締めくくりはこれです!

 庭の父特製露天風呂。

汗をしっかり流して、終了



お盆の帰省は、みんなの大きな笑い声が絶えません
子どもたちのはしゃぐ声が、きらきらこだまして、緑の木々に風に溶けていきます。
太陽の下に集って戯れ飲んで食べて。
田舎の美味しいものをたくさん身体に貯めて元気になる
そんな場所があることは、本当に幸せなことです。



今日、窓からの風は、もう秋の気配でしたね。
庭にとんぼの姿も。コオロギの声も。
おやっと思っても暦の上ではそんな時期ですね。

さぁ、明日から切り替えです。
長い夏風邪も回復してきました。
お話し会で元気に会いましょう


連休の最後は

2009年05月07日 | 故郷便り
宇都宮に帰りました。
高速は、大泉から鹿沼までと近距離ですが、話題のETCサービスを初めて利用しました

着くなり、畑へ直行。
雨の前の風が吹き抜けて、それを肌で気持ちよく受けとめながら農道を歩きました。
辺りの水田はもう田植えが終わっていました

 故郷の田んぼの景色は子どもの頃のままです。


さて、畑では、父の毎日がしっかり想像できるような野菜の列が、美しい絵のように描かれていました
父は、ほうれん草のための地ならしをしていました。

 そらまめと、スナップエンドウ。

 すいか。夏が楽しみです


お昼頃から雨が降りだし、
家に戻ると、「たーくさんいちごもらったのよ~。」と母が。
お裾分けを期待して早速ジャム作りにかかりました

 やっと下準備が終わったと思っていると・・・。

母もすでに大鍋いっぱいのジャムを作っていたのにびっくりでした

さすがいちごの栃木。もらった量も半端じゃないですね

1200gの蜂蜜のガラス容器に3本と、残り鍋半分弱。

 いちごソースもたっぷりできました

ひと瓶お土産にいただきました。
厚切りトーストでたっぷりジャムをのせて食べたいです

故郷便りをもうひとつ。
5月の頃の庭での楽しみは、

 私の子どもの頃から毎年きれいに咲いてくれている牡丹。

今年はちょっと見ごろは過ぎてしまいました。
陽気が良すぎたからかしら・・・。
でも、大きな花を見られて良かった

長いGWでした。
楽しいことと同じくらい疲れもでそうですが・・・。
体調を整えて、新たに活動ですね。

風薫る五月。
足取り軽く行きたいですね