~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

オープン参加!!イベント・おはなし会・ワークショップ情報!!

★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

知らぬ間に

2009年07月31日 | 日々徒然
夏休みに入り、子どもたちともよく遊んでます

お散歩やサイクリング、下の娘のクロール特訓へ市民プール。
子どもはほんとに外で遊ぶのが好きですね。
夕方からのプールも喜んで出かけていきます。
一緒にです。
日中混んでいる市民プールも、7時頃からはすごく空いていて、レーンをひとり占めして泳げるほどです。
身体にこもっていた一日の暑さも、ひんやりして気持ちがいいです。
夕方スイムおすすめです!


また、最近、子どもたちはワッフルやクレープなど簡単なおやつ作りを覚え、毎日食べさせられています
太っちゃうなーなんて思っても、あんこ好きの私には、抹茶アイスとあんこのトッピングをしてくれたりするので、ついつい食べてしまいます
女の子は甘いものが好き。
夏の終わりが怖~い。子どもたちとは代謝が違いますもんね


それから、上の娘が、最近台所で下ごしらえや、洗い物などよく手伝ってくれるようになりました。
「手伝いたい。なんかやりたい」というのです
4年生頃まではよくお手伝いしてくれて、よーく褒めたりしていましたが、
大きくなるにつれ、徐々に知らん顔。本読んだり、ピアノ弾いたりなんやかんやと・・・。
下の娘とバトンタッチのようなタイミングでお手伝いも減っていたのです。

今日は、きんぴらごぼうのための下準備で、ごぼうとにんじんを切ってくれました
 ちょうど食べやすい大きさね。

しばらく包丁握ってないんじゃない?と思っていたのですが、
なかなか上手に切ってくれました。
しっかりお姉さんになっていましたね。

横並びで一緒に台所に立つと、色々話も弾みます。
学校のこと部活動のこと勉強のこと、健康のことから美容のことまで!?
娘の視野が少しずつ少しずつ広がっていくのがわかります。
嬉しいことですね


今日もひとしきり話すと、さっとピアノを弾き始めました。
ショパンのワルツ。美しい旋律の名曲です
音色や弾き方に少し変化がありました。
ふとそう思いました。
上手になったなぁではなく、ショパンの旋律が響いて心が震えたのです。
毎日聴いているようでいて、知らぬ間に、突然大きくなったような感じです。

もう中学生だというのに、三年生の妹や、近所の二年生のお友達たちとも本当に良く遊ぶ子。
「遊んであげてるの」なんていってるけれどね・・・?

「成長」かな。

見かけも行動も、まだまだ幼いですが、心の中は、大きく大きく豊かになっているのでしょう。
自分で考えたことを形にしていく、そんなことを無意識に自分の力で積み重ねているのかもしれません。

明日から8月です
夏本番です

娘たちと旅したい。波の音を聞きに、水平線を見に海に行きたいです

お知らせです!

2009年07月31日 | お知らせ
子どもも大人も大好きな、楽しい夏祭りに呼んで頂き、そこで、「おはなし会」を開きまーす

どなたでも自由に参加できるそうです。

主催者の方には、「自治会主催の小さなお祭りですが、地区のみんなが楽しみに、大事にしている夏祭りです」とお言葉をいただきました。
子ども達の夏の思い出のために、色々準備をなさっている様子です。


私も、心をこめたストーリーテリングをいたします。
「語り・絵本・歌遊び」でみんなで楽しみましょう

JR豊田駅から徒歩13分のところです!
ぜひ、親子揃って遊びにきてくださいね。

「東宮下自治会夏まつり」
8月2日(日)16時~20時30分

おはなし会は16:45~17:30です!


場所/東宮下地区センター
http://www.city.hino.lg.jp/index.cfm/18,35820,264,html (←日野市のホームページ)

お話し会は、屋内です。
雨が降っても大丈夫





上弦の月がきれいだった

2009年07月30日 | 日々徒然
このところ、蒸し暑さが続き、空も、夏の空には程遠い感じですね

そして、不自然に一日中喉が渇きます
暑さばかりのせいではなくて、続いている咳のせいです
困りますね。おはなしする人なのに・・・。

7月は、七夕の頃におはなし会が集中していて、喉を使いすぎたのかもしれませんが、私は冷房のせいにしています。
この時期は仕方がないのですが、どこへ行っても冷房が強く、とても乾燥しているのです。
実家では、冷房機など使っていませんでしたから、未だ、体が慣れていないのです。
宇都宮の夏も相当なものですが、やはり、田んぼや畑ばかりの良さで、夏は暑いものという感覚で育ってきて、暑くて汗が吹き出るくらいが夏らしくて好きなのです。
あぁ夏の風と光が恋しい~~~。
せめて、家では、エアコンなしの生活で自然風時々扇風機でなんとかしております。


ところで、喉の渇きには、おいしい水はかかせない命のもとですが、これまでに浄水器や、浄水装置、炭や石など色々試してみましたが、最近は、もっぱらこれです。

 ゆっくりろ過してお水を飲んでいます。

たまに、ろ過されるのをじっと見ていると、目に見えるだけ、お水がきれいになったように思われ、気分的にも良好です



今日は久しぶりにシュウマイを作ってみました。
ひき肉と皮といえば、宇都宮出の私は、もちろん餃子なのですが、ジュージュー油より、蒸してあっさり食べたい気がして、やさしいお味のシュウマイにしました。

 成型も具を押し込むだけで、簡単ですし・・・。


そして、夕方七時ごろ、教室があるため、出かけました。
その頃、風は、涼やかで気持ちがよかったのです。
じとーっとした暑さを拭おうと、自転車で行くことにしました
すると、空の中央に、半月がでていました。
雲に覆われていると思ったら、とってもきれいに浮かんでいました。
時折月を見ながら、風を感じて走りました。

帰りは、10時ごろ。
すると、西の空には、きれいな上弦の月がでていました。
なだらかな坂道でかなりスピードダウンでしたが、月に向かって走っている感じが愉しい気分にさせてくれました。

月が光っていてくれる嬉しさ、その光のさりげなさが、声を出して少し重たい喉も
優しく癒してくれるようでした

お月様がほんのり微笑んでいるように思えました










増田書店おはなし会(26)

2009年07月27日 | おはなし会・語りの会
日曜日は増田書店のお話し会。
夏休みスペシャル
時間もロングで、音楽もたくさん入りました

リコーダーにあわせて♪「ソラシドマーチ」
「ハ~ロ~ボンジュール~ニーハオ~ボンジョルノ~」と
手拍子と一緒に元気に歌いました

 ピアノはCHUちゃん


1冊めの絵本は『とべバッタ』

 勇気をだしてどこまでも飛んでいくバッタが大好き!

語りは、『だいくとおにろく』

2冊目絵本は『てとてとてとて』

手でいろんな表現しました。
手話で「ぼくといっしょにあそぼうよ」とみーんな上手にできました

「たのしいね」♪「楽しいね。両手を合わすと~」

3冊目絵本『星空キャンプ』

裏表紙の星空をじっと見つめて、色々発見。
「うわ~知らなかった」と嬉しい笑顔。

「ひみつの玉手箱」~箱の中はホオズキ

 朱色のとってもきれいな色。

初めて見た!初めて触った!っといって、みんなホオズキの感触を楽しんでいました。

小さい頃にホオズキ人形や口で音を鳴らして遊んだ話や、
お盆の時に、ホオズキを枝付きや、糸で結んで飾ったりするお話しをしました。

そして、ハーモニカで「ふるさと」を吹きみんなで歌いました。

最後はお誕生会。1歳と7歳のお友達のお祝いをしました

夏休み、楽しい夏の思い出をたくさん作ってくださいね

次は9月27日(日)11;00~です。
元気で会いましょう

自転車遊び

2009年07月24日 | 日々徒然
少し前、自転車好きの知人と話をした時、
その人は、「自転車でどこかに行くというより、自転車そのものが好き、自転車に触れていることが好き、もっというと走らなくてもいいくらい」と言っていて、きっと、この人の自転車はピカピカなんだろうなと思ったことがありました。

「走らなくてもいい」が少しつかえたけれど、その人は、自転車で何十キロも走って楽しんでいるし、ツール・ド・フランスなどを語らせたらすごいし、自転車の構造や種類にも詳しい・・・。
つまり、自転車と共存している生活、そこから何時でも何処でも楽しみや喜びの感覚を味わえる人なんだと思ったのです。

その話の後、私も自転車好きなんだよなぁ~と思いながら、(私は、自転車で走ることが好きですが・・・)自転車に乗っていて、なーんも考えず走っている時の楽しさは、子どもの頃の、ただただ、自転車で走り回っていて楽しかった感覚と変わらない、重なり合うものだなと思いました。

「自転車遊びしてくるね~~」
小学生の夏休み、私は、毎日この言葉を放って自転車遊びに出かけました。
今思えば、水も、おやつも、もちろんお金も持たず、とにかく自分で目的地を決めて、ただ黙々と走っていき、着いたら「あー着いた」とちょっとその回りをかさこそして、葉っぱや木の枝を拾ったりして、また、家に帰るというものです。

自転車に乗るということが楽しく、目的に着いた満足感、往復してもどる達成感が嬉しかったのです。
全然疲れることもないので、楽しかった感覚だけが残るわけです。
最高の遊びでした。

大体は、川や沼、林や森、神社、なぜか、遠くの小学校などを目指してました。
田んぼばかりの田舎で、近所に同年代の友達がいなかったので、自転車遊びは一人でしたが、寂しいと思ったことは全くなかったと思います。
よくあそこまで一人で行けたなあと思う場所もありましたが、道に迷うことはありませんでした。
道も少ないし、家も少ない。
太陽の傾きで時間や、方向も自分でわかっていたように思います。

今、人に道を聞かれた時、私は、東西南北で答える人です・・・。

補助なし自転車に乗れたのは、5歳。
父が後ろを支えながら走り、徐々に手を離していく方法で、随分走れて「あれっ」と思ったら、父がはるか後ろにいた日。よく覚えています

体がしっかり覚えてくれた自転車乗りは、飽きのこない遊び。
技を覚えなくても訓練しなくても、ただこいでまっすぐ走ればいい。


そうそう、「ride on a bicycle」と中学一年生の英語で習った時、嬉しかった。
不規則動詞ride。単語テストに良く出たbicycle。
この単語を書くのが好きだったからしっかり覚えられました

大きくなるごとにタイヤが大きくなり、中高の通学も自転車。
かっこいい自転車を買ってもらって嬉しかった。
それから旅するのに、13段ギアつき。マウンテンバイク、クロスバイク。
長い付き合いの自転車。

私もたまには磨かなくちゃ




私の住んでいるこの辺りでは、自転車遊びをしている子どもをあまり見かけません。
移動手段でなく、もっと楽しく乗って欲しいなと思います。

夏の草原に出て、子どもも大人も自転車遊びの夏を楽しんでくださいね









皆既日食!

2009年07月22日 | 日々徒然
今日、日本で見られる46年ぶりの皆既日食。

東京でも部分日食を見られるとあって、空を見上げた人の数もものすごかったでしょう。

私も楽しみにしていました

11:16に「日食、丁度見えてます!」と写メをいただきました。
ありがとうございます

 太陽が、確かに三日月の形! 

この曇り空で、見えないと思っていたのですが、東京でも部分日食見た方がたーくさんいましたね

また、TVの悪石島の中継で、空が真っ暗くなるのを見ました。
テレビ画面でもぞくっとして、びっくりしました

夏休みの、この月と太陽の神秘的な贈り物は、日本中の子供たちにもとってもワクワクするものだったでしょう


私も、「私、地球にいるんだなぁ」と、それはそれは、ものすごいエネルギーを毎日与えられているのだととり肌もので感じました。


次に日本で見られる皆既日食は26年後とか。
世界は、日本はどんなになっているのでしょう。

地球にある全ての命あるものが、みんな一緒に生きているのだから、みんなそれを十分知っているのだから、きっと今より平和になっているでしょう。
そう願います。

「みんなみんな生きているんだ友達なんだ」~手のひらを太陽に~











お知らせ:「増田書店おはなし会」

2009年07月22日 | お知らせ
次の日曜日、

7月26日(日)11:00~

増田書店(国立駅南口)おはなし会です(参加費無料)

夏休み!いつもより少しボリュームアップしてお届けします

絵本・語り・歌遊びで、子どもから大人までみんな楽しめるストーリーテリングの世界です。


今月のお誕生会は、7、8月のお友達。

ハッピーハッピーハッピーバースデー~でお祝いしましょう

お話し会で皆さんに会えるのを楽しみにしています




「Sepia」

2009年07月21日 | 創作
     「Sepia」

   0時に空を見上げる
   耳を澄ます時
   この時間が私は好き

   終バスが通りすぎ
   車の音も消えて
   家々の灯りも消えて
   しんとした空気は
   少しひんやりして心地良い

   見上げた空は、薄ぼんやりのグレー
   決して闇にならない
   ここでは決して。

   幾つでも星の輝きを見られれば
   それだけで嬉しい
   星の瞬きの音が聞えるから
   耳を澄ませば
   私だけが覚えてる
   セピアなメロディ

   恋しい想いが溢れてくる
   耳を澄ますと
   心に涙がこぼれる
   耳が恋しい音を覚えてる

   耳恋し
   優しい風
   耳恋し
   優しい声
   耳恋し
   優しい鼓動

   私だけが覚えてる
   セピアなメロディ

           (2009.7.21 典子)



日曜日、ハーモニカの田中光栄さんのライブへ行ってきました。
「Sepia」という曲、大好きです
ブルースハープでの演奏、とても優しく切なく胸に響きます。
メロディは同じでも聴くたびに何か違うのです。
光栄さんの想いも私の想いも、心に描くことは聴くたびに違うからでしょう。


夜、空を見上げていたらこの「Sepia」がふと、耳の奥で聞こえてきました。
空はぼんやりでしたが、気温は肌にちょうど良くて、涼涼。
連休の終わりを告げているような人の気配が感じられない静けさでした。

だからかな。「Sepia」な想いが甦りました




子どもが帰れる場所

2009年07月19日 | 日々徒然
下の娘が卒園した幼稚園の夏の恒例行事「夕涼み会」へ行ってきました。
今年も園から招待状がきたのですが、娘はこれをまだかまだかと待っていて、毎年楽しみにしているのです。

卒園してから三回目の夕涼み会。
「もう三年生なのに、まだ幼稚園の行事に参加したいのかな・・・」なんて少し思っていたところ、娘が、「綿菓子と、スーパーボールね」と何日か前から言いだしたので、
「なるほどスーパーボールすくいがしたいのね。」「まっ、たまには、いいでしょ。」と思いながら今年も出かけたわけです。
お祭りや、イベントでのその類の遊びはちっともやりたがらないのに不思議。

この「夕涼み会」とは、幼稚園の父兄が総出で、綿菓子、かき氷、輪投げ、スーパーボールすくい、ヨーヨーすくいなどの夜店を出し、盆踊りやおみこしなどはりきって園児たちを盛り上げる大きな園行事のひとつです。

一年ぶりに来てみると、受付には、お世話になった事務の先生方が私たち親子の顔を見るなり、「あら~よく来てくれたわね。お久しぶりね、お元気?」と笑顔で迎えてくれ、すっと立っているマリア様の像も優しく微笑んでいて、園庭ではお父さん、お母さんの声も高らかに賑わっていました。
星の形の屋根の変わらぬ園舎、クラスの担任の先生とも久しぶりにご挨拶をし、「大きくなったね」と声をかけられて、恥ずかしそうに嬉しそうに微笑んでいる娘。
やはり、懐かしい、心地良い想いでいっぱいになりました。


そして、1枚50円のチケットを数枚購入し、早速スーパーボールすくい。

 何やらお姉ちゃんがアドバイス!

結果は、
「5個もとれたよ!これとこれは2個一緒にとれたよ。去年は2個しかとれなかったからすごく嬉しい!」と屈託のない本当に嬉しそうな笑顔で、声も張り上げて話すのです。
娘の中では、この一年の成長も自分で楽しみながら確認していたのですね。

満足げな顔で、綿菓子屋さんに並び、チケットを1枚だして買ってきました

娘の綿菓子を見て、あっ
去年と違う!

 割り箸が、麩菓子に

「これは、いいアイデア!全部美味しく食べられるね。割り箸のゴミも出ないし、いいね」

姉は、お隣のポップコーンを、やはり、チケット1枚で買ってきて、これまた嬉しそう。

輪投げの景品でゲットした、星のネックレスを色違いでそれぞれつけて、仲良し歩き。
お姉ちゃんは中学生なのに・・・


子どもたちが安心して遊び、声をだし、はしゃいで踊って、お買い物ごっこが出来て、甘いお菓子が食べられて。
ここで、幼稚園生として過ごしてきた、この温かな見守りの中の小さな世界を、子どもたちがどれほど、嬉しく楽しい幸福な時と感じているのでしょう。
安心して触合い参加できる楽しさは、純粋な子どもたちの心には、私たちには分らないほどの喜びがあるのですね。

今年もたくさんの景品がありましたが、忘れもしないほど、裏方は大変なのでしたね。
リサイクル品を集めたり仕分けしたり、様々な準備を整えたり・・・。
そういえば私も、ヨーヨーをものすごい数作ったのを思い出しました!

お父さんたちが、がんばっていたかき氷屋さん。
昔ながらのあのかき氷機。
氷が柔らかくてとってもおいしかったです
雨が降らずに良かったです。

帰り、歩きながら娘が言っていました。
「ほんとは、あひるが取りたかったんだけど、紙がすぐ破れちゃいそうだから止めたの。でも、来年はもうちょっと取れると思うよ」

来年も、親子で、星のもとへ集いましょ




家庭支援センターおはなし会

2009年07月17日 | おはなし会・語りの会
今日は、小さい子達のおはなし会。
朝のうち、雨が降ったり止んだりのぐずついたお天気で、ベビーカーでの赤ちゃんの姿は見えませんでした

でも、お話し会初参加のお友達が来てくれました。
2歳~4歳のいつもより大きい子達が遊びに来てくれたのです!

始まりの音楽の♪「むすんでひらいて」を笛で吹くと、歌にあわせて、手で振りを付けながら、集まってきてくれました

「こ~のこ どこの子 かっちんこ~」でも
ちゃんと自分でお名前を言えます!
♪「手をつなごう」♪「グーチョキパーで何つくろう」♪「おつかいありさん」♪「きつねがねばけたとさ」
じゃんけん遊びや、手遊び歌も、笑顔で一緒にできてとっても嬉しかったです

そして、久しぶりに、絵本をたくさん読みました。
『もこもこもこ』『ぞうくんのおさんぽ』『とりかえっこ』
『しろくまちゃんのホットケーキ』『まあちゃんのながいかみ』

最後は、ハーモニカで♪「ふるさと」
お母さんたちも声をそろえてやさしく歌ってくれました。

私は、時々この「ふるさと」を吹きます。
とても好きだからというのが一番の理由ですが、このメロディ、歌詞は、やはり日本の歌、日本の響きだと思います。
やさしい風のように温かく響きます。

私が、「子守唄のように歌ってくださいね」というと、一人のお母さんが2歳の女の子を抱き寄せて、メロディに合わせて優しくゆすりました。

少し大きくなったお姉ちゃん、久しぶりの横抱きで、お母さんに寄り添いゆったり嬉しそうに、じっとお母さんの歌を聞いていました

こころのゆりかご。
私にとって、そっと戻れる♪「ふるさと」なのです。

「初めて、子どもに歌った~。いい~歌。」
若いお母さん方からこんな声が聞えました
歌うたび、もっともっと好きになっていくでしょう


次回は8月5日(水)11:00~です。
みなさん、熱中症などには十分気をつけてくださいね。



火曜語りの会  vol.29

2009年07月14日 | おはなし会・語りの会
梅雨明けしましたね

今日は火曜語りの会でした。
メンバーの中で、一番若い20代のお嬢さんが、小学生の頃一番好きだったという絵本を持ってきてくれました。

 『チロヌップのきつね』

リクエストに応えて今日は、この絵本から始めました。
読んでいくうちに、目の前で大きな目を見開いて聞いていた彼女の目からポロポロ涙がこぼれてきました。
たくさんの想いが溢れたのですね。

かわいいきつねの子どもたちの様子が微笑ましく描かれているところから、一変して、悲しい出来事がおこっていきます。
きつねの親子愛、人間と子ぎつねの触合い、きつねざくらに寄せた約束、そして、密猟者への怒りと胸をつく様々な想いが湧き上がります。

読み終えると、彼女がポツリと言いました。
「子どもの頃に覚えのないことがいっぱいあった」と。
目は真っ赤になって、さらにハンカチで目を押さえていました。



そして、宮沢賢治作『鹿踊りのはじまり』。
一本の白い手ぬぐいを、鹿たちが囲んで何やらおかしなことを言い合います。
風の音も、鹿たちの声も、すすき野原、木々たちもみんな美しく楽しく描かれる賢治の世界があります。
ユーモアと素直さ、のびのびとして、愉快で、心の底から笑みがこぼれる作品だと思います。 

今日はまた、賢治の弟、宮沢清六さんの賢治の思い出を書いた文を読み、賢治の生涯を追いました。

すると、賢治の最後の手帳と言われている、賢治手帳のレプリカが手元にあるというのです

 

レプリカと言っても、もう震えてしまうほど、そのものなのです。
賢治の息吹が、ため息が祈りが痛いほど伝わってくる手帳です。
手に取ってみることができ本当に嬉しかったです

世の人々の幸福を念願していた賢治。
賢治の作品は、固い心も砕けてしまうほどの善意と真実の物語です。
言葉の一つ一つを大切に、心にきれいな絵を描いて語っていきたいです





7月のゆうやけ文庫

2009年07月12日 | 日々徒然
櫻井先生の家庭文庫「ゆうやけ文庫」に行ってきました。

始まりは、小さな子どもたちが大好きな手袋人形のうさぎちゃん、からすの子のご挨拶。
小さな子たちは、にこにこ大喜び。
みんな、この子達にも会いに来ているんだなぁと、その屈託のない笑顔と、問いかけるように語り掛ける先生の声に本当にほのぼの気分

『大きな口のかえる』『すずめとねこ』は短いけれど、はっとするような面白いお話。
先生のお話に耳を傾け、子どもたちはけらけら笑っていました

それから、子どもたちに分りやすいように、ジプシーの説明をしてから、
今度はかなり長いお話で、ジプシーの昔話から『十二頭の馬とうき島のむすめ』を語ってくれました。
私は、ジプシーものが大好きなので、ぐんぐんお話しに引き込まれ、
話の展開にワクワクしながら聞き入っていました

このお話は、前に本で読んで知っていたのですが、こうして語ってもらうと、魔法に掛けられた馬が目前にいるような息づかい、固い蹄鉄の重さもずしっと伝わってきます。
ジプシーの美しい愛の心と旅することこそが人生の宝物とする自由な精神を知ることが出来ます。
『人生を旅に捧げている人たち』ジプシー。
物で溢れている今の時代にこそ語り伝えたい尊いお話だと思います。

お話を聞くことは、本当に楽しいです。
1時間はあっという間でした。
でも、心はたっぷり潤った1時間でした。

ギリシャのお土産をいただきました。
こんな素敵な馬の置物です!!

 ギリシャ神話にでてきそう。

形も色も神秘的で、一目で気に入ってしまいました。宝物にします


次回の「ゆうやけ文庫」は8月8日(土)15:00~16:00です。
家庭文庫ならではの、ゆったりとリラックスしたお話し会をぜひ、味わってみてください





生きがいセンターひかりおはなし会 Vol.15

2009年07月09日 | 高齢者の会
今日は、皆さん元気に勢揃い。
女性ばかりの会らしく、明るいおしゃべりいっぱいで賑やかに近況報告から始まりました

 

机には、きれいなくちなしの花が飾られ、とってもいい香りがしました

 いつもきれいなお花をお庭から持ってきてくださいます。

夏の、くちなしの白い花と香りは、ムシムシっとした、どんより気分を涼やかに清めてくれるようで、爽やかな気持ちになりますね。

実家の庭での「くちなしの花」の思い出を話しているうち、父が歌っていた渡さんの「くちなしの花」の話に。
どなたかの♪「い~までは指輪も~」を聞き、
私が、「今日の最初の歌、くちなしの花にしましょうか?歌えるかしら?」というと、みなさんから、「歌えるわよ。流行ったもの~」とニコニコ顔。

初めておはなし会で歌謡曲を歌ってしまいました
しかもアカペラで
ところが私も、この歌を歌った事など一度もないのに、ちゃんと歌詞が入っていて1番歌いきってしまいました
小さい頃、父が歌っていたのを聞いていてくらいなのに・・・。
自分でもびっくりでした
でも、こうして歌ってみると、シンプルな歌詞が想い人をより印象的にさせる良い歌ですね


おはなしは、語り『大工と鬼六』絵本『わたしのぼうし』『泣いた赤鬼』でした。

『泣いた赤鬼』は、いつも7月に語ることが多いです。
やまゆりが咲いている情景がでてきますが、この、白い山ゆりの場面が、私には小さい頃から心に残っている場面で、この物語に香りを添えてくれています。
奥深い山の中、ひっそりと咲く、山ゆりのすくっとたった白は、青鬼の心の色のように感じます。

山桜、山躑躅、山藤、山百合、秋になれば、りんどうや野菊。
昔は、こうして、野道、山道を歩きながら、山野に生える四季を彩る植物を眺め、日常の中で、心和ます時も多かったことでしょう。
物語の中に、里山の風景が出てくると、本当にほっとします。

もうすぐ夏休み。山歩きをゆっくりできる季節ですね。
思い切って計画をたてないとなかなか実現しにくいものです。
海、山、川、高原、湿原、自然に息吹を感じて、良い空気を体に満たしたいですね


『ボヘミアン グレイブヤード』

2009年07月08日 | 日々徒然
二人語りの折、共演した酒井孝宏さんの主宰する「劇団 徒紀の奏」の第3回公演、『ボヘミアン グレイブヤード』(酒井孝宏作・演出)を観てきました。

やはり今回のテーマも、「都会の片隅に漂う人びとが探し求めているもの」であったと思います。
酒井さんらしい作風で落ち着いて観させていただきました。

酒井さんの作品に登場する人物は、時間や環境や社会に流されているようでいて、いつも何かを考え、考え、考えしている人たちです。

酒井さんの作品を観ると、もう、私たちがずっと自問自答している
「私はどこから来てどこへ行くのか」に辿り着き、その問題を考えるのをしばらく忘れている自分に気づきます。

今日の作品のタイトルは『ボヘミアングレイブヤード』(漂流者の墓地)ということで、家族と別れても、思いのままに生きる選択をし、その先に、結果、骨をうずめる土地を探し求めた一人の漁師の男の足跡を追うような話の展開でした。
その人生は、家族と別れ、弧独であっただろうが、詩集を投稿し続け、詩集「ボヘミアングレイブヤード」という形で想いを綴り残したことで、彼の生き様がはっきりと見て取れ、自分が成すべき事と真剣に向き合った男の身勝手には違いないのだけれど、真っ直ぐな静かな戦い、人生を見ることができ、納得のいくものでした。

娘が、結婚を前に、二十年前に別れた父を探すことを、開業したばかりの探偵事務所に依頼するところから始まったこの作品の終わりは、遠い土地で既に亡くなっていた父の墓に、別れた妻と娘が、墓参りをしている様子が目に浮かぶようなものでした。
その墓は、眺めの良い小高い丘の上に、卵形の石をのせただけの、小さな墓。
「墓参り」というのは故人を偲び慰める、故人への慈悲の気持ちで包まれているもの。
そこには、長年つかえていたものへの許しがあり、優しい心の和解も生れたのだと思い、穏やかな気持ちになりました。

まだ、生れてほやほやの「劇団徒紀の奏」。
回を重ねるたびに、若い劇団員の方が育っているのがわかります。
若い劇団を応援していく楽しみは、そんなところを観る楽しみでもあります。

また、この作品のところどころに、ことわざや、詩人や文豪の名が飛び交ったり、作品の話題を盛り込んだユーモアを散りばめていたのが、普段熱弁を聞けるほど、小林秀雄好き、文学好きの酒井さんの一面がでていて、私としては嬉しいことでした。

酒井さん、次もよい作品作ってくださいね!


帰り、夕方の6時半過ぎのこと。
出かける時は、雨が降っていて、ぐずぐずだったのに、あまりにもまぶしい光が私の背を押し、新しいホームが明るく照らされていました。

 静かでした。とても。

ふと、「ここに私がいるのだなぁ」となぜかいつも降りる駅のホームでそう思いました。

♪「探し物はなんですか、見つけにくいものですか~~」とフレーズが浮かんできました。
小さい頃耳にした、いくつかの記憶の歌の歌詞。
ようやく身に覚えがあるようになってきました。


まだまだ探す気です






七夕さま

2009年07月07日 | 日々徒然
今日は、七夕。
日中は暑かったけれど、夕方からそよそよ風が吹き、空気がさらっとしてきてとっても気持ちがよかったです。

夜になると、軒下に飾った七夕飾りは、風に揺られ、バサバサいっていました。

 短冊は飛ばされないように、ぎゅうっと縛り付けました!

七夕の夜に、晴れた夜空を見上げられるのは、本当に久しぶりです。
強かった風のおかげで、雲が掃われ、きれいな星空になりました

七夕物語はとってもロマンティックです。
織姫と彦星が年に一度だけ逢える日。
きっと今宵は、星空を見上げて語り合っている恋人たちもたくさんいることでしょう。
雨が降らなくて良かったぁ

私は、「天の川」「わし座」見上げてはっきり見える「白鳥座」に想いを馳せるのはやっぱり賢治。
『銀河鉄道の夜』です。

私にとって七夕は、ここ何年も賢治の魂の宿っている作品、『銀河鉄道の夜』を見つめる日です。

今月のお話し会(小学5年生以上)では、愛依の風バージョンで60分に脚色したものを語ります。
毎夜、空を眺めています。考えています。
たとえ、全編語ったとしても伝えきれない、賢治の深い想いがつまった作品。
ただ、好きだからだけでは語れない作品です。
だからずっと考えてしまうのです。

学校の授業中、「天の川」の解説から入る冒頭。
私はこのシーンが好きです。
賢治が話しているように思えてきます。

私はこの作品を読みながら、語りながら、耳を澄ますようにしています。
賢治の授業を聞いているように。
賢治の言葉を聞き漏らさないように。

賢治の声を聞いてみたい。
きっとやさしい声をしているだろう。



七夕恒例の、七夕そうめん。
今年は、天の川をイメージなのですが・・・。
そして、アルタイルとベガのつもりが・・・

 お素麺が、くっついて、取り辛そうですね。

でも、ニ、三個氷をちゃちゃっとすると、さらさらほぐれます!
今日の陽気には、ぴったり。
喉越しよくて、美味しかったです

願い事、叶ってほしい